2018年5月

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ネットでお買い物…太鼓鋲
以前から使ってみたいと思っていた太鼓鋲。
その名の通り、太鼓に革を張るときに、円周をぐるりと囲うように打ち付ける鋲のこと。太鼓だけでなく、古いタンスや木箱や木製ドアなんかにも使われている。これ自体で留め付けることもあれば、実際にはネジや釘で留めて、その頭を隠すためにキワに打ち込むこともあるみたい。家具類をビンテージ風にリメイクするときにも利用されている。
店内の什器類にいろいろと使えそう。

画像2/今回は鉄製の黒塗りのものを購入。頭の直径が19ミリと24ミリ。

画像3/艶ありの黒塗装がしてあるが、どのみち上塗りするのであらかじめサンディングしておく。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ70505
以前当店で販売した70505のビッグE。
557サードの後継モデルで60年代末ごろの製品。
販売時に、着用に支障があるところはリペアした上でお渡ししていますが、やはり半世紀も経っているものなので、あちこちダメージが出ています。
パックリ開いた左脇と、左袖下、カフス周囲をタタキで修理。

画像2/ビフォー。

画像3/アフター。

画像4/ビフォー。

画像5/アフター。
Tシャツリメイク/フェローズ ヘンリーネック
定番のヘンリーネックPCT2。
着丈を2,5センチほど短くします。
この長Tシャツの裾はベースボールシャツなどと同様のロック仕上げになっています。
裾をロックしながら若干縫い縮めていく「差動」ミシンで裾上げを行います。

画像1/ビフォー。

画像2/アフター。
エクステリアもDIYで
GW前に、アプローチのレンガ敷きをハツって枕木を埋め込んだりして、それなりに上手く仕上がった。
そうなると、開き戸の下部がアルミサッシの地色のままなのが気になりだして、ここも塗ってしまうことに…。
しっかりサンディングして、掃除機で埃やごみを吸い取ってから、ドア類と同じ油性塗料でペイント。

雨月の三ヶ根山・殉国七士廟再訪
昨日は天気が悪かったが、久しぶりにJR線を乗り継いで、三ヶ根駅から徒歩で登頂。
山道に一歩入ると、高木の枝葉が雨を遮ってくれるので、たいして濡れることもない。一昨日からの雨で足元は緩くなっていたが、空気がひんやりしていて心地よく、それほど大変な登山行でもなかった。
この日は山全体が霧に覆われ、なんとも幻想的な雰囲気。
参拝後、いつものように休憩所で昼食をいただき、一休みした後に下山。
夜は半田市に戻り直会。
明日は三ヶ根
明日は久しぶりに、JR三ヶ根駅から徒歩で三ヶ根山登頂を行う予定。
登山口から山に入り、山頂周辺に数多ある大日本帝国陸海軍顕彰碑や、殉国七士廟をお参りする。
天気が悪いが、決行。
フェイク塗装(その拾玖)
カウンターの奥で長年使っている木製のキャビネット。
何時、何処で購入したかも覚えていないが、長い間工具入れとして使っている。上部の開き戸の中には電気ドリルと充電器、サンダーが入り、下の引き出しには利用頻度の高いツールがぎっしり。
一度中身を整理するついでに埃を掃い、ペイントを施してみた。
下地を黒と緑のカゼイン塗料で斑に塗り、クラック剤を塗ってオフホワイトで上塗り。
仕上げにサンダーで角を削ってエイジング。
パッチ縫い付け/タンカース
しばらくデニムの修理で機械がふさがっており、お預かりになっていたバズリクソンズのタンカースジャケット。
CBI章と、背中にブラッドチットの縫い付け。
タンカースの背中には左右に幅広のプリーツがあるので、表地裏地がズレないように注意しながら作業を行います。
撮影用デザインボード(衣類)
小物類の撮影用にはテーブルサイズのボードを使っているが、ウエア類の場合、ボディに着せ付けて撮影できる大きな背景が必要。
2012年に改装した際、ベルトラックを備え付けたが、これが開き戸になっていて、その背板が丁度良い大きさなので、これを撮影に利用している。背板は海の家で使われていた廃材で、塗装の割れも丁度良い感じ。開き戸をゴロゴロと開くと、奥が小物入れになっていて、ここにボディも収まっているのだ。
最初からそれ目的で設計したわけじゃないけれど、狭いスペースを有効活用!
「潜伏キリシタン関連遺産」 世界文化遺産登録へ

ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関は、長崎・熊本の「潜伏キリシタン関連遺産」を世界遺産に登録するよう勧告する一方、鹿児島・沖縄の「奄美・沖縄」については、登録延期を勧告した。登録が適当とされた「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、江戸幕府による禁教政策の中で、キリスト教信仰を続けた「潜伏キリシタン」の伝統を物語るもので、「大浦天主堂」など12の資産で構成されている。
6月から開かれる世界遺産委員会で、正式に登録が決まる見通し。
(以上引用)

いつの間にか「隠れキリシタン」→「潜伏キリシタン」になったみたい。
「潜伏」のほうが、侵略の先兵として利用されたキリスト教徒の実態に合ってるかもしれない。
キリスト教に取り込まれた大名がおこなった神社仏閣の破壊や僧侶の殺害、イエズス会が日本人を奴隷として売りさばいていた実態もあわせて語り継いでもらいたい。
禁教政策にはそれなりの理由があったのだから…。
本日の修理品/シュガーケーン ファーストジャケット他
シュガーケーンが1993年に製作したデニムジャケット二型。
実に25年前に当店でお買い上げいただいたもの。コンディション上々ですが、さすがに部分的に糸切れを起こしているので綿糸で補修します。
国産リプロダクションのはしりで、リータイプは左綾織り、ファーストは右綾のやや薄地を使用。
当時の価格はどちらも23000円でした。
フェイク塗装(その拾捌)
5年ほど前に、ホームセンターで買った安物のスタッキングスツール。
座面は貧相なビニールを本革(個体管理のために牧場が付ける焼印入り)に張り替えて、補助椅子として使用中。
配置換えでフィッティングルームの中に置くことにしたので、塗装面を削り落として錆塗装し、よりシャビーな雰囲気に…。
満開
毎年メキシコ万年草が満開になると、GWがやってきたなという感じ。
全く手間いらずで、挿し木も簡単なメキシコ万年草。
何人かのお客さんは摘み取って持って帰っているので、それぞれの庭で開花していることと思う。
ワークシャツリメイク/フェローズ ドットプリントシャツ
フェローズ定番のインディゴプリントのワークシャツ。
ワンサイズ分カットした上で納品します。
ビンテージ仕様のシャツは、脇裾に補強のための力布が挟み込まれています。
この脇部分には手を加えず、アールの部分でライン修正して三つ巻きし直します。

画像1/ビフォー。

画像2/アフター。