本日の修理品
ヒッコリー素材のキャップのサイズつめの依頼です。
他社さんの製品ですが、依頼者は間違って大きなサイズを購入してしまい、その後何度も丸洗いしたり、乾燥機にも入れてみたけれどサイズは小さくならず、ブカブカ状態ということです。
まずテンガロンハットのサイズ調整に使うスポンジテープを見返し(バンド)の内側に巻いてみましたが、それでもまだユルい状態です。こうなれば接ぎ目を分解して縫いなおすしかないので、後ろ中心から頭頂にかけて解体しました。バラしてみると、見返しと本体の縫い目には幅5ミリ程の樹脂製の芯材を噛ましてあり、これが頭周りをぐるりとおおっています。これではいくら洗い込んで、乾燥機でカラカラになるまでぶん回してもサイズが縮むわけありません。
後ろ中心の端で1,5センチずつ縫い込んで、周りで3センチ小さくします。形が不自然にならないよう注意して頭頂に向かってアールをつけて縫っていきます。サイズを詰めた分、芯材もカットし、もと通りに縫製して修理完了です。
他社さんの製品ですが、依頼者は間違って大きなサイズを購入してしまい、その後何度も丸洗いしたり、乾燥機にも入れてみたけれどサイズは小さくならず、ブカブカ状態ということです。
まずテンガロンハットのサイズ調整に使うスポンジテープを見返し(バンド)の内側に巻いてみましたが、それでもまだユルい状態です。こうなれば接ぎ目を分解して縫いなおすしかないので、後ろ中心から頭頂にかけて解体しました。バラしてみると、見返しと本体の縫い目には幅5ミリ程の樹脂製の芯材を噛ましてあり、これが頭周りをぐるりとおおっています。これではいくら洗い込んで、乾燥機でカラカラになるまでぶん回してもサイズが縮むわけありません。
後ろ中心の端で1,5センチずつ縫い込んで、周りで3センチ小さくします。形が不自然にならないよう注意して頭頂に向かってアールをつけて縫っていきます。サイズを詰めた分、芯材もカットし、もと通りに縫製して修理完了です。