店長日記

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ここのところ安直に車で訪れることが多かった三ケ根山だったが、来週火曜日の殉国七士廟参拝では、最寄り駅から歩いて山頂を目指す。
三ケ根山正参道ツアーの再開である。
あらたに元自衛隊レンジャー隊員のお客様も参加予定で、より先鋭化した、わかりやすい右寄りのチーム編成になった。
当日、山道には軍靴の響きとともに、HさんのIphoneから流れる昭和の名曲『麦と兵隊』がこだまするかもしれない。

え〜ここで、少しマジメに、この参拝の意義を整理してみると、以下のようなところである。

殉国七士廟には戦勝国の報復裁判でA級戦犯とされた東条大将以下七人の戦争指導者のご遺骨が眠っている。これは埋葬を許可しなかった米軍から有志が奪還し、紆余曲折を経てここに安置される事になった。この七人のA級戦犯とされた方々は靖国神社に合祀されているが、それについて中・韓がバカ丸出しの言いがかりをつけているのは周知のとおりである。
日本は戦勝国の裁定を受け入れざるを得ず、そこから戦後体制は出発したが、何もかも日本が悪いといった自虐史観からはいい加減に脱却すべきであると考える。
残念ながら殉国七士廟の存在は、地元の人にすらあまり知られておらず、管理する自治体も持て余し気味で、ほとんど関わるのを避けているような感じすら受ける。無為徒食が職業の地方公務員らしい事なかれ対応である。殉国七士廟の存在自体が許せないといったような「平和主義者」からの圧力もあるようだ。
それなら尚のこと、有志で廟を訪れ、民族の意志を表すのは当然かつ重要な意味がある。
そしてあらゆる機会にそれを発信して、多くの人に感心を持ってもらおうということである。
その中で、気軽にドライブがてらでも、足を向けてみようという人が出てくれば良いと思っているのだ。
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ちょっと付け加えれば、戦争指導者に指導責任があったのは自明だが、それは戦勝国ではなく、日本人が総括すべきことである。歴史は修正できないが、戦勝国の史観ではなく、日本人自身の歴史観が必要である。アメリカは現在同盟国だが、日本が自国の歴史を取り戻すことについては一歩も譲る必要は無いと考えている。
本日の修理品/フルカウント他
たまっているデニムの修理作業もせっせとこなしております。

画像2/まだ色味の残ったフルカウントの製品。股ぐり部分がパンクしかかっているので内側をコットンテープで補強します。

画像3/先週修理したものとは別のドゥニームXX。裾線が解れているのをタタキで補修。
スタッズベルト淡々と製作中
スタッズベルトの卸売りにちょっと力を入れてみようかしらと思ったのは、昨年末に某商社から話があったから。
年初に、そこの展示会にサンプルを出品してあたりを見てみたのだが、さすが全国に販売網を持っているだけあって、すぐに反応 が返ってきた。
正直、ここの営業力を舐めていたかもしれない(今まで長い間、ぞんざいな扱いをしてすみませんでした^_^;)。
先週末も、まとめてバックオーダーをもらったものの、もうすでに当店の対応能力では一杯一杯になっている。手作業でこなす仕事は、納期との兼ね合いもあるので、受注調整が難しい。卸売りを始めておいて言うのもなんだが、あまりいっぺんに請け負っても、仕上げまでの長期間作業スペースを取るうえに、それ以外の業務ができなくなってしまう。細かい作業で集中力の持続も大変なので、この先は適当なところで受注をセーブしなければとおもっている。
こんなときこそビジネスチャーンス!スタッフを増員して拡販するぜっ!
…とはまったく考えて いない。
こういう仕事は、淡々と出来る範囲で対応して、細く、長く続いていくのが最も望ましいのだ。
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そんな訳で、三連休も作業台はベルト資材が占拠して散らかっておりますが、いつもどおり販売商品の修理には即応しております。
どうぞお気軽にお持ちください。
パッチ縫い付け/A-2
こちらは初期のマッコイズのA-2。
パッチは社外品の手描きのもので、ジャケット共々関東のお客様からの持ち込み品です。
今回は縫い付けだけを承りました。
パッチ縫い付け/L-2
先日仕上がった549thパッチの縫い付け作業。
L-2はお客様が沢山お持ちになっているフライトジャケットの中の一着。
変形パッチの端をカットする際には、ミシンでの縫い付けも考慮に入れてあります。
本日の修理品/ドゥニームXX
オリゾンティ時代のドゥニーム・ダブルエックス。
愛好家の中では最も評価の高いジーンズのひとつです。
今回の修理箇所は上前立ての破れで、あまり対応したことの無いケースです。比翼部分のボタンホールはしっかりしていますが、それを覆う前立てが破れてボタンが顔を覗かせている状態。
前立てに裏張りしてタタキで処理しますが、ミシンが入らないので、二本のステッチで留められている比翼部分を解体した上で作業します。

