2016年2月

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パッチ縫い付け/MA-1
こちらは関東のお客様の依頼品。
ビンテージのウイングマークとスコードロンパッチ、グログランのネームテープを取り付け。
短冊状で端が断ち切りになったウイングマークは、アイロンで成形してから作業を行います。
本日の修理品/ファニー ビルフォード
数年の使用で表面が磨かれ、艶やかなアメ色に変色したイエローラティーゴのビルフォード。
コインケースの蓋に付いているバネホックが留められなくなっている状態です。
下側の受けの中に入っている二の字のバネが破損しており、これを取り外して交換します。

画像2/ホックのバネの片側が破損している状態。これは消耗品であり必ず交換時期がきます。下は交換用の新品パーツ。 

*基本的に当店で販売した商品のみの受付とさせていただきます。
バックペイント鋭意製作中
昼過ぎに雨は上がり、生暖かい風が吹く奇妙な天気。
バックペイントは軽く陰影を入れた段階でひとまず休止し、他の作業にあたります。
週末に入荷した商品も順次WEBでご紹介していきます。
バックペイント鋭意製作中
下地が乾いたところで肌の部分から大まかに色付け。
文字と爆弾の配置も決まっていますが、今回はピンナップガールを集中的に仕上げてから別の箇所を描きます。
バックペイント製作開始
バズリクソンズのラフウエアA-2はパッチ類の取り付けが終わり、バックペイントに入っております。
ピンナップガールに文字と爆弾の組み合わせですが、まずは中心となるピンナップガールの部分からかかります。
新品のA-2がベースなので念入りに脱脂し、下描きの上にオフホワイトの下地を塗っていきます。
イトキンがインテグラルの支援で再建

大手アパレルのイトキンを投資ファンドのインテグラルが買収することが10日、正式に発表された。イトキンが実施する第三者割当増資を約45億円で引き受ける。インテグラル側からイトキンに会長として辺見芳弘氏をはじめ複数名が就任する。現在運営する28ブランド・1400店舗のリストラを、インテグラル主導で進める。
イトキンは非上場企業だが、百貨店を主力とした総合アパレルの五指に入る名門。いち早く中国事業を軌道に乗せたり、SPA型ブランドを投入したりするなど革新的な時期もあった。2001年1月期の売上高は1424億円で、売上高3000億円構想も打ち出していた。しかし、中国事業を大幅に縮小せざるをえず、主戦場の百貨店での売り上げ低迷などもあり、直近の15年1月期には952億円にまで低下し、4年連続の赤字に陥ってきた。今春は、少なくとも4ブランド・事業を廃止する。「クレージュ(COURREGES)」と「シンシア ローリー(CYNTHIA ROWLEY)」は1月末でライセンス契約を終了し、順次閉店する。定年を迎える優秀なベテラン社員を活用した新会社イトキンメビウスの「グレイセラ(GRACERA)」は2015-16年秋冬商品で撤退し、「ヒアーズ(HERE'S)」は4月上旬で事業をクローズする。
(以上引用)

風の便りで気になってはいたが、本当に身売りすることになってしまい、残念。
残った人達も、再建の道程は楽じゃないだろうと思う。
A-2カスタム進行中
出来上がったネームとスコードロンパッチ、エアフォース章を定位置に縫い付け。
この後、バックペイントの作業に入ります。
ネームプレート製作中
現在請け負っているA-2カスタムで取り付ける分と、通販でネームのみご注文いただいた分を製作。
A-2、B-10、B-15などに縫い付けるネームプレートは、縦は約18ミリ(サイズの変更も可能)、横は文字数により100~120ミリで製作しています。ヌメ革にお客様の指定の文字を刻印します。

価格/3000円(税別)
A-2カスタム次回分
バズリクソンズのラフウエアA-2をベースに、革ネームとパッチ類を取り付け、背中にはピンナップガールをペイントしてデコレートします。
ラフウエアA-2の現状在庫は42(XL)一点になりました。
他サイズの次回入荷は今秋になります。
台湾に100万ドル支援=政府菅義偉官房長官は8日午後の記者会見で、台湾南部で起きた地震への支援として、「復旧復興のため、台湾赤十字社に100万ドル(約1億2000万円)規模の支援を実施する」と表明した。菅氏は「現地における情報収集や台湾側のニーズ等を総合的に勘案しつつ、迅速に対応したい」と述べた。
(以上引用)

