店長日記

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ネームプレート製作中
ネットを通じて九州の方からネームプレート単品のご注文です。
この後乾燥させ、両端をご指定の寸法で裁断します。

価格¥3000(郵便発送の場合、送料80円)

*タテは通常18ミリで裁断していますが、広幅も可能です。価格は変わりません。
*ヨコは100〜120ミリです。
A-2カスタム進行中
A-2の左胸に縫い付けるメンフィスベル(324BOMB)のパッチをひきつづき製作中。
背景のライトブルーを仕上げてから輪郭線を黒で入れ、塗り分けていきます。
学校訪問(+名古屋城見学)
昨日の休業日、名古屋市昭和区にある、子供が通っている大学を初めて訪れた。
学祭の最終日で、サークルでやっているという古武道の演武をのぞきにいったのだ。
名鉄電車と地下鉄を乗り継いで八事日赤駅から徒歩数分。話には聞いていたが、かつての山林を切り開いて建てられた学舎は、けっこうきつい傾斜地の上に建っていた。
周辺の開発された街並から一歩校門をくぐると、樹木の多い事に圧倒される。それも元々あったものなのか植林されたものなのかわからないが、とてつもなく大きな木が多い。しばらく行くと、校舎に続く通路の左右には学生による飲食の屋台がずらりと並んでいる。その先に古いコンクリート造の建物が立ち並ぶが、まわりの大きな樹木と一定の調和を保っている。広い敷地内は地形に沿った段差があり、東に少し下るとステージが組まれた発表会の会場がある。一面が芝に覆われ、周辺を囲うように、さまざまな大木が生い茂り、木の葉が色づいて美しい。ベンチに腰掛けると公園の中にいるようで自然環境はとても素晴らしい。近頃は大学も利便性優先で駅前のビルに移転したりしているが、授業の合間にこういう環境を満喫出来るのは贅沢で幸せな事だと思う(それが理解出来るのはもう少し先だろうが…)。
学祭は先週末から開催されており、平日でもあったので父兄はあまり見かけなかったが、周辺にはいくつか大学もあるので外部の学生も来ていたようだ。
対外的な発表の場でもある学祭の出し物は、それぞれに時間をかけて練られたものが多かった。

画像1/通路沿いに設けられた飲食の屋台。学生が積極的に呼び込みをしている。

画像2/一面芝におおわれたグラウンド。この日は天気も良く、紅葉も美しい。

画像3/抜刀の演武。この後の演目では忍者のような鎖鎌を使う学生もいた。

画像4/華やかなチアリーディング。2つのサークルがあり、それぞれ大人数でやっているが、かなりレベルが高い。

画像5/帰りがけに、市役所駅で途中下車して名古屋城にも寄ってみた。晴天だったので天守閣の7階から名古屋の街が一望出来た。
パッチ縫い付け
静岡の方からご依頼いただき、無地のG-1の両胸、両腕、背中心にも刺繍パッチを縫い付けます。
背中心は裏地とともに内部に入っているゴムも縫い留める亊になります。
G-1やWEPは袖の運動量を確保する為に後ろ身頃にプリーツが付いています。そして左右のプリーツの奥は広幅のゴムで連結され、それが伸び縮みすることででプリーツが開いたり閉じたりするようになっています。今回は背中心に小さめのパッチ一つだけなのでたいして影響がありませんが、プリーツの近くにパッチを配して縫い留めてしまうと、A-2と同じようなプリーツなしの状態になり、多少運動性能が落ちることになります。

画像1/第3空母に搭乗する着艦信号士官用パッチ。TRUST MEってどっかで聞いたような…。
本日の修理品
作業スペースがなかったためにしばらく放置状態だったデニムの修理に取りかかっています。
シュガーケーンが短期間販売したファスナー開きのストレート。地厚でしっかりした生地ですが、長年の使用で膝が抜け、穴があいています。
いつもの手順で脇を割り、当て布した上でステッチでおさえこんでやります。

画像1/濃色からのメリハリの効いた色落ち。

画像2/当て布はタテ15センチ程。

画像3/穴の位置は細かく叩き、周りは間隔を空けてステッチ。

画像4/脇を閉じて作業完了。
A-2カスタム進行中
左胸に縫い付けるメンフィスベル(324BOMB)のパッチを製作中。

画像1/円形にカットしたヌメ革を適度の厚みに漉いた後、下描き。

画像2/まずは背景から、大まかに色をのせていきます。
スタッズベルト完成
今回ご注文いただいたのは30インチで、革帯はヌメを使用します。
あらかじめ燻しておいた真鍮のスタッズをランダムに打ち込んでいき、ポイント部分のカラーのスタッズは5箇所すべて異なる色を使用しました。
ヌメ革の色変化も楽しみな一本です。

