2016年7月

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名著であるため、ご紹介
『カエルの楽園』百田尚樹著 新潮社

現代日本の置かれた状況を、カエルの世界に置き換えて描いた百田氏のベストセラー。
左傾マスコミや売国政治家の危険性を、寓話の形で痛烈に批判する。
登場するキャラクターはほぼ実在の人物や組織に当てはめながら読むことが出来るが、ざっと見立てると以下のようなところだろうか(私見)。

ナパージュの王国/日本(ジャパンの逆読み?)
三戒/憲法9条
デイブレイク/朝日新聞
ガルディアン/民進党左派、社民党、共産党
フラワーズ/シールズ
ピエール/朴一
エンエン/朝鮮半島
ウシガエル/中国軍
プロメテウス/安倍首相
ハンニバル兄弟/自衛隊
スチームボート/アメリカ軍
ハンドレット/百田尚樹

子供でも読める平易な文章だし、安全保障の何たるかをきちんと教えてくれる。
小学校の推薦図書としても良さそう(希望)。
スコードロンパッチ鋭意製作中
引き続きパッチワークの作業。
出来るだけ薄く漉いた革で上に乗せるパーツを裁断、描き込み。
ベースに乗せて慎重に重ね縫い。
本日のニュースより
2016参院選 改憲論争、国会の場へ 首相「どの条文かに収斂期待」

憲法改正の発議に必要な3分の2の勢力が衆院に続き参院でも確保された。自民党は、秋の臨時国会から衆参両院の憲法審査会で議論を進めたい考えだが、参院選で「改憲阻止」を強く主張してきた民進、共産両党は警戒を強める。公明党は拙速な改正には慎重で、参院選後も各党の思惑が交錯することになりそうだ。
(以上引用)

安倍政権がより安定し、いよいよ改憲が現実的になってきたのは喜ばしいが、日ころが議席を獲得出来なかったのが悔しい。
どーでもいいタレント議員までが当選しているというのに…。
ところで今回も池上彰の選挙解説は、各党関係者に鋭く切り込んでいて、他のキャスターなんか足元にも及ばなかった。
無敵だな、このおっさん。
パンツリメイク/チノ カーゴパンツ
ポケットフラップに爆弾のペイントが入ったカーゴパンツ。
擦り切れた裾をカットして七分丈のショートパンツにします。
カーゴパンツは膝部分の運動性能を確保するため、タックが上下に付けられていますが、その下数センチのところが仕上がりになるように広幅で三つ巻きします。
裁断時、開いたタックの影響で布地を斜めに裁ち落とさないように注意します。
スコードロンパッチ鋭意製作中
今回はパッチワークの仕様で、台座の革の上に別革に描いたパーツを縫い付けて製作。
台座は右下が飛び出した変形デザインで、ここに爆弾が収まります。
ずいぶん前に同デザインのものを製作していますが、パソコンが故障した時にデータを紛失したので、うろ覚えで作業しております。
いただきもの
「カウボーイズ&インディアンズ」は、その名のとおりウエスタンのライフスタイル誌。
ファニーの担当氏が商品と同梱包で送ってくれる。
衣料品から雑貨、家具、銃器、車、住宅までが紹介され、毎号西部劇の記事が掲載されて出演俳優が表紙を飾る。
今号の表紙は立派な口ひげをたくわえたサム・エリオット。「トゥームストーン」でヴァージル・アープ役をやっていた長身の俳優。この人の出演歴で個人的に印象に残っているのは西部劇ではなくて、メル・ギブソン主演のベトナム戦争映画「ワンス・アンド・フォーエバー」での上級曹長役。日本での知名度はイマイチで、奥さんのキャサリン・ロス(「卒業」の主演女優)の方が有名だろう。
パラパラ読み飛ばすだけでもイマジネーションを刺激する美しい装丁の雑誌。
何冊か余分があるので、ご希望の方には店頭で差し上げます。
オープン化
まだ梅雨が明けたわけじゃないが、サイドピラーとFRPのトップを取り外してオープン化してみた。
ネジ留めになっているところが10箇所以上あって、段取り良くやっても20分以上はかかってしまう。スイッチ一つで幌が開閉出来るビュイックと違い、こいつは出先で急な雨に降られたら諦めて濡れて帰るしかない。
両方のドアも六角レンチでヒンジごと取り外せるように加工済みだが、いかんせん置き場が確保できず。重くて嵩張るし、布の内貼りも付いているのでどこか屋内に収容しなくてはならないのだ。
なので、ドアは当面このまま。
麻生副総理来名
昨日所用で金山総合駅を利用したのだが、帰路、南口周辺がやたらと騒がしい。
この時期なので参院選の街宣が行われているのはわかったが、近づいてみると自民党のプリント入りのポロシャツを着た人たちが多数。街宣車の上でマイクを握っているのは地元の藤川政人さんという候補者。それにしても随分SPの数が多い。TVの撮影クルーも来ている。しばらく聴いていると、「まもなく麻生副総理も駆けつけます」とやっている。せっかくなので、麻生さんの演説も生で見てから帰ろうと電車の時間を遅らせた。しかし駅前ロータリーは日差しを避ける所がなく、帽子をかぶっていなかったので暑くてまいった。
麻生派候補者の演説がしばらく続いたのち、SPにがっちりガードされ、麻生副総理のご登場。街宣車にヒラリとかけあがると、聴衆に向かってにこやかに手を上げる。小柄だが引き締まった体つきで、暑い中でも仕立ての良いスーツ、今時珍しいダブルカフスのシャツをきっちり着こなしている。
話は主に経済問題で、アベノミクスによって景気が上向き、雇用状況が民主党時代とは比較にならないほど改善されたというようなこと。具体的には大学生の求人倍率の上昇を挙げる。ついでに現民進党党首の岡田がいかに無能かということも力説し(無能と直接表現はしてないけどね)、自民党政権のさらなる安定化が必須であると主張。ふんふん…。ちょっと脱線して、名古屋市長の河村さん批判も飛び出したりした。
帰りがけには聴衆に親しく話しかけ、握手してまわるので、私も握手して短く言葉をかけさせてもらった。もちろんにこやかな麻生副総理のまわりは、鬼みたいな顔つきのSPが厳重に警備している。不審な動きでも見せたら、たちまち組み伏せられるのは間違いない。
麻生副総理は明るく、威勢がよく、育ちが良いわりにべらんめえ口調で親しみも感じさせる。時折不用意な発言で批判を浴びるが、やっぱり一流の政治家としてオーラというか、華がある人だと思う。
化粧直しもDIYで
本当は暑くなる前にやっておきたかった壁漆喰の塗り直し。
ずいぶん前にコンクリートの擁壁を漆喰で仕上げたのだが、汚れがこびり付いて取れないので、重ね塗りを行った。
以前塗ったものとは多少色調の違うクリームがかったホワイト。
反対側の擁壁は、時間切れで手を付けられず。
ジーンズ裾上げ
持ち込みでチェーンステッチでの裾上げ依頼。
主にセレクトショップで展開している国産ブランドで、すでに地縫いミシンでかなり幅広に三つ折りされていますが、股下寸法を変えずに仕上げ直しを行います。
こうしたケースは一旦裾を解体してプレスで広げ、チェーンミシンに必要な縫い代を残して裁ち直しする必要があります。

