昨日はショップの休業日を利用しての大阪日帰り出張。
近鉄線荒本にあるファニー本社は、それまで物流倉庫だった一階部分が改装されて工場が移転しており、本格的に稼働していた。
L字型のスペースに裁断、染色、縫製のラインが作られていて、若い職人さんも多い。
近年、国内の衣料品の縫製工場はちっとも若い人が入ってこないので、かなり高齢化が進んでいるが、ここは全く違う印象。
機械類も充実していて、特大のプレス機や、バンドナイフと呼ばれる大型の革漉き機はもちろんのこと、新型の腕ミシンはすべてサーボモーターが付いていた(かなりうらやましい)。
一方で職人さんの技量に負う部分も多く、素材に合わせた染色も、染料を独自に調色するところからおこなっている。
久しぶりにお会いした工場長の久保さんは当代一流のクラフトマンで、フィリグリーのような難しい作業を引き受けてくれている。
興味深く見学させていただいたが、企業ヒミツに関わることもあるので、画像は入り口のみ。
このあと訪ねた東洋の展示会は(いつもながら)撮影禁止なので画像はありません。