店長日記

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ザ・サンダルマン+スタッズ
アメリカ西海岸発のプレミアムブランド「THE SANDALMAN」。
たかがサンダルなれど、アッパーには上質のレザーを贅沢に使用し、ビブラムソールを組み合わせた高級サンダル。
懇意にしているインポーターが輸入している商材で、これはダブルバックルと呼ばれるタイプ。
これから先方と打ち合わせしてデザインを決め、スタッズで意匠する。
エアフォースパッチ製作
薄く漉いたヌメ革をベースに手描きのエアフォースパッチを製作。
表面が乾いたら、馬革のトリミングを取り付けて完成。
今回はB-10に取り付けますが、A-2からB-15系まで、フライトジャケット全般に取り付け出来ます。
ボビンケースもDIYで
ミシン台周辺の作業スペースが手狭なので、少しでも空間を利用出来るようミシン台の下にボビンケースを設置してみた。
ボビンには、地縫いミシンに使用するチーズ巻きの上糸から取り出した下糸が巻かれている。利用頻度が高いボビンはミシン台の上のマグネットトレーに30個ほどくっついているが、それ以外に30種くらいの糸をセットしたボビンがあり、それらを種類別に整理して収納しておきたい。
利用したのは高さ6センチくらいのジャムの空き瓶で、上蓋をミシン台の下側にコーススレッドで留め、瓶の中にボビンを収納出来るようにした。
これなら上糸交換に合わせ、下糸のボビンをすぐに選択出来るし、どこかに転がっていって紛失する事も無いので管理も楽である。
パッチ縫い付け/MA-1
左右見頃や両腕に複数取り付けをおこないます。

画像1/まずは先週製作したコットンのネームと、その下にはパッチ脱着用のベルクロ。

画像2/左腕にエアフォースマーク。
スタッズバッグ完成
以前エンジニアブーツのシャフト部分に施工するため、鍛冶屋のお客様につくっていただいた鉄床を利用してスタッズを打ち込んでいきます。

画像1/ビフォー。

画像2/現物合わせで製作した雛形に基づいてスタッズを打ち込み。

画像3/裏側の爪の仕上り。

画像4/アフター。
本日のニュースより
世界遺産登録 展示の文言、火種は残る 「強制性」記述、検討これから

ドイツで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で5日、世界文化遺産への登録が決定した「明治日本の産業革命遺産」。審査の場で、日本政府は、韓国側が主張する一部施設での朝鮮半島出身者の「強制徴用」をめぐり、犠牲を記憶するための施設を設ける考えを表明した。具体的な展示の文言が今後の焦点となるが、表現次第では韓国側が再び強硬姿勢を打ち出してくる可能性もある。
(以上引用)

完全な外交の敗北。
負の文化遺産として、絶対に将来に禍根を残す。
嘘をつくことが交渉術だと思っている人種を相手にうかうかと騙し討ちされ、外務省の役人は学習能力が無いのだろうか?
スタッズバッグ製作
先週店頭で受注したスタッズのカスタム。
ベースはケイシイズの小ぶりなショルダーポーチ。製品として出来上がっているものにスタッズを打ち込む場合、裏当てを差し込んでジグできちんと固定出来るかどうかが問題になります。言い換えればその範囲内でしか加工は出来ません。
ロゴはお客様にご指定いただいているので、大きさと字間を考えて雛形を製作します。
水草って急成長するんですね^_^; 
昨年暮れから常滑焼きの壷とセットで貰い受けたメダカを飼っているが、5月に近くの園芸屋で水草を3束買って入れておいた。
その時点ではちょっと少ないかなと思ったのだが、その後爆発的に成長して、今や壷からはみ出しそうな勢い。肝心のメダカの生存確認も出来ないくらいなので、ごっそり間引いて水面が出るようにした。
以前に土を敷いたせいか、水は濁ってなくて透明度が高い(大量発生しているタニシのおかげ?)。
黒メダカと緋メダカが三匹ずつと、産まれて間もない米粒くらいの黒メダカ数匹を確認。

画像4/時々当店のウッドデッキでツメ磨ぎしていく近隣の猫(首輪付き)。
本日の修理品/スタイルアイズ ボーリングシャツ
20年くらい前?に販売した東洋エンタープライズ・スタイルアイズのボーリングシャツ。
後ろ身頃のアクションプリーツの奥がパンクしているのをリペアします。深いプリーツは腕を前に振った時の運動性を上げるためで、ボーリングシャツ特有のディテール。
レーヨン素材に合わせ細い針をセットし、縫製糸も細いものを使用します。