画像1/スタビライザーというブランドのブーツカット。

画像2/広めに三つ折りされ、シングルステッチで仕上げられている状態。

画像3/縫い目を解体してプレスで伸ばし、余分な縫い代をカット。

画像4/チェーンミシンで裾上げ。
名著であるため、ご紹介
『宿命の子』高山文彦著 小学館

現日本財団会長の笹川陽平氏の半生を追ったノンフィクションだが、紙面のかなりの部分は競艇事業の創始者である父、笹川良一氏に割かれている。
そういう意味では笹川ファミリーの評伝といってもよいかもしれない。
ここ数年、笹川良一氏については、史実に基づいた詳細かつ客観的な伝記が出版され、それまでの左翼マスコミによって貼り付けられた悪評とは全く異なる実像があきらかになっている。
しかし90年代当時、世間に対して一言の言い訳もせず、部下の裏切りにも目を瞑って黙して死んでいった父の、負の遺産を背負い込んだ陽平氏の苦労は並大抵のものではなかった。反笹川キャンペーンによる悪評ばかりか、金銭的にも莫大な負債(80億円)を背負い込み、よほど強靭な精神力がなければ乗り切れなかったであろう。
しかも艶福家だった良一氏は複数の家庭を持ち、兄二人とともに私生児として生まれた陽平氏は、長年ほとんど下男と同様の扱いを受けて過ごしている。世界中の人々に対し、分け隔てなく慈善を施した日本の黒幕は、一方で自分の息子たちには極めて冷淡な扱いをしたのだ。
しかしその父の晩年を支え、死後志を継いで傾きかけていた事業を立て直し、世界中に自ら足を運んでハンセン病をほぼ駆逐した笹川陽平氏。
「巨大な利権を引き継いだ御曹司」という世間のイメージとはかけ離れた篤志家の姿が浮かび上がる。
700ページ近い大作だが、慈善活動の裏面史ともいえるたくさんのエピソードも盛り込まれ、最後まで飽きさせない。
結実
2013年の夏にデッキの鉢でプチトマトを栽培したが、一昨年、昨年は何も植えず、放置状態だった。
今年はたまたま苗を2本いただいたので、植え付けておいた。
土も変えず、堆肥もやっていないが、けっこうな勢いで実をつけ始めている。
月末には完熟して収穫できそう。