2022年11月

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A-2カスタム制作中
完成したフライングタイガースのパッチを取り付けていきますが、左腕に取り付けるCBI章の位置に、元のAAFプリントパッチが残っています。
そのまま上に乗せてもかまわないのですが、このA-2のプリントはかなり上目に圧着されていて、文字の左右端だけではなく、エアフォースマークの上端も出てしまいます。
お客様のご要望もあり、上側と左右のはみ出す部分を、上塗りして消すことにしました。
ジーンズ裾上げ
持ち込みで復刻版のリーバイス501をチェーンステッチ仕上げ。
詰め分が3センチ弱のため、縫い代出しが必要になります。
裾線のステッチを抜き、プレスで伸ばしてから、縫い代を裁ち直して再縫製という手順になります。

今回の工賃/¥2200(カット分3.5センチ以下)

*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
A-2カスタム制作中
描き上がった胸パッチも、上塗りしてエイジングを施します。
完成した3点のパッチは、バズリクソンズのA-2に取り付け。
A-2カスタム制作中
バズリクソンズのA-2をフライングタイガース仕様にカスタム。
左胸に取り付けるパッチは、虎が横跳びしているポピュラーなデザインをチョイスしていただきました。
A-2カスタム制作中
エアフォースマークも、CBI章同様にウェザリングした上でトリムを取り付け。
ジーンズ裾上げ
セレクトショップさんからの持ち込みでチェーンステッチで裾上げ。
ジーンズの裾上げにつきましては、持ち込み品にも対応しております。
綿100%のカタン糸使用で、糸番手は20番・30番。
糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。

製品持ち込みの場合/¥1,650(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥550)

*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
A-2カスタム制作中
続いて右腕に取り付けるエアフォースマークをペイント中。
標準では左腕に取り付けるエアフォースマークですが、CBI章と組み合わせる場合には右腕への取り付けとなります。
A-2カスタム制作中
描き上がったCBI章には軽くウェザリングして、革リムを取り付け。
今回の革リムは、ヌメ革をアルコール染料で色付けしております。
本日のニュースより
「虎ノ門ニュース」終了へ 7年8か月続いたネット配信番組

インターネット動画配信などをしている「DHCテレビ」がYouTube等の動画共有サービスを通じてライブ配信している番組「真相深入り!虎ノ門ニュース」が、2022年11月18日に終了する。7日の配信終盤で、番組MCを務めるお笑いコンビ「米粒写経」の居島一平さんが、発表した。
2015年4月1日の初放送から7年8か月続いた。なお、終了理由は明かされていない。
(以上引用)

地上波では放送出来ないコンテンツも多々あり、有益な番組だったと思う。
DHC会長の思想を反映したような保守~右寄りのキャスティングだったが、最初の頃はバランスを取るためか、香山リカのような左派言論人も出演していた。キャスターそれぞれに微妙なスタンスの違いがあるし、今や個人のチャンネルで情報発信しているので、この番組が終わったからといって、視聴する側にそれほど不自由はない。
ライブで観たのは一度きりで、2017年の終戦の日、西村真悟先生の出演回だった。
天気が悪かったが、西村先生の後援会関係者が詰めかけて、歩道に人垣が出来ていた。
A-2カスタム制作中
バズリクソンズのA-2に取り付けるパッチ3点。
A-2のボディがピグメント仕上げで擦れ気味なので、それに合わせた雰囲気で制作します。
表面にシボの出た革を切り出し、顔料で下塗り。
CBI章とエアフォースマークは、レッドとネイビーの部分を同色でペイント。
A-2カスタム制作
ベースとなるのはバズリクソンズが2008年に製造したA-2。
ピグメント(顔料)を吹き付けて、それが乾ききる前に拭い取ることで凹凸感を出した馬革。年月が経って結構な貫禄。
今回、フライングタイガースの仕様で、前胸と左右の上腕にパッチを制作して取り付けを行います。パッチ3点も、ボディの雰囲気に合わせてペイント予定。
まずは材料の切り出しから。
ネットでお買い物…デニム用カタン糸
以前からお世話になっている繊維メーカーさんよりカタン糸を購入。
5000メートル巻きの50番手と20番手。ブルー系の50番手はカケツギ修理用で、オレンジの20番手は裾上げの際に使用する。
この繊維メーカーは国内最大手だが、すでにカタン(コットン)糸の製造は止めており、在庫品の販売のみ。色番は多数が欠品しており、残りの中で使えそうな色を見計らって購入。
メーカーの主力商品は、当の昔にポリエステルスパン(撚糸)に移行しており、今時カタン糸の需要はほとんどないのだ。ジーンズの縫製に使われるのも、大量生産のものは丈夫で作業性の良いポリスパンが標準。
カタン糸は、本格的なリプロダクトのメーカー以外は使用していない。
また近年は、コアヤーン(化繊の芯に綿を被せた糸)がシェアを拡げている模様。一見コットン風で、染色性もあり、コットンのように退色もするのでデニムになじみやすい。
メーカーさんにもおススメされたが、今後の検討課題。
本日の修理品/ブルーブルー ジーンズ
前股ぐり付近に穴が開いている状態でお預かりしました。
下前立てギリギリの位置で破れており、縫い代の段差でミシン掛けし辛い箇所です。
デニム生地で裏張りし、色味の近いカタン糸でタタキを入れて仕上げております。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
ベルトサイズ詰め
ケイシイズの極厚ハーネスベルト。
ギフト品らしく、お客様のウエストには少々大きすぎたようです。
バックル側で詰めるのではなく、簡易的に奥に穴を二つ開け足して対応します。
ティアドロップ型のハトメはメーカーオリジナルで、同じ形状のハトメ打ちはありません。
違和感が無いように、丸ポンチと革鑿を使って同じ形状に穴開けしました。
ところで、ベルトのサイズ表記は、メーカーごとに基準がバラバラです。34インチの表記だとしても、ピン位置からセンター穴までピッタリ34インチというわけではありません。ケイシイズの場合は、34インチのジーンズを穿いた状態で装着できる程度に、長さに余裕があります。
ショルダーバッグリメイク
バトラーバーナーセイルズのショルダーバッグを、クラッチバッグとして使えるようにハンドルを制作。
出来るだけ色や質感の近い革をチョイスし、現物合わせで取り付けました。

画像1/厚みを持たせるために裏革を縫い付け。

画像2/付属のショルダーストラップで使用する可能性もあるため、脱着可能なネジ留めとしました。

画像3、4/作業完了。
ショルダーバッグリメイク
バトラーバーナーセイルズの定番ショルダーバッグ。
ホーウィン社のクロムエクセルレザーを使った製品。
お客様のご要望で、クラッチバッグとして手持ちで使えるようにリメイクします。
付属のショルダーストラップを取り外し、D環に取り付けられるループ型のハンドルを別革で制作。
クロムエクセルに近い質感の黒革を選別し、単品制作します。

画像3/現物合わせでレザーを裁断。

画像4/ストラップの留め位置で厚みが出過ぎない様、革漉き。