2017年8月

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シートリペア計画…SCHWINN(シュイン)
昨夜、所用で武豊町までの距離を往復したシュイン・ヘビーデューティー。
前後のフェンダーを取り外した以外はノーマルのままで、年月を経た全体のヤレ加減も気に入っている。
しかしこのところ、シートのひび割れが急速に拡がってしまった。
雨が降った後は、中のスポンジが水分を吸いこんでしまっているので、ビニール袋を被せて着座したりしている。
このままでは具合が悪いので、ビニールレザーで張り直すか、いっそのことスポンジごと取っ払ってスケルトン化してしまうか思案中。
ジーンズ裾上げ
女性のお客様の持ち込みで、オリジナル通りのチェーンステッチで裾上げします。
Acneというスウェーデン発の高額ブランド。生産国表示が付いていませんが、実際の生産は中国の温州あたりではと推察します。
生地はエステラン(ポリウレタン)混の伸び伸び系。この手の素材は扱いにくく、ミシンをかける際に生地を追い込み気味に送り込んでやらないと裾線が波打ってしまいます。
表側(上糸)、裏側(下糸)ともに黒糸をセットして作業を行います。

画像1/アクネのスキニータイプ。

画像2/レディースジーンズはポリウレタン混が多数派。

画像3/作業完了。
ワークパンツリフォーム/マニュアル チノパンツ
中太のチノパンツの身幅を詰めて、すっきりと細身にリメイクします。
今回のパンツはアウトシームが二本針でがっちり縫い込まれているため、インシームの方だけで身幅を削ります。

画像1/ビフォー。

画像2/太もも周りで-3センチ、膝周りから裾周りにかけて-4センチ削り、裁ち端はロックミシンで再縫製。

画像3/一度解いた裾は同じ長さで再縫製。

画像4/アフター。
次期首相トップに石破氏=安倍総裁3選、反対51%―時事世論調査

時事通信が3~6日に実施した8月の世論調査で、次の首相にふさわしい政治家を尋ねたところ、自民党の石破茂元幹事長が18.0%とトップで、現職の安倍晋三首相は14.4%と2位だった。
昨年11月の前回調査では安倍首相が首位で石破氏は3位だったが、石破氏が一気に首相を抜き去った。
(以上引用)

国民投票で首相が決まるわけじゃないんだから、石破なんてありえん。
そもそも世論調査と言ったって、サンプル対象が固定電話のユーザーになっている時点で、正確性を期待できないし…。
反安倍マスコミの希望的観測みたいなもの。
メンズトルソー差し上げます!
これも倉庫整理で出てきたもの。
発泡スチロールに布張りの腰上トルソー。
本来は32パイのパイプを差して床置きするものですが、パイプと台座はありません。代わりに樹脂の植木鉢を逆さに取り付けて、テーブルに置けるようにしてみました。
どなたかお使いになりたい方がいらっしゃったら、店頭でお申し出ください(平素当店をご利用頂いているお客様に限らせていただきます)。

本日の修理品/バズリクソンズ ジーンズ
現在はカタログ落ちしていて、受注分のみの生産となったバズリクソンズのジーンズ(M43023)。
真紺状態からの着用で、さすがの色落ちですが、両膝がヒゲに沿って破れてきているので裏張りして補修します。

画像1/バズリクソンズのXXタイプジーンズ。

画像2/ビフォー。

画像3/アフター。縦方向には30センチほど裏張りし、タタキで補修。

画像4/ビフォー。

画像5/アフター。
ジーンズリフォーム/シュガーケーン スタンダードジーンズ
職場異動で楽なポジションに就き、若干メタボ化が進行したお客様。
それほど履いていないシュガーケーンのジーンズもフロントボタンが留まらなくなったため、サイドシームに接ぎを入れてウエストサイズを拡げます。
まずは腰帯を外し、両サイドを解体するところから。

画像1/ビフォー。

画像2/両サイドの接ぎには、同じSC41947の裁ち残りを利用。

画像3/解体。
2017年秋冬バズリクソンズカタログ
バズリクソンズの秋冬カタログが入荷しました。
平素当店でバズリクソンズの製品をご愛顧いただいているお客様に限り、店頭で差し上げております。かなりの冊数を確保しておりますが、シーズン前に無くなってしまう事がありますのでご入用の方はお早めにどうぞ。
校外学習(その参)
地元中学生による職場体験でのショルダーバッグ製作。
工業用ミシンによる縫製が主で、工程ごとにアイロン作業が入り、それなりに難度が高い。
袋物づくりの基本作業がすべて入っているので、一通りこなせれば、製品への理解も深まるかも…。
途中で縫い直しになった箇所があった他、ミシンの針が折れたり、下糸が噛みこんだりとトラブルがあったものの、時間内に完成に漕ぎ着けた。