参考価格/15000円
A-2カスタム進行中
無地のA-2にパッチとネームプレートを製作して縫い付けします。
第8空章はつくり置きしてあったペイント仕上げのもの。スコードロンパッチは映画にもなったメンフィスベル(324BOMB)のデザインでペイントします。
ビュイック始末記(幌編その参)
2001年の暮れに海外通販で購入してD.I.Yで張り替えしたソフトトップは、スクリーンに一箇所小穴があいている。
幌を手動開閉していたときに畳み皺が出来、皺の頂点に小さく切れ目が入ってしまったのだ。仕方がないのでステッカーを貼ってごまかす事にし、円形のMAC TOOLのステッカーを貼り、内側からは同径に切ったカッティングシートをピッタリと貼った。
この応急的な処置はかなり保ちが良く、結局10年以上これで凌いできたのだ。さすがに外側のステッカーは上部が剥がれ始め、埃が入って汚いので、同じもので張り替える事にした。カー用品店では今でも同じステッカーが売られている。
ちなみにMAC TOOLを使った事は一度も無い。

画像3/古くなったステッカーを剥がし、汚れを除去した状態。内側から貼ったシートは完全に密着して穴を塞いでいる。

画像4/新しく用意したステッカー。

画像5/貼り替え完了。
ベルトサイズ詰め…つづき
今週もいろいろな案件を同時に進めているので、道具とスペースと納期の関係で作業が前後しております。

画像1/薄く中抜きしたバックル留めの部分に水分を含ませて曲げ、固定して癖付け。

画像2/スナップボタン用の穴開け。剣先にもバックルピンが収まる穴を開ける。

画像3/スナップボタン打ち込み。

画像4、5/完成したベルトにバックルを取り付けた状態。
スタッズベルト鋭意製作中
定番展開しているフローラルパターンのスタッズベルト。
ご要望により、色焼けしたスタッズをアトランダムに散らして打ち込んでいきます。
以前は、主にシルバー製品の燻しに使用する硫黄の溶液が市販されており、真鍮も手軽に黒染めすることが出来ましたが、その溶液が硫化水素自殺に流用されたため、現在は販売されなくなってしまいました。
今回はロウ付け用のバーナーで炙って酸化させたものを使用します。
本日のニュースより
菅元首相、みのもんた氏降板に「原子力ムラの陰謀…私も被害者」

民主党の菅直人元首相は、26日付の自らのブログで、次男が窃盗容疑などで逮捕(処分保留で釈放)されたタレント、みのもんた氏が報道番組のキャスターを降板したことについて「原子力ムラ」の陰謀説があると紹介、自分も原子力ムラの被害者だとする内容を展開した。ブログでは、原子力ムラはマスコミに対して広告料を通じて「自分に批判的な報道に圧力をかけてきたことは知っている」と明記、「みの氏は原発問題で東京電力と安倍晋三首相を厳しく批判していた」ことから陰謀の可能性を指摘した。平成23年の福島第1原発事故で「菅氏が1号機への海水注入の中止を指示した」と報道されたことも、退陣に追い込むための原子力ムラが流したウソの情報と断じた。
(以上引用)

原子力ムラの陰謀?……W

バ〜カ!バ〜カ!
でも、復権のためなら何でも利用しようという薄汚い根性が、菅直人らしくてなんだか微笑ましい。
ベルトサイズ詰め
今回は海外旅行で購入されたベルトの長さを詰め、ウエスタンバックルを取り付けたいというご要望でしたが、素材的な問題もあって手間取っています。
ベルト本体は38ミリ幅で、もともとドレス系のクリップ式のバックルが取り付けられていました。
一見本物のクロコダイルのようで、お客様もそのつもりで購入されたようですが、実は動物の革をエンボス加工したフェイクです。クラウン(ワニの背中の突起部分)もリアルに再現されていますが、プラスチックの芯材を入れて形をつけてあります。バックル付け部分をスナップ留めとするため、カットした先端を薄く漉いて折り返す必要があります。しかし一枚革ではなく、裏張りしてコバステッチで縫い合わせてあるため、革漉きは使えません。縫い目を解いて、折り返し部分を手作業で漉いていきます。

