店長日記

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ネオンサイン、リボーン!
先週、スイッチの故障(引き込み部分が根元から千切れた)で、使用不能になっていたネオンサイン。
たまたまご来店の電気工事業のお客様にご相談したところ、本体のトランスは簡単に分解できないそうで、スイッチの配線を引っ張り出して直結し、別のスイッチを付けた方が良いということだった。
ついでに当店にあった半田ごてや工具類で繋ぎ直してくださったので、プロの手際であっさり修理完了。
カバーを元通り取り付けて、店頭に設置。

画像1/阿久比町の雷工電設の社長さん。25年超のお付き合い。
コロニル・シュプリーム
昔当店がペンドルトンの取り扱いをしていた頃にお買い上げいただいたベルト。
ペンドルトンのベルトは、国内の企画製造で、日本代理店が本国にロイヤリティを払って展開していました。
実にしっかりしたつくりで、革も上質ですが、オーナーは一度もメンテナンスしていないということで、油分が抜けて色もかすれてきています。
ベルトには、有機溶剤の入っていない乳化性(水分と油脂の混合)オイルのほうが適しており、店内のコロニル(黒)でメンテナンス。
ちなみに、有機溶剤主体のワックスは、靴のつま先の鏡面仕上げには適していますが、革そのものに栄養を与えるものではありません。

画像1/ビフォー。

画像2/アフター。
尾州職人・横振り刺繍パッチ
昨年オーダーしていた刺繍スコードロンパッチが、職人さんの気まぐれ制作により突然入荷。
過去に制作した絵柄を元に、配色などを変更しています。
熟練職人による横振りミシンを使っての刺繍は、コンピューター制御の自動刺繍機でつくられた量産品と違い、同じ絵柄でも一点一点微妙に表情が異なります。
この魅力溢れるハンドメイドのパッチは、A-2、B-10、MA-1、N-1などのカスタマイズに最適です。
パッチ縫い付け/A−2
今回は関東のお客様から、持ち込みでのパッチの縫い付け依頼。
左胸に縫い付けるレザーパッチは難なく対応できましたが、フェルトに金モールの付いたショルダーパッチの方はミシンでの縫い付けは困難でした。
ミシンで縫っていくためには押さえガネでパッチを固定し、針の動きに合わせて送り歯で奥に送っていくのですが、コバに近い金モールに押さえガネが当たってしまいます。金モールは柔らかく、簡単に潰れてしまうので、押さえガネが触れないように縫わなければなりません。押さえガネには様々な形状があり、7種類ほどを使い分けていますが、フェルトの部分の出代があと数ミリないと、どれをもってきても掴み代がないので送りが機能しないのです。
流通品のパッチには、機械では取り付けようのないものが時々あり、首を傾げます。
縫い針で手縫いするなら何とかなるでしょうが、非効率なので当店ではお受けしておりません。
ライダースジャケット カスタムペイント完成
ベースはSCHOTTのシングルライダースPERFECTO。
空気抜きのハトメもそのままペイントし、ボーンの重なり部分と顎の部分に穴が開いています。
筆描きならではのタッチを強調した仕上がり。
ネームプレート製作中
通販でネームのみご注文いただいた分を製作。
外回りには縫い付けの時の目安になるネン押し。

A-2、B-10、B-15などに縫い付けるネームプレートは、縦は約18ミリ(サイズの変更も可能)、横は文字数により100~120ミリで製作しています。ヌメ革にお客様の指定の文字を刻印します。

