店長日記

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D,E,OSCARハンドエングレーブドリング
店頭商品の中からD,E,オスカーのシルバーリングをご紹介します。
(D,E,OSCAR)はFUNNYのメキシコ工場で生産されるハンドメイドのシルバーブランドです。FUNNYでは、著名なシルバー作家の製品輸入元であると同時に、自社のシルバー製品も製作しています。
伝統的なウエスタンスタイルのシルバークラフトにこだわり、美しいシェリダンスタイルの彫刻はすべて手作業で彫り込まれています。このずっしりとした6ミリ幅のリングも縁の部分までびっしり切れ目なくカービングが施されています。そしてメキシコに生産拠点を置く事で実現した低価格も魅力です。手作業ゆえに生産性が悪く、在庫が常にショートしており、現在FUNNYのWEBショップでは完売状態です。
当店の店頭にサイズ19,5と21,5の在庫がございます。
ご興味のある方はぜひ一度手に取ってその仕事の素晴らしさをお確かめ下さい。

価格12000円
名著であるため、ご紹介
『左右を斬る/続・文闘への招待』竹中労著 幸洋出版

気が向いて、学生時代に読んだ評論家・竹中労氏の本を再読しています。
この人はずいぶん前に癌で他界されましたが、ジャーナリズムの世界では特異なキャラクターもあって一定の影響力のある人でした。
戦後、日本共産党員(後に除名)で非合法闘争指導者、寄せ場の日雇い労働者を経て元祖芸能記者(梨元勝の先輩格)、芸能人のゴーストライター、晩年はイカ天の審査員もしていました。
思想的にはアナキストで、極左過激派の黒幕といわれ、新右翼の擁護者としての顔も持ち、山ほど訴えられ、投獄もされ、激しく憎悪される一方で多くの人に慕われた、なんとも複雑で過激な人生を送った人です。
「ケンカの竹中」の異名そのままに武勇伝は数知れず。
モノ書きとして時の権力を徹底的にコキおろすだけではなく、暴力沙汰も枚挙に暇がなく、公開討論の席上で激高して浜田幸一と殴り合いのケンカを演じたエピソードは語り草になっています。
1983年出版の本書は「現代の眼」誌上のコラムの編集と、太田竜氏との対談で構成されています。竹中氏一流の講談調の文章は独特のテンポがあって読み易く、氏が言うところの「左右を弁別すべからざる状況」に際しての提言の数々には深く考えさせられます。20数年後の今、読み返してみても実に示唆に富む内容です。
本日の修理品
かなり太い糸でガッチリ織り上げられた重量級のデニムです。
生地が硬いために履き皺が固定され、山の部分だけが摩擦で薄くなって左股ぐりからヒップにかけて穴が開きそうです。股ぐりのアールに合わせて当て布をカットし、裏に仮留めしたら、表側から地の目にあわせてかけついでいきます。仕上がりでは表側からは修理跡がわからない程になります。左右のポケット周りのステッチも擦り切れて口が開いているので補修します。
近頃18オンス以上の超ヘビー級のデニムも流通するようになりましたが、生地が厚ければジーンズとして長持ちするというものでもありません。生地が厚く硬ければ、その分ステッチ糸に負荷がかかり、糸切れをおこしたり、特定の部位だけ摩擦で擦り切れる事も多いようです。
個人的にはやはり14オンズ程度のものをお薦めしたいとおもいます。
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本日のニュースより 

映像流出「情報クーデター」=鳩山前首相
民主党の鳩山由紀夫前首相は6日午後、佐賀市で開かれた同党議員の会合で講演し、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件を撮影したとみられるビデオ映像の流出について、「情報によるクーデターのようなものを、政府の中にいる人間が行うことは、政権にとって厳しい話だと思わなければならない」と述べ、菅政権の情報管理の現状に懸念を示した。
同時に鳩山氏は「大変深刻な事態だ。海上保安庁か検察のどちらかが流出させたのはほぼ明らかだ」と語った。 
(以上引用)

