2018年11月

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大阪出張
昨日はショップの休業日を利用しての大阪日帰り出張。
近鉄線荒本にあるファニー本社の様子をご紹介。
企画生産から営業、配送までこの建物の中で行われ、業者向けの展示会場も兼ねている。
一昨年に、それまで別の場所にあった工場も一階部分に移し、二階、三階部分は、ここで生産されるレザー商品や、外部の協力工場で生産する衣類、インポートの雑貨類が多数陳列されている。ショップで使える什器類も揃えることが出来る。

画像1/東大阪の工場地帯の中にあるファニー本社。トレードマークの白黒の馬(FRP製)は、先ごろの台風の為か取り外されていた(吹き飛んだ?)

画像2/二階奥には最近力を入れているバッグ類。40代位以上がメインターゲット。

画像3/三階ロフトの雑貨コーナー。

画像4/三階ロフトから二階を撮影。

このあと訪ねた東洋の展示会は(いつもながら)撮影禁止なので画像はありません。
明日はショップの休業日を利用しての大阪出張。
心斎橋での東洋エンタープライズの展示会に出向き、近鉄線でファニー本社も訪問予定。
天気は曇りがちで、少し寒くなりそう。
私の道具達
DIYでのデッキの補修(というより作り替え)はほぼ目途がつき、大きな作業は残っていない。
丸太で組んだ手すりは、丸鋸で切り落としたまま角が出ていたので、少し面取りしてやることにした。
昔ながらの平鑿は、最近購入したばかりのもの。
学生時代、木彫も少しかじったので、その頃を思い出しながらコツコツと削っていく。
日本企業面接会に韓国の若者2000人超

元徴用工訴訟で日本企業に賠償を命じる最高裁判決が出た韓国で、日本企業112社が参加した就職面接会が開かれ、2000人超の若者が集まった。国際信義にもとる判決に日本からの批判は強いが、就職難の韓国の学生にとって日本企業はなお有望な就職先だ。歴史認識をめぐる日韓関係の冷え込みをよそに、就活戦線は熱気を帯びていた。
(以上引用)

こういうのは絶対に将来に禍根を残す。
いくら求人難でも、遺伝子レベルで狂っている人種を受け入れてどうしようというのか。後々徴用工問題の二の舞になるに決まってる。
百歩譲って海外に人材を求めるにしても、せめて友好関係にある国や民族から選抜すればいいのに…。
ワークシャツリメイク/シュガーケーン 杢オレンジ
今回はボックス型のワークシャツの身幅を細くリメイク。
本来はサイドシームを縫い込んで細くしていくところですが、巻き伏せ縫いされていて手を加え辛いので、後ろ見頃の左右二か所にダーツを取って絞りを入れます。
起点をバックヨークのすぐ下に取り、ウエスト周りで約10センチ細くなっております。

画像1、2/ビフォー。

画像3/バックヨークの下を起点に裾にかけて絞っていきます(裏側)。

画像4、5/アフター。画像ではわかりにくいですが、後ろ見頃は縦に二本、縫い目の線が入っています。
A-2カスタム
90年代に米国ロストワールド社が製品化したA-2。
アメリカ製で本格的なレプリカといえば、このメーカーくらいのものじゃないかと思います。
現状在庫のパッチの中から、時代考証に関係なく、色合いのみでチョイスしていただきました。
いただきもの、再び
二週間ほど前に、お客様から頂いて初めてその存在を知った「フェイジョア」。
今回も来店のついでに一袋頂いた。気候の影響か、今年は豊作らしい。前回分はいろいろな人にお裾分けしたが、誰も名前すら知らなかった。今日ご来店になった庭師をやっているお客様は、植栽としてフェイジョアの木を植えたことがあったらしいが、実は初めてということで、少量差し上げた。
数日常温で置き、少し外側が柔らかくなったら食べ頃。
本日の修理品/ウエアハウス 大戦モデルジーンズ
デニムのリペアの続き。
両裾は5センチほど上の折り上げ線に沿って破れています。
このままロールアップの状態でお穿きになるようなので、長さは変えずに破れの箇所を裏張りし、タタキを加えます。
これにて作業完了。

画像1/ビフォー。

画像2、3/アフター。
パッチ縫い付け/B−10
バズリクソンズのB−10に、縦長バージョンのブラッドチットを縫い付け。
どんなジャケットでも、縫い上がりでは左右が完全に対象ではありません。
袖ぐりのカーブや、エポーレットの取り付け位置、見頃と上衿の中心線、表地と裏地の中心線は微妙にずれています。
背中に大きなパッチを取り付ける際は、パッチの中心線と、見頃の中心線が合うことを最優先しております。
デス・ウィッシュ
チャールズ・ブロンソン主演の「狼よさらば」のリメイクということで観に行った。
ストーリーとしては前作を概ねなぞっているが、やっぱりオリジナルには及ばない。なんというか、画面全体からにじみ出てくるような陰湿な雰囲気が足りないのだ。オリジナルはアクション映画ではないが、リメイク版はそのテイストが強すぎるようにも感じる。
☆を付けるなら、二つといったところ。
チャールズ・ブロンソンは50代以上の方には「マンダム」のCMでもお馴染みだが、それ以下の世代の方にはほとんど知られていない。
ネームプレート製作中
通販でネームのみご注文いただいた分を製作。
外回りには縫い付けの時の目安になるネン押し。