画像1/ビフォー。

画像2/二本の並行ステッチをはずして比翼(ボタンホール)と分離する。

画像3/前立ての穴を裏張りしてタタキで塞ぐ。

画像4/前立てと比翼を二本の並行ステッチで留め直して修理完了。
21年目のバズリクソンズ
本日は東洋エンタープライズの古参社員で、弊社を担当する野崎さんがご来店。
「慰安婦問題」に関する河野談話の見直しを求める署名用紙に記名するためと、ついでにバズリクソンズの秋冬の企画書を持参して商談するため。この冬展開するフライトジャケットのラインナップが出揃うのはこの時期。今年でブランド創立21年目になる。
これだけ息が長く、顧客の年代の幅が広いブランドはそう多くはない。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ501
作業途中だった501のポケット修理の続き。

画像1/上端の閂止めあたりまで取り外したポケットに、同じ501の端切れを裏から仮止め。穴の周辺は生地が伸びきっているため、プレスでしっかり平面を出し、穴の周囲をミシンでたたいて補強。

画像2/タタキを終えた状態。この後当て布の周囲を切り揃える。

画像3/ポケット外回りを見頃に縫い付けて作業完了。
スコードロンパッチ完成
549thのスコードロンパッチは着色を進め、最後に外周りをカットして完成。
背景部分はヌメ革の素地のままで、アメ色に変化していきます。

画像1/おおよそ着色を終えたところ。

画像2/今回は黒い縁取りをやや強めに入れて仕上げ。粗断ちのままだった外周りをカットして完成。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ501
一般に66モデルと呼ばれる70年前後のスモールe、耳付き、ポリ糸縫製の501。
当方が古着商を始めた当初はまだ流通量も多く、コンディションの良いモノが沢山残っていました。5800円で販売していましたが、じきに高騰して10000円を越えるようになり、数年のうちに現地からはほとんど入ってこなくなりました。現在国内で流通しているものも多くは、以前に日本に輸入されたものがグルグル回っているのだと思います。
お客様はファニーのライダースウォレットをご愛用で、そのせいもあって右のヒップポケットが大穴になっています。全面的に裏張りしますが、上端の閂止めあたりまでポケットを取り外して作業を行います。
カケツギに使うミシンが別の作業でふさがっているので、とりあえず今日のところは段取りまで…。
ネームプレート製作・縫い付け
以前にCBI仕様でパッチを取り付けたB-15。
今回はネームプレートを追加製作しました。
刻印したばかりのヌメ革は白っぽいですが、次第にアメ色に変わっていきます。
スコードロンパッチ鋭意製作中
今回、常滑市のお客様からご注文いただいたのは549thのパッチ。
外回りが爆弾に乗るサタンのラインに沿った変形パッチです。
ヌメ革にペイントしていきますが、背景部分は着色せず、ヌメ革のままで仕上げる予定。