価格/3000円(税別)
ライダースジャケット カスタムペイント
SCHOTTシングルライダースへのペイント作業の続き。
細筆一本で描き込み。
年初にブーツのシャフトに描いたのと原画は同じですが、少し違ったタッチになっているかも…。
仕上げまでもう一歩。
ウインストン・チャーチル
レンタルDVDで鑑賞。
日本人技術者による特殊メイクが話題になった歴史大作。
性格俳優ゲイリー・オールドマンの演技は圧巻。頑固で癇癪持ちの夫を支える妻役クリステン・スコット・トーマスもそつがない。側近のタイピスト役のリリー・ジェームズは、ダンケルクの作戦で兄が戦死し、一次情報を知る立場だけに悲嘆にくれる役を上手くこなしていた。ラストの演説シーンに向かって少しずつ盛り上がっていく舞台のような構成。
日和見主義者の前首相チェンバレンに代わって英国を守ったウインストン・チャーチル。毀誉褒貶の激しかったこの政治家が、大戦時に果たした役割は大きかった。
一国の命運は、時の首相の決断次第で大きく変わっていくのだと教えてくれる傑作。
ネオンサイン故障
20年以上使ってきた「OPEN」のネオンサインのスイッチが故障した。
カバーを外してみたものの、内部パーツの蓋が外れない。
さて、どうしたものか…。
とりあえずウインドーのスペースには、昔使っていた二回りくらい小さいネオンサインを設置。
ライダースジャケット カスタムペイント開始
昨年末にエンジニアブーツに描いたスカル&ボーンズの絵柄を使い、SCHOTTのシングルライダースの左胸にペイント。
今日のところは下地塗り。

画像1/お客様から持ち込まれた絵柄は、スペースに合わせて若干小さく描きます。

画像2/アウトラインを決めて、ペーパーで足付け。

画像3/下地塗装。空気抜きのハトメ穴が開いてますが、躱しようのない位置なので、そのままペイント。
ベルクロ縫い付け/CWU-45P
滋賀県のお客様からの依頼品。
アルファ社CWU-45Pの前胸、左右上腕にベルクロを縫い付け、必要に応じてパッチを脱着出来るようにします。
袖山近くに10センチ角のベルクロを縫い留めるので、棚皺が出ないように注意しながら作業を行います。
本日の修理品/バズリクソンズ L-2B
少し前にL-2Bのリブの穴あきを樹脂で固めて補修しました。
今回も同様にリブの補修ですが、穴が大きいので、ニットの糸と針を使ってカケツギを行います。
穴は左右の袖に一つずつなので、リブごと新品に取り替えるまでもないということで、この対応とさせていただきました。

画像1/左袖ビフォー。

画像2/リブニットを解した糸を使用。

画像3/左袖アフター。

画像4/右袖ビフォー。

画像5/右袖アフター。

*当店で販売した商品のみの受付とさせていただきます。
パッチ縫い付け/カウレザー スポーツジャケット
今回はミリタリージャケットではなく、ステンカラーのスポーツジャケットにフライングタイガースのパッチを縫い付け。
かつてロッカーの間で人気のあったジョンソンズ(ラ・ロッカ)のジャケットのイメージ。
バンドマン(ウッドベース)のお客様からのオーダー。
レンタル工房にて
DIY製作したいお客様に、当店の作業スペースとミシン、工具類をお貸ししています。
昨年末から結婚式の時のノベルティをレザークラフトで制作するご夫婦。
招待客名のスタンピングの作業は完了し、最終工程のスタッズ打ち。
出来上がったレザープレートは、ネームタグとしてカバンに取り付けられるよう鹿紐を通して完成。
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レンタル工房につきまして

モノ作りが好きな方、手持ちの衣料や小物を修理したり、リフォームしたい方、当店の作業スペースとミシン、工具類を時間でお貸しいたします。
初心者や工具の使い方がわからない場合も、きちんとサポートいたします。

*ジーンズの修理やリメイクを自分でしてみたい。
*レザーの鞄や袋物を縫ってみたい。
*スタッズベルトを作ってみたい。

等々、自宅では困難な作業もここでなら可能です。
趣味でモノ作りをしている方やセミプロの方でも、プロ用のツールをすべて揃えるのは大変です。
当店で、お好きな時間に必要なツールをご利用いただけます。

