時々金属加工を生業にするお客さまに、店内で使用する道具や備品の製作をお願いしている。
鉄の丸棒を曲げたフックやノブ、大きなものではミシンのプーリーの外側に取り付ける手動ハンドルを現物合わせで作っていただいた事があった。
今回はリベットやスタッズの作業を行うときのアンビル(鉄床)の製作をお願いした。
おおよその寸法を指定してあとはおまかせだったが、筒状の物を作業する時に便利なようにフリーアームのミシン台のような形状にしてある。既製品の鋳物のアンビルでは奥まったところに届きにくく、作業がやり辛かったのだ。分厚い鉄材を溶接で組み合わせてあるので安定感があり、かなり応用範囲は広い。
画像1/出来上がったアンビル。
画像2/奥が長年使っている既製品のアンビル。