画像1/バックル側を15センチ程カットする。クラウン部分は芯が堅くて革包丁で落とすのがやっと。

画像2/コバの縫い合わせを解くと、厚みを出すためのスポンジ材がインサートされている。裏地は合成皮革。

画像3/革剥ぎでスポンジ材を剥ぎ落とした状態。

画像4/薄くなった先端をコの字に再縫製。

本日の作業はここまで。
台風一過
さわやかな秋の一日、正面扉を開けて営業中。
入店してゆっくり店内を巡回する黒猫(注・当店の飼い猫 にあらず)。
本日の修理品
10数年使い続けてヨレヨレ状態のファニーのビルフォード。
もう少しお使いになりたいとのことで、押しつぶされて破損したバネホックを新品交換します。

画像1/ポケットに差したまま仕事でお使いになっているので、ずいぶん消耗しています。

画像2/クラウンのバネホックを使用。メス側の二の字のバネが破損している。

画像3/上下共新品にて打ち替え、修理完了。
名著であるため、ご紹介
『永遠の0』 百田尚樹著 講談社文庫

読了した後にじわっと余韻が残るような作品というのはそうそう無い。
遅まきながらこのベストセラーを文庫本で読んでみた率直な感想。
0(ゼロ)とは海軍零式戦闘機のこと。物語りは、この零戦の搭乗員として終戦直前に特攻で戦死した祖父のことを調べ始めた孫の姉弟を軸に進んでいく。
かつての祖父の戦友達を訪ね歩くたびに、全く顔も知らぬ祖父が、少しずつ現実的な存在となってくる。前線で、仲間に誹られながらも、「絶対に生きて帰る」と公言して憚らなかった祖父が、なぜ生還する可能性の無い特攻要員となったのか。
フィクションとはいえ史実に沿った内容で、登場人物ひとりひとりの視点で戦中、戦後の日本を巧みに語らせている。
戦後民主主義の中で失われたかつての日本人の価値観、自己犠牲の精神が胸を衝く。
本書では登場人物の言葉で当時の官僚機構の理不尽さに徹底批判を加えている。又、現代において神風特攻隊を「テロリスト」と切り捨てる偽善的な新聞記者(アサヒ?)を登場させる事で、戦時中は戦意高揚記事を書き、戦後一転して平和主義を唱えて世論をミスリードし続けるマスコミ批判も盛り込まれている。
日本人の心の琴線に触れる、お勧めの名著。
年末にはこれを原作にした映画も公開されるが、映像化したものがどんな仕上がりになるのか楽しみでもある。
ネームプレート製作中
今回はバズリクソンズのB-6に縫い付けて納品です。
お客様のご要望でタテ15ミリにて製作しました。この後両端を裁断し、下穴をあけた上で縫い付けを行います。

価格¥3000(ジャケットご購入の場合は縫い付け工賃は無料)

*タテは通常18ミリで裁断していますが、広幅も可能です。価格は変わりません。
*ヨコは100〜120ミリです。
本日のニュースより
尖閣・竹島で動画配信=外務省

外務省は、沖縄県・尖閣諸島と島根県・竹島が日本固有の領土であることを内外に理解してもらうための動画を初めて作成し、インターネット動画サイト「ユーチューブ」に掲載し始めた。領土に関する対外広報戦略の一環。再生回数は23日までの1週間で、合わせて12万件を超えた。
動画は中国が領有権を主張する尖閣諸島と、韓国が実効支配する竹島の歴史的経緯について、音声や写真などで説明している。音声は日本語だけだが、来週以降、英語や中国語、韓国語、スペイン語、アラビア語など10の言語に順次翻訳する。
今後は、ロシアと交渉中の北方領土や、韓国が「東海」と主張している日本海の呼称についても、日本の立場をアピールする動画を作成し海外広報に努める。
(以上引用)

外務省が国益にかなった本来の仕事をしている。
…実に珍しい。
動画では江戸時代まで遡って竹島が日本の一部になった経緯を解説していて、わかりやすい。各国語に翻訳したものが、「正式な日本政府の主張」として広がっていくことは重要だ。
今まで無為無策だった分をせいぜい挽回してもらいたい。
私の道具達
20年以上も使っていた鉄製のスチームアイロンをついに買い替える事にした。
構造が単純で長持ちしたが、ついに内部にサビが回ってしまったようだ。
新しく購入したのは職業用ではなく、近所の家電屋に並んでいたTOSHIBAの家庭用アイロン。テフロン加工されたプレス面とプラスチックボディでとても軽量。たぶん長時間の使用には耐えられないが、縫製作業の合間におこなうような部分的なプレスには充分だと思われる。
さっそく今日の作業から使ってみようと思う。