画像1/粗断ちの状態で下絵の描き込み。

画像2/外回りは粗断ちのままペイントし、最後にカットします。
スタッズベルト引き渡し
数日前の寒さはどこへやら、一転して春の陽気。
卸売りのスタッズベルトはせっせと作った甲斐もあってリオーダーいただいており、今日の夕方に引き渡し&新柄の打ち合わせで商社が来店予定。納期をキッチリ守る当店としては、月曜日の時点で仕上げてあったが、昨日(休業日)の朝、一本追加注文がひっそりとメールで入っていた。
仕方がないので超特急で一本追加製作。
本日の修理品/ファニー ビルフォード
道路に落とした拍子に車に轢かれ、金属パーツが破損したビルフォード。
通常、ほとんど交換することのないスタッド(スナップのオス)や、内側コインポケットのキャップもすべて潰れているので、取り外して新品交換します。

画像1、2/金属パーツが変形したファニーのビルフォードと交換用の内外パーツ。

画像3/作業完了。右下は取り外したパーツ類。
私の道具達
自動巻の時計の中で、一番使用頻度が高いのがこのオイスターパーペチュアルだが、今日、田原市からおこしになったお客様が全く同じモデルを使っておられた。
オイスターパーペチュアルは生産数が多いが、ベゼルにエンジンターンが入ったものはそう多くないと思う。お客様も他人が付けているのを初めて見たとおっしゃっていた。
ちなみにロレックスはサブマリーナも持っているが、大きくて収まりが良くないので、あまり使っていない。
本日のニュースより
河野談話見直さず=検証作業は実施—菅官房長官

菅義偉官房長官は10日午前の記者会見で、従軍慰安婦制度への旧日本軍の関与を認めた河野洋平官房長官談話について「見直すことは考えていない」と明言した。韓国への配慮を示した形だが、政府による見直しを期待する日本維新の会などから反発が出そうだ。
菅長官は、談話の基となった元慰安婦とされる女性の証言内容をめぐる検証作業に関して「(韓国との)擦り合わせが行われたのではないかとの証言があったので極秘チームで行っていく。国会から要請があれば(結果を)提出する」との考えを重ねて示した。
(以上引用)

調査の結果、元慰安婦と称する人達の発言が覆されても、「見直すことは考えていない」と言うつもりなのだろうか。大体、なぜ極秘チームで検証する必要があるのか。人選の段階から調査の過程もすべて公にして進めていけば良いと思うのだが…。
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当店では、今回の維新の会による河野談話の見直しを政府に求める国民運動(署名活動)に協力しようということで、趣旨にご賛同いただける方には店頭で署名をお願いしています。署名は3月末に杉田議員を通じ、安倍首相に届けられます。
画像は署名に協力してくれた元スタッフのS君。
パッチ縫い付け/コットンギャバワークシャツ
コンディションの良いワークシャツは米軍放出品と思われるビンテージ品。
左腕に縫い付ける第15空章も年代物のようです。
関東のビンテージコレクターのお客様の依頼です。
…それにしても、強風で雪模様の今日は寒い。
パッチ縫い付け/モーターサイクルベスト
ミーティング先で購入する刺繍パッチはバイカーの遠征史。
それらを一枚のベストに順に縫い付けていく作業を度々承っております。
今回は3枚縫い付けましたが、数年のうちには隙間が埋まってしまいそうな状態。
B-15Cカスタム完成
バックペイントの仕上がったB-15C。
3月とはいえ、昨日も雪がちらつくような厳しい寒さが続いており、まだしばらくは着用していただけることでしょう。
シザーケース完成
先月末に途中まで製作して、中断していた自前のシザーケースをやっと完成させた。

画像1/シニューを使って手縫いでコバ仕上げ。持ち出しの部分は裏に回り込んでワンウェイスナップで留められるようにした。外回りを縫う前にスナップは打ち付けてある。

画像2/裁ち鋏が収まるホルスター部分を縫い合わせて完成。手縫いの場合は縫った後、ヘラで軽くステッチの上を押さえ込むと見栄えが良くなる。

画像3/完成したケースと長年使用している裁ち鋏。

画像4/同じ素材のベルトに装着するとガンベルトのよう。スタッズを配した派手な仕上りは、歌うカウボーイことロイ・ロジャースのスタイルをリスペクト?