だまってろこのバカ!!!
オマエはさっさと引退して嫁とどこかへ失せろ!
祝!尖閣ビデオ流出
本日のニュースより
尖閣沖中国漁船衝突映像流出 海上保安庁、幹部が集まり対応を協議
沖縄県の尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁巡視船の衝突映像の流出を受け、海上保安庁では、5日未明から、幹部が慌ただしく集まり始め、対応を協議している。
流出した映像は、合計およそ44分で、6本に分けて動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」に投稿された。
この映像について、海上保安庁幹部は「本物と考えて間違いない」と話している。
映像の冒頭には、撮影した海上保安庁の職員とみられる氏名も記載されている。
11月1日、衆参両院の予算委員会理事に限定公開された映像は、6分50秒に編集されたもので、今回の映像には、それ以外のものも含まれているという。
(以上引用)

朝から気分の良いニュースが飛び込んできました♪
誰が流したのかわかりませんが、すでに犯人探しが始まっており、いずれ特定されるでしょう。しかし義憤にかられた末の行動と理解して、全面的に支持します。
本日の修理品
股ぐり部分がパンクしかかったデニムの修理です。
インサイドシームは縫い目を片倒ししてコバステッチで仕上げてありますが、糸が擦り切れて開いている状態です。これはまだ軽症で、生地自体が薄くなっているわけではないので、元通り縫いなおして、裏には2センチ幅の綿のテープで縫い代を覆うようにカバーしました。
新作カリフォルニア・コンチョ
先月入荷したFUNNYの新作コンチョ(画像右上、右下)です。
画像左は従来販売しているスターリング(925/1000)シルバー製で7500円、新作は合金に銀メッキを施したもので、右上(31ミリ)が1800円、右下(21ミリ)が1200円です。
これ、メッキものがあまりにも良く出来ていて、一見したところでシルバー製と見分けがつきません。表面は拡大鏡で見ないと見分けがつかないのです。せめて少し形状が違っていれば良かったのですが、ちょっと市場の混乱の原因になるような気がします。例えばライダースワレット(31ミリフラップ)に装着した場合、本体とキーホルダーの2カ所に使用しますから、シルバーとシルバーメッキでは11400円も差額が出てしまいます。メッキものを使用すれば安く、見栄えよく提供出来る反面、エンドユーザーにはわかりにくく、不正な利用もあり得るのではないかと余計な事を考えてしまいます。
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本日のニュースより

お騒がせ小沢ガールズ 三宅雪子議員、酒飲んで転落 
警視庁などによると、2日午前2時過ぎ、三宅議員が自宅のある東京・港区のマンション4階から転落した。三宅議員は腰の骨を折るなど全治1か月の重傷を負い、入院しているが、命に別条はない。当時、酒に酔った状態で、落とした携帯電話を拾おうとしてバランスを崩し、転落したという。警視庁は、転落の経緯を詳しく調べている。
三宅議員は事務所を通じて「皆様にご迷惑をかけて申し訳ない。一日も早く公務に復帰したい」とコメントしている。
(以上引用)

