昨日の休業日、名古屋市昭和区にある、子供が通っている大学を初めて訪れた。
学祭の最終日で、サークルでやっているという古武道の演武をのぞきにいったのだ。
名鉄電車と地下鉄を乗り継いで八事日赤駅から徒歩数分。話には聞いていたが、かつての山林を切り開いて建てられた学舎は、けっこうきつい傾斜地の上に建っていた。
周辺の開発された街並から一歩校門をくぐると、樹木の多い事に圧倒される。それも元々あったものなのか植林されたものなのかわからないが、とてつもなく大きな木が多い。しばらく行くと、校舎に続く通路の左右には学生による飲食の屋台がずらりと並んでいる。その先に古いコンクリート造の建物が立ち並ぶが、まわりの大きな樹木と一定の調和を保っている。広い敷地内は地形に沿った段差があり、東に少し下るとステージが組まれた発表会の会場がある。一面が芝に覆われ、周辺を囲うように、さまざまな大木が生い茂り、木の葉が色づいて美しい。ベンチに腰掛けると公園の中にいるようで自然環境はとても素晴らしい。近頃は大学も利便性優先で駅前のビルに移転したりしているが、授業の合間にこういう環境を満喫出来るのは贅沢で幸せな事だと思う(それが理解出来るのはもう少し先だろうが…)。
学祭は先週末から開催されており、平日でもあったので父兄はあまり見かけなかったが、周辺にはいくつか大学もあるので外部の学生も来ていたようだ。
対外的な発表の場でもある学祭の出し物は、それぞれに時間をかけて練られたものが多かった。
画像1/通路沿いに設けられた飲食の屋台。学生が積極的に呼び込みをしている。
画像2/一面芝におおわれたグラウンド。この日は天気も良く、紅葉も美しい。
画像3/抜刀の演武。この後の演目では忍者のような鎖鎌を使う学生もいた。
画像4/華やかなチアリーディング。2つのサークルがあり、それぞれ大人数でやっているが、かなりレベルが高い。
画像5/帰りがけに、市役所駅で途中下車して名古屋城にも寄ってみた。晴天だったので天守閣の7階から名古屋の街が一望出来た。