画像1/長財布が入る大きさのサイドポケットを縫い付け。マチ付きなので慎重に手送りで。

画像2/外周を袋縫いしてストラップを取り付けたら完成間近。フラップにコンチョを留める下穴開け。今回使ったベジタンの黒革は疵が多かったが、ワックスで磨きをかけた。

画像3、4/完成。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
ただでさえ狭い作業スペースが、職場体験の作業でさらに手狭になっていますが、その隙間で週末納期のデニムの修理を行っています。
メリハリのある色落ち具合のシュガーケーン41947。
右膝上と裾周りのパンクを、修理跡が目立たないようにがっちり補修。

画像2/ビフォー。

画像3/アフター。

画像4/ビフォー。

画像5/アフター。
校外学習(その弐)
職場体験の日程は三日に渡っており、その間にコインケースが仕上がれば良いというくらいの緩いスケジュールを組んでいた。
途中の工程で失敗すると、修復に時間がかかったり、下手をすると作り直しとなる可能性もあったので、そのあたりも考慮に入れていた。
しかし機械作業もあっさりクリアして、あっけなく出来上がってしまったので、急遽もう一つクラフト作業を追加した。
ありあわせの材料で製作するショルダーバッグ。
革材料はフラップのみで、他はキャンバスを使い、ストラップはグログランテープを利用する。リベット打ちは無しで、地縫いミシンで組み上げる予定。

画像1/フラップ裏の糊打ち。

画像2/フラップ外回りにステッチ入れ。

画像3/本体中央部に、ファスナーを取り付けるための開きをつくる。

画像4/ファスナーの取り付け作業。
校外学習
地元中学校の生徒が、夏休みを利用して職場体験するという試みがあり、近隣の企業や商店がそれを受け入れている。
当店にも昨日の午後から入ってもらっているが、受け入れるにあたって、何かものづくりを実体験してもらおうと思っていた。そのほうが店内清掃や、商品棚の整理をしてもらうより、多少なりとも実のある実習になると思う。
そこでビギナー向けで、工程も少なくて済むコインケースを作ってもらうことにした。
材料の裁断から革漉き、糊打ち、ミシン縫製、コバ磨きなど一通りの作業をしてもらい、一応実用レベルのものが完成。
出来上がったものは本人に実際に使ってもらい、自己採点してもらおう。

画像1/粗裁ちした後、革漉き機で厚みを揃える。機械の調整まではこちらで行う。

画像2/縫い合わせの工程に入る前の罫書き。

画像3/縫い合わせた後、コバを綺麗に仕上げるためにサンダーをかける。

画像4/完成。5セントコンチョを取り付け、鹿ヒモで閉じるデザインとした。販売品と比べても、それほど遜色はない。
夏の三ヶ根山・殉国七士廟再訪
昨日の休業日に一人、車で三ケ根山を訪れた。
海底トンネルで西三河に抜け、海側の旧道をゆっくり走って三ケ根山を目指す。三ヶ根山スカイライン入り口のコンビニでお供えを買い、くねくねと曲がりくねった舗装路を登って山頂に至る。
日曜日に遺族会関連のイベントがあったようで、墓所にはたくさんのお酒が供えられていた。
今月の15日には足を延ばして靖国に参拝する予定で、その前に廟の管理人 Iさんとお会いしていろいろお話を伺いたかったのだ。
それにしても昨日の蒸し暑かったこと。
山頂もほとんど風が吹いていなかった。

画像2/中腹の路側帯から見た蒲郡側の風景。

画像3/殉国七士廟入り口にある、岸信介元首相の揮毫による巨大な石柱。

画像4/那須にある戦争博物館の冊子をいただいた。6700坪の敷地に、旧軍関係の装備品、車両、戦闘機など15000点が展示されているとのこと。

注)殉国七士廟には戦勝国の報復裁判でA級戦犯とされた東条大将以下七人の戦争指導者のご遺骨が眠っている。これは埋葬を許可しなかった米軍から有志が奪還し、紆余曲折を経てここに安置される事になった。この七人のA級戦犯とされた方々は靖国神社に合祀されているが、それについて特定の国が不当に干渉してくるのは周知のとおり。