いくら酔っぱらっていたとしても、手すりを乗り越えて転落なんてありえるんでしょうか?
『国会の当たり屋』こと三宅議員のことだから、あたらしい芸でも開発中だったんですかね。
パッチ縫い付け
以前お買い上げいただいたバズリクソンズのN-3Bへのパッチ縫い付けです。
左胸には横振りミシンによるハンドメイドのパッチ、右腕には年代物の米軍放出物のパッチを縫い付けました。胸パッチはタブとポケットの玉縁の間にピッタリおさまり、なかなかバランスも良いと思います。
N系モデルのパッチ付きはあまり製品化もされていないので目を引きますね。
本日の修理品
よれよれとしたレーヨン生地は、縫製作業の難しさという点ではコットン生地の比ではありません。
今回はビンテージレーヨンシャツの裾上げ依頼です。
古着通にはなじみのあるARROW社のオープンシャツ。かつて古着商だったころに私共でも扱っていたことがあります。この当時モノのオープンシャツは着丈がゾロリと長く、裾を出して着用するにはあまりにもバランスが悪いため、着丈を8センチカットします。腰のある安定した生地ならどうという事のない作業ですが、この不安定でよじれやすいレーヨン生地は扱い難く、リフォームできれいなラインを出すのは大変です。うすものに対応出来る地縫いミシンに細い針をセットし、何度か調整をしてベストな状態で作業をおこないます。
パッチ付け替え
今回の東京の方からの依頼内容は、既製品のMA-1のパッチ&ネームケース付きモデルのパッチを付け替えるというものです。
送られてきたMA-1は、かなり日焼けが進んでおりB-15Cと見間違える程オリーブ色に近く変色しています。パッチとネームケースをはずした部分は元色が残っており、縫い付け線を境にクッキリと色分けされているようです。化学繊維も天然繊維ほどではないにしろ確実に色は変わっていきます。作業は出来るだけ元の付け線を覆うように、右胸には刺繍パッチ、左胸にはコットン製のウイングマークとその下にネームテープを縫い付けます。
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本日のニュースより

関係悪化「理由は中国側に」=民主・枝野氏 
民主党の枝野幸男幹事長代理は31日、岡山市で記者会見し、日中関係に関し「こじれている理由はひとえに中国サイドにある」と述べ、ハノイでの首脳会談を拒否した中国の対応を批判した。
枝野氏は、尖閣諸島沖での漁船衝突事件に触れ「中国船が領海侵犯して日本の法に触れた」と強調。「日本側の事情なら打開の努力をするが、こちらが関係修復のために何かすべきだとは思わない」とも語った。 
(以上引用)

おぉ!まったくその通りだ。圧倒的に、完全に、100%正しい!
そのセリフ、仙谷にも言え!
本日の修理品
シュガーケーンがオリジナルデニムのラインナップの第3弾として、このM41300を発売したのは1998年頃です。それから4年あまり細身のストレートの定番商品として販売していました。当時はノン・ウォッシュのみ。バリバリの状態で、10%の縮み分は見計らって買っていただいていました。長年の着用で色はすっかり抜け、各部に絶妙なアタリとヒゲがあらわれています。
修理品は太腿部分の生地が薄くなって小さく穴も開いています。長持ちさせるためには全体をカバーする必要があり、タテに40センチほど裏打ちします。カタン糸で地の目にそってタタイていくので、修理跡はそれほど目立たずに仕上がります。
本日の修理品
股ぐりの周辺に穴の開いたシュガーケーンの修理品です。
このSC41947は、力織機で織られた耳付きデニム、オール綿糸の縫製で13440円というコストパフォーマンスの良さで長年ベストセラーを続けています。
作業は左右とも裏から当て布をして穴を塞ぎ、薄くなった生地を補強します。画像のように、かなり広範囲に当て布をする必要があります。
本日の修理品
このところ次々に持ち込まれる修理品の対応に追われております。
このヘビーウエイトのジーンズは主要部分を太番手の糸でガッチリ縫ってありますが、100%綿糸ゆえに年月が経って全体に糸の劣化が始まっています。特に後ろポケットの底の部分はサイフの出し入れや、椅子に腰掛けたときの摩擦で糸切れして底が抜けた状態です。このケースではポケット自体は傷んでいないので比較的容易に修理出来ます。
本日の修理品
今日はシュガーケーンのロングセラー、琉球藍とインディゴで染色した砂糖黍デニム(SC40301)の膝の穴の補修をしています。
この砂糖黍の繊維を混ぜ込んだ凹凸感の強いデニムは非常にしっかりしていて、かなりはき込んでも生地のコシが残っています。左綾織りの特徴で表面に強いタテ落ちがあらわれています。作業はサイドシームを切り開いて穴の上下を20センチ程裏打ちし、元通りに閉じて完了です。
真鍮+アクリルカラースタッズ
春日井市からご来店いただいたお客様の依頼です。
オイルドレザーの濃茶のエンジニアブーツに、当店の定番パターンで二本爪スタッズを打ち込みました。ストラップとシャフトのポイントの部分だけオプションで赤のアクリルスタッズを使用してあります。
濃茶のレザーに、真鍮と赤のアクリルスタッズの組み合わせも素敵です。アクリルスタッズは他に黒、黄色、薄青色、無色をストックしています。