A-2、B-10、B-15などに縫い付けるネームプレートは、縦は約18ミリ(サイズの変更も可能)、横は文字数により100~120ミリで製作しています。ヌメ革にお客様の指定の文字を刻印します。

価格/3000円(税別)
本日の修理品/ウエアハウス 大戦モデルジーンズ
まずは右後ろのヒップ周りを補修。

画像2/ポケット下半分を取り外し。

画像3/本体、ポケット共に裏に当て布をしてタタキで補修。細番手の綿糸を使い、出来るだけ目立たないように仕上げます。

画像4/ポケットを縫い付けて作業完了。
店頭ラックもDIYで
ここひと月くらいでデッキの補修作業をおこなったが、長尺の傷んだ床材を張り替えた際に、取り外した材料から腐食してないところだけ切り取って残しておいた。
これを使って80センチ×35センチくらいの平棚を作ってみた。
長年屋外で使われた小傷だらけの無垢板が良い味を出している。
本日の修理品/ウエアハウス 大戦モデルジーンズ
生地はまだしっかりしていますが、破れは酷い状態です。
右のヒップの穴あきは裏張りしてタタキを入れますが、作業のためポケット下半分を取り外します。ポケットの底も破れているので、当て布して補強。
裾線は折り返して穿いていたところが前後左右とも破れています。
ここもタタキを入れますが、今後も折り返して穿いたときに見苦しくないように仕上げます。
本日の修理品/シュガーケーンUSA 1966
すでにカタログ落ちしているアメリカの工場で生産した製品。
1969年型の501を模した細身のストレート。国内生産のシュガーケーンのジーンズは基本的に綿糸縫製ですが、アメリカ製のものは化繊糸で縫っているという点が大きな違いでしょうか。化繊糸の方が丈夫ですが、退色も無いので風合いは今一つといったところです。
ボタンホールの芯糸が抜けるのはどちらも同じで、タタキで修復を行います。

画像2、3 /ビフォー。

画像4 /アフター。
パッチ縫い付け/アビエーター キットバッグ
バズリクソンズのキットバッグにエアフォースマークを取り付け。
今年の2月にも同様の加工を行いました。その時は、これより一回り小さいサイズのバッグで、ネームテープを取り外した上で馬革リムの付いたエアフォースパッチを縫い付けております。今回はシボのある牛革トリミング付き。
側面の底に近い位置への縫い付けになります。
本日の修理品/バズリクソンズ A-2
昨年お買い上げいただいたラフウエアタイプのA-2。
精度の低いタロンジッパーならではの故障。スライダーを引き下げた拍子に、エンドボックスがスライダーと一緒に外れ、そのまま落ちてしまったケース。ピンとエンドボックスを固定するときのカシメが甘かったのだろうと思われます。外れたボックスをそのままお持ちいただいたので、接着剤を塗った上で差し込んでしっかりとカシメ直し。
三重県から車でご来店いただき、ご足労をおかけしました。
洗濯日和
レザーブーツの丸洗いについては何度かご紹介してますが、レザージャケットも同じ要領で水洗い出来ます(ただしウールの裏地、中綿入りのものについては要注意)。
画像は90年代に米国で再生産されたウイリス&ガイガー社製A-2。再生産といっても、大戦中のものとは素材もディテールも違いがあります。
大きめのバケツで漬け置きして汚れと古い油分を落とし、漱いだら風当たりの良いところで日陰乾し。
乾いたらオイルを入れ直します。
本日の修理品/リー ライダース
エドウィン商事が企画生産していたころのLeeライダース。 膝周辺が穴あき寸前の状態。裏に当て布をしてタタキを入れますが、このジーンズは現代的な製法なので、簡単に脇を解いてミシンの平台に乗せることができません。この手のジーンズは、前後脇の裁ち端を重ねてロックミシンがかけられています。これを解くのは大変で、仕上げに再度ロック始末しなければならなくなります(当店で主に扱っているビンテージ仕様のジーンズは、脇に生地の耳を使い、割り縫いになっているので解くことができます)。 作業性が悪いのですが、当て布がずれないように生地を奥までたくし込んでタタキを入れていきます。 画像1/向かって左が脇側。縫い代がロックミシンで一纏めにされ、片倒しされている。 画像2/裏側からタタキの作業。 画像3/作業完了。