画像1、2/ビフォー。

画像3/裏側は状態が悪く、生地端のロックミシンが滑脱して縫い代が無くなっている状態。

画像4/アフター。
ネームプレート製作
次回のフライトジャケットのカスタムはMA-1がベース。
パッチ類と共に縫い付けるコットンテープに、指定のロゴを印字しておきます。
アイロンで定着させた印字は、水に当たっても染み出すことはありません。
エアフォースパッチ鋭意製作中
定番商品として展開しているエアフォースの刺繍パッチは、ホースハイドでトリミングを付けたものが一番引き合いがある。
そろそろ在庫が薄くなってきたので、まとめてつくり置きする事にした。
トリミングを打ち抜くための巨大なポンチは、刃物職人の手によるワンオフもの。
店内の作業台に樹脂の下敷きを引き、1,3kgのハンマーを振るって一枚ずつ打ち抜いている。

画像1/希少なホースハイドは革工房エル・パソさんからのご提供。

画像2/出来るだけロスが出ないように型入れしていくが、馬革は牛革に比べ傷が多く、使えないところも多い。馬の方が活動的だから体に傷が多いと言われている。革は面積を1デシ(10センチ×10センチ)で割って価格を算出する。傷の有無はあまり価格に影響しない。

画像3、4/出来上がったトリミングを刺繍パッチに乗せ、コバ縫いして完成。
アクメ・サンダラー ホイッスル
原材料の高騰や円安により、このところ定番商品の値上げが続いておりますが、値上げ率でいくとダントツなのが、このバズリクソンズの真鍮ホイッスル。
英国の伝統あるメーカー「アクメ社」に別注した商品で、アクメ社は各種スポーツ競技の審判が使用するホイッスルの製造メーカーでもあります。従来2900円(税別)で販売しておりましたが、今回入荷分よりイキナリの4900円(税別)となっております。
それにしてもこの極端な値上げ幅。
もう少し段階的に上げられなかったもんでしょうか…。
梅雨の三ヶ根山・殉国七士廟再訪
昨日の休業日、いつもは有志と連れ立ってJR駅から徒歩で登る、三ケ根山山頂にジムニーで行ってみた。
ドライブシャフトが折れて重体となったビュイックの代わりに、日々活躍するジムニーJA11だが、近場をチョロチョロと走るのみで、遠乗りをしたことは一度もない。内外装も仕上がった事だし、知多半島から海底トンネルで西三河に抜け、三ケ根山を目指す。今の時期、山頂に至る三ケ根山スカイライン沿いは紫陽花の見頃でもある。
本来の操縦性を発揮するのにもちょうど良いドライブコース。

画像1/スカイラインに入ると、道沿いには満開の紫陽花。山頂までずっと続く。

画像2/山頂の路側帯から見た蒲郡側の風景。

画像3/殉国七士廟入り口にある、岸信介元首相の揮毫による巨大な石柱。

画像4/ボランティアの方々の手で、美しく管理されている廟の周辺。廟の案内人、Iさんのお話では、この(所謂)A級戦犯として処刑された方々の廟には、幾人かの国会議員も参拝しているとのこと。しかし公にするとマスコミに叩かれるのがわかりきっているので、あえて公表していない様子。

画像5/Iさんの休憩所前では沢山の猫が屯する。無責任な飼い主が山に捨てていった猫をIさんが世話している。

画像6/昼食にはお蕎麦をいただいた。突き合わせも美味しい。
エンブレム塗装
レギュレーターハンドルの塗装の下地として吹き付けた「染めQ」のプライマーは、ステンレスや亜鉛メッキにも使用出来るとなっている。
それなら真空蒸着メッキの上にも塗れるだろうという事で、グリル中央の『S』のエンブレムを塗り替えてみた。やっぱりMB仕様にするからには、キラキラ光るパーツが残っていてはいけないような気がするのだ。
もうメッキが残っているのはマフラーエンドくらいだが、耐熱塗料は持ち合わせがないのでお預けとしよう。