工賃(スタッズ込み)/¥6400
本日の修理品
内股部分がパンクしたデニムの修理品です。
摩擦によって擦り切れやすく、修理の定番メニューです。力のかかる部分でもありますので、三角の当て布でタテに20センチ以上裏打ちしました。曲面のカケツギはうまく始末しないと表面にツレが出てしまうので注意が必要です。
ボバーにもスタッズ
一年以上前になりますが、依頼を受けてハーレーのフロントフェンダーに取りつける泥除けをレザー&スタッズで製作しました。久々に装着したハーレーでご来店いただいたので撮影させていただきました。
5ミリ厚のタンニン革をアルコール染料で黒染めし、真鍮とニッケルのスタッズを交互に打ち込んであります。年月が経ち、真鍮のスタッズは10円玉のように鈍い色に変化しています。
バイクは全体にメッキ部分の少ない、ラットなボバースタイルです。オーナー自らが手を入れてほどよくヤレた感じで統一され、実にバランス良く仕上がっています。
「革製じゃ雨の日には使えないから何の為の泥除けなのかわからん」…などとすぐ現実的な事を考えてしまう人は、このオーナーのセンスには到達しないでしょう。…たぶん。
パッチ縫い付け&ペイント完了
特大パッチの上にMORS AB ALTOの文字入れが完了しました。
白い下地の上から黄色いアクリル顔料を重ね塗りし、少しオレンジ色でグラデーションをつけてみました。艶を抑えたマットな仕上げです。塗膜は乾燥すると耐水性になります。
身頃全体にフルデコレーションを施したA-2の完成です。
バックペイント
先週からひきつづきA-2のカスタム進行中です。
背中に特大のレザーパッチ(375Bomb・お客様持ち込み)を縫い付け、その上に扇形に文字をペイントしていきます。書体はおまかせいただいているので、今回は角張ったステンシル文字としました。黄色系で仕上げる予定ですが、下地をつくらないと色が乗らないので白い下地塗料を塗っていきます。この後、下地が完全に硬化したら着色していきます。
本日の修理品
ヒッコリー素材のキャップのサイズつめの依頼です。
他社さんの製品ですが、依頼者は間違って大きなサイズを購入してしまい、その後何度も丸洗いしたり、乾燥機にも入れてみたけれどサイズは小さくならず、ブカブカ状態ということです。
まずテンガロンハットのサイズ調整に使うスポンジテープを見返し(バンド)の内側に巻いてみましたが、それでもまだユルい状態です。こうなれば接ぎ目を分解して縫いなおすしかないので、後ろ中心から頭頂にかけて解体しました。バラしてみると、見返しと本体の縫い目には幅5ミリ程の樹脂製の芯材を噛ましてあり、これが頭周りをぐるりとおおっています。これではいくら洗い込んで、乾燥機でカラカラになるまでぶん回してもサイズが縮むわけありません。
後ろ中心の端で1,5センチずつ縫い込んで、周りで3センチ小さくします。形が不自然にならないよう注意して頭頂に向かってアールをつけて縫っていきます。サイズを詰めた分、芯材もカットし、もと通りに縫製して修理完了です。
レザーベストのパッチ縫い付け
先頃宮崎で開催されたバイブス・ミーティングに参加された方からの記念パッチの縫い付け依頼です。
当市周辺にもいくつかチームがあるようで、複数のチームから同じような依頼を受けています。旅の記録をレザーベストにひとつひとつ印していくのも楽しいですね。しかし今回のパッチは、コバまでびっしり細かい刺繍が入っており、分厚いレザーのベストに縫い付けるのは少々手間取ります。レザー用の刃のついた針を使うと刺繍糸を切ってしまうため、布帛用の丸針をセットしてゆっくりと縫っていきます。