地縫いミシン2台、革用ミシン、チェーンミシン、横振りミシン、ロックミシン2台、革漉き機、リベッター、レザークラフト工具一式、シルバークラフト工具一式を揃え、あらゆる作業に対応できます。

<要予約> 平日のみ 1時間/1500円(+消費税)
縫製糸以外の材料代がかかった場合は別途申し受けます。

平素当店とお付き合いの無い方、身元の分からない方のご利用はお断りいたします。
ナイロン・エイジング
ご参考までに…。
新品のバズリクソンズMA-1と、先日パッチを取り外した同ブランドMA-1(1996年ころの製品)。
化繊の経年変化がはっきり見て取れるとおもいます。
ボディだけではなく、ホースタブや、ニットパーツも色が抜けております。
ベルトサイズ詰め
店頭在庫が36インチ一本しかなかったUSブランドのカービングベルト。
同型はもう入荷予定も無いので、お客様に合わせてバックル側でサイズ詰め。
篠島からお越しのお客様なので、超特急で即日対応。

画像1/38ミリ幅ハーネスタイプで、横方向二か所でスナップ留めされている。

画像2/先端をカットし、スナップボタンを取り外し。

画像3/折り曲げる部分を革漉き機で半分ほどの厚みに。

画像4/漉き上がった折り返しの部分にバックルピンが収まる長穴を開ける。スナップボタンは縦二か所に変更し、下穴を開ける。

画像5/作業完了。
MA-1カスタム完成
諸般の事情で間が空いてしまいましたが、古いMA-1から取り外したパッチを、階級章やネームと共に新品のフェローズMA-1に移植する作業。

画像1/無地だったネームテープに、任意の文字を印字して縫い付け。

画像2/右胸に刺繍パッチ。

画像3/ビニールでとじ込まれたメッキの階級章を肩線上に縫い付け。

画像4/作業完了。
本日のニュースより
菅氏「韓国が責任転嫁」 徴用工訴訟の大統領発言に

菅義偉官房長官は11日の記者会見で、韓国最高裁が新日鉄住金に賠償を命じた元徴用工訴訟を巡り韓国の文在寅大統領が「(日本が)問題を拡散させている」と発言したことを批判した。「韓国側の責任を日本側に転嫁しようというものであり、極めて遺憾だ」と述べた。
徴用工問題は1965年の日韓請求権協定で、解決済みというのが日本政府の立場。菅氏は韓国側の対応について「請求権協定は司法府を含む当事国全体を拘束するもので、韓国側が協定違反の状態をつくり出している」と強調した。「韓国政府が具体的措置を取らず、原告側による差し押さえの措置が進んでいるのは極めて深刻だ」と非難した。
(以上引用)

日韓間のトラブルは、朝鮮人の民族的精神疾患によるもので、改善の見込みはない。
政府も「遺憾」の表明だけではなく、具体的に報復措置を取ってくれなきゃね。次の選挙の公約にさらっと盛り込んだら、支持が増えるんじゃないか。
民間でも、韓国系企業の製品の不買を広めるべし。
本日の修理品/シュガーケーン 砂糖黍ジーンズ
シュガーケーンのブランドネームにもなっている「砂糖黍」の繊維と、コットンをミックスして織り上げたオリジナル生地のジーンズ。
右綾織のハワイモデルと、左綾の沖縄モデルがあり、こちらは沖縄モデル(SC40301)。穿き込むほどに、表面にクッキリとしたタテ落ち感があらわれます。頑丈で地厚な生地ですが、ほぼ全体が擦り切れており、ボロボロ状態。
今回は最低限着用可能な状態にするということで、左右のヒップ周辺と、股ぐりの穴を塞ぎます。

画像1、2/ビフォー。

画像3/股ぐりの形状に合わせて裁断したデニムで裏張り。

画像4/タタキで補強。

画像5/アフター。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。