画像1/ビフォー。

画像2/フロントグリルに二本ピンの差し込みと、両面テープで留められているのを慎重に取り外す。

画像3/念のため、800番のペーパーで表面を軽く足付けして「染めQ・ミッチャクロン」を吹き付け。乾燥後に、半ツヤ黒の塗料を重ね吹き。

画像4/アフター。
緑化計画進行中
梅雨入り前に剪定予定だった外壁周りの蔦が放置状態だったのだが、今朝、脚立をかけて手入れをおこなった。
植えてから10年以上は足踏み状態で、たいして伸びなかったので剪定の必要も無かったが、ここ数年でなぜか爆発的に伸び出した。3年前の撮影画像を見ると、まだ軒下まで枝先が届いていないぐらいなのだが、今は壁面のタイルを覆い尽くし、軒下に枝を這わせている。
ここまできたら、美観を維持するためにも定期的に剪定せねばなるまい。

画像1/ビフォー。

画像2/裁ち落とした枝先でたちまち袋一杯。

画像3/アフター。画像で見るとあんまり変わらないな…。
内装張り替え
ウインドカバー用にネットで買ったカモフラ生地の余りで、JA11のドア内側パネルを張り替えてみた。
張り替えといっても、元のチープなビニール材を剥がさずに、上に重ねて貼っただけなので、大して手間はかからない。
簡単な工具があれば短時間で出来る作業。

画像1、2/ビフォー。

画像3/取り外したパネルに生地を貼り、必要な穴をあける。

画像4、5/アフター。
本日のニュースより
安保法制 足を引っ張る安倍応援団 身内からも抗議の声 肩落とす木原氏ら

「安倍政権の応援団が後ろから鉄砲を撃っている状態と言われても、仕方がない」。自民党の若手議員らが立ち上げた勉強会「文化芸術懇話会」の代表を務める木原稔衆院議員は26日、記者団にこう漏らして肩を落とした。懇話会初会合に講師として招いた作家の百田尚樹氏の発言などを野党が問題視し、この日は衆院平和安全法制特別委員会が紛糾。木原氏は、身内の自民党議員からも抗議を受けるはめになった。
(以上引用)

沖縄二紙の論調は、ネットで読んだ限りではあきらかに偏向しており、本土との分離を画策しているようにすら受け取れる。
支那が食指を伸ばしている現状では外患誘致にもつながりかねず、百田氏はそのことを踏まえて偏向報道を指摘しただけでは?
いちいち揚げ足を取って問題化させるほうが言論弾圧ではないのか。
コースター製作
今月中に納品予定のレザー小物は追い込みの段階。
マウスパッドとキーホルダーは必要数を製作し終え、残りのコースターを製作中。これも5月にファーストサンプルを作った時には手裁断だったが、今回は工場のプレスで金型裁断。同じ革厚でも、プレスで裁ち落とした方はコバが薄く仕上がっている。手でカットして曲線を出すのは難しいが、これなら一発で美しいラインが出る。
当店でスタッズを打った後は、靴の工場で裏にラバーソールを貼る予定。

画像/右側が手裁断のファーストサンプル。
レギュレーターハンドル塗装
JA11のウインドカバーを作るためにネットで買ったカモフラ生地はまだ相当余っている。
そこでドアの内張りも、これを使って張り替えてしまうことにした。
と、そのついでに、経年で白ボケしたウインドレギュレーターのハンドルを塗り直す事にした。
どうせ内張りのパネルを取り外す前に、このパーツを外さなければいけないのだ。樹脂パーツには専用のプライマーがあり、今回使用したのは「染めQ」の製品。下地の足付けも不要で、高い密着性が得られるというふれこみ。上塗りには黒の半ツヤアクリルスプレーを使用した。
本日の修理品/ファニー タバコケース
お買い上げいただいたのは15年ほど前。
現在はカタログ落ちしていますが、当時はこのタイプがタバコケースの主流でした。昨今はタバコを吸う人も減り、タバコケースやジッポーケースの流通量も減ってきております。
底の一隅が糸切れをおこして口を開けているので、手縫いで元の穴を拾ってサドルステッチで補修します。
機械で縫い直すと同じ穴を拾うのが難しく、余計な穴を開けて強度が落ちることがあるのです。またミシンステッチよりも、手縫いで2本の糸を交互に渡すサドルステッチの方がより強度があります。

画像1、2/ビフォー。元色はタンのブライドルレザー。

画像3/8番糸を使用。

画像4、5/アフター。コロニルで艶出しして仕上げ。