昨日は雨の中、長距離の日帰り出張。
一件目は、心斎橋のレンタルホールで行われる東洋の展示会。秋冬物のワークウエアがメイン。
ホールは細長いビルの9階にあり、通りを隔てた真向いが改装中の心斎橋大丸百貨店。ちょうど「〇に大」の看板を水平目線で見る位置になるが、その巨大なことといったらない。通りから見上げているのでは想像出来ないくらい大きい。何かのはずみで、こんなのが落下したら大惨事になるだろう（上手く転がれば、通り沿いにある韓国領事館を直撃するかもしれないが…♡）。
定番もの中心にさらりと発注を済ませた後、地下鉄から近鉄線に乗り換え、荒本駅にあるファニー本社へ。
ここでは現物商品をピックアップし、担当氏と歌舞伎俳優のような若社長を交え、まったりと世間話。
夜に愛知帰着。

画像1、2／東洋エンタープライズで長年当店を担当する野崎氏。小粋なキャップは、以前ルート営業で来店の際にお買い上げいただいたもの（フェ〇ーズ製）

画像3／ファニー本社にて。前工場長、窪田氏によるフィリグリーのジップウォレット。

画像4／D・E・オスカーのハンドメイドのシルバーバックル。

画像5／同リング、ブレスレット類。

シュガーケーンのブランドネームにもなっている「砂糖黍」の繊維と、コットンをミックスして織り上げたオリジナル生地。
右綾織のハワイモデルと、左綾の沖縄モデルがあり、こちらはハワイモデルの方。どちらも穿き込むほどに、表面にクッキリとしたタテ落ち感があらわれます。
今回は膝がパンクした左身頃を裏張りして修します。

画像1、2／ビフォー。

画像3、4／アフター。外脇のシームを一旦切り開いて、裏側に当て布をします。部分的な補修ではすぐに補修箇所の上下がパンクするので、広い範囲に当て布をしております。

早いもので、二年前にノーマル状態で購入したJA11の車検時期になった。
ドライブシャフトが折れてドック入りとなったビュイック・スペシャルの代わりとして、成り行きで買ったような車だが、日常のアシとして充分活躍している。
機関部や足回りは完全にノーマルのままだが、フロントバンパーを形状変更したり、幌を取っ払ったりして、面白半分に作り替えてきた。オジサン達からは妙に人気があって、訊かれるままカスタムのノウハウを伝授したりしている。
今回の車検も、前回お世話になったカーステージさんに依頼するつもりだが、予約段階で、あまりにも外観が変わりすぎていて、ちょっと心配だと言ってきた。前もって陸運局にお伺いを立てるというので、画像を撮影して送っておいた。
幌が無いままだと、もしかしたら二人乗り登録になってしまうかもしれないが、それならそれで構わないと思っている。

当店ではA-2、B-10、B-15などに縫い付けるネームプレートを製作しています。
文字は任意にご指定いただけます（大文字のみ）。
縦は約18ミリ（サイズの変更も可能）、横は文字数により100～120ミリで製作しています。

試作のみでお蔵入りとなっていた馬蹄型のコインケース。
材料さえ揃えば、工程数が少なくスペースも取らないので、他の仕事の合間にも作業することが出来る。
とりあえず裁断して縫い代を漉き、ミシン縫製可能な状態まで進めてみた。
つややかな黒のソフトレザーは、レザー工房エル・パソさんのご提供です。

画像1／出来るだけロスが出ないように型入れをおこなう。

画像2／コインの出入り口を抜く。

画像3／コバの縫い合わせ部分を漉いておく。

画像4／裏面を糊で毛羽抑え（革の裏側が見えるのはコインの出入り口だけなので、省いても構わないが…）。

バズリクソンズのB-15Cオリーブ。
左腕のプリントマークの上に第5空章を縫い付けます。
左胸にはホースタブぎりぎりにモスキートのスコードロンパッチを縫い付け。

左腕にプリントされた黒いステンシルマークが薄くなっているコットンツイルのL-2。
元のプリントをカバーするように刺繍のエアフォースパッチを取り付け。

オーダーしていた刺繍スコードロンパッチが入荷しました。
当店で下絵を製作し、当時のローカルメイド風のタッチも残して製作しています。以前製作した絵柄は、背景色などを変更しています。
熟練職人による横振りミシンを使っての刺繍は、コンピューター制御の自動刺繍機でつくられた量産品と違い、同じ絵柄でも一点一点微妙に表情が異なります。
この魅力溢れるハンドメイドのパッチは、A-2、B-10、N-1などのカスタマイズに最適です。

これから海外転勤されるお客様の愛用の一本。
ボタンホール、股ぐり、裾、その他傷んでいるところを一通りリペアして渡欧に備えます。
ところで日本製のジーンズはヨーロッパでも一定の評価を受けており、岡山や広島で作ったものをそのまま輸出しようという試みが以前からありますが、関税や輸送費、営業コストで現地価格が高くなりすぎて、なかなか難しいようです。

そろそろ歩き始めるお孫さんへのギフトとして、コンチョブーツのご注文をいただきました。
ファニーの本社工場で製作し、GW明けの仕上がり予定です。
仕様はハイカットのコンチョブーツタイプで、13センチで承りました。

画像1／フロント（甲革）はミントグリーンのベロア。

画像2／ボトムはレッドのスムースレザー。

画像3／サイドフラップはイエローベージュのベロア。

画像4／ベースはカーキのベロア、ポイント（踵）はブラックのスムースレザー。

画像5／ソールはホワイトのクレープソール。

参考価格／6200円（税別）

＊店頭にて注文製作を承ります。12種類のデザイン、30種類以上の素材、3色のソール、コンチョやビーズのオプションなどを自由に組み合わせて頂く亊が出来ます。子供サイズ（13〜20センチ）男女サイズ（23〜29センチ）。ご注文より納品まで約1ヶ月半かかります。

先日型紙を整理していたら、10年ほど前に製作したコインケース用のものが出てきた。
革の上に置いてそのままケガキが出来るように、プラ板で作ったものだった。店内で製造販売しようと思って試作品までは作ったが、たしかこの時はパイピ ングに使う鹿革（3センチ×55センチ位）が必要なだけ間に合わなくて、保留にしたのだと思う。
客注品と違って優先順位が低いので、結局そのままお蔵入りとなって年数が経ってしまったのだった（他にもこういうのがいくつかある）。
しかし今なら、利用できそうな材料もたまたま手元にあるので、製品化を目指してみようかと思っている。

画像／試作品は実用性を試すために家族が使い続け、部分的な擦り切れはあるものの、いまだに現役。本体部分の牛革は良い艶が出ている。