えぇ~!たった1億2000万円かい?
根拠のない慰安婦問題の解決金に10憶円も支出するくらいなら、こっちに回せや。
パッチ縫い付け/AN-J-3A
バズリクソンズのオリジナルスペックで製作した民間向けフライトジャケット。
オリーブグリーンの山羊革と、紫がかった色合いのニットパーツのコンビネーションが新鮮です。
豊田市からお越しのお客様のオーダー品。
トヨタの関連会社にお勤めの方で、愛知製鋼の爆発事故で鋼材の供給がストップし、しばらくお休みになったそう。
終了間近
形状が似ているため、「チーズ巻き」と呼ばれる工業用のミシン糸です。
デニムの裾上げに使用する綿100%のカタン糸で、一巻5000メーターあり、チェーンミシンの場合はボビンがないため、これを二巻セットして上下糸用として使用します。
これらの糸は取引メーカーからの提供があるわけではなく、出来るだけ色味や組成が近いものを独自に調達しております。
刺繍パッチ下絵制作
刺繍パッチのオーダーのため、絵柄の選定と下絵の製作にかかっております。
横振りミシンを使ってのハンドメイドなので、職人さんが出来るだけ少ない工数で見栄えよく仕上げる事が出来るよう検討します。 
以前も制作した375BOMBは、今回フェルトベースで制作予定。
ネットでお買い物…LED電球
先週、ソケット(と、その配線類)を国内対応品になんとか交換したシャンデリア。
それでE17規格の電球がセットできるようになったが、この際LED電球を取り付けることにした。価格も数年前よりはこなれてきていると思えるし、相当長期間交換の必要もないはず。
ネットで東芝の製品を注文すると、すぐに送られてきた。
以前と同じ25ワット相当となっているが、取り付けてみると、むしろこちらのほうが明るい感じがする。

画像1/左が電極が二つに分かれている古いソケット。右は対応品のソケットと通電確認で使った普通の電球。

画像2/今回購入したLED電球。
梅春
先週から咲き始めていた。
暖冬のせいで、昨年よりずいぶん早い。
ライフスタイルマガジンとして、アメカジ文化の牽引役でもあったフリー&イージーが休刊になったらしい。
創刊されたころは、面白い雑誌だと思って購読していたし、これを教本代わりにしていた人も少なくはなかったろうと思う。
ネットが普及して、紙媒体の存在価値はずいぶん薄れてしまったのだ。
私自身、もう何年も読んでいなかった。
大阪出張
昨日は本年最初の大阪出張。
新幹線でコーヒーを飲みながら、百田尚樹氏の「夢を売る男」を読み進める。
自身がベストセラー作家でありながら、この作品では出版界の内幕をかなり辛辣に描いている。
いつものように近鉄線荒本にあるファニー本社を訪ね、その後で東洋エンタープライズの夏物展示会をまわるという日帰りコース。
東洋は東京のメーカーであり、大阪には出張所もないため、展示会は毎回レンタル会場でおこなわれる。今回は今まで使っていた所とは異なる会場だった。

画像1/ファニー本社2Fのベルトコーナー。自社工場で製作されるものと、トニーラマやジャスティン、ノコナといったウエスタンブランドの輸入品が半々。

画像2/リアルにエイジング加工されたメディシンマンベルト3種。バックルに合わせ、帯の幅も細めの25ミリから32ミリ、38ミリとある。

画像3/このあと訪ねた東洋の展示会は、本町の大阪会館ビルで行われた。この周辺の街並みは、四半世紀前からそれほど変わっていない。
当店の担当氏は、雪掻きによる腰痛の悪化でコルセット姿だった。
MUD HEAD(マッドヘッド)
先週ファニーから、珍しくスペシャルオファーがあった、マッドヘッドとよばれる精霊モチーフの人形。
スペシャルオファーというのは、要は生産中止による見切り販売です。
ココペリドールよりも、かなり細かく作り込まれたこのドール、従来2000円(税別)だったものを1000円(税別)でのご提供です。三色各々少数入荷。
ところで明日は大阪に出向いて、東洋エンタープライズの盛夏モノの展示会と、ファニー本社での商談予定。
日帰り出張は疲れるが、列車の中で本を読めるのが楽しみといえば楽しみ。
本日の修理品/エターナル811
力織機で織られたエターナルの定番デニムは、その生地の硬さにより、ボタンの開閉でホールの芯糸が抜けることがあります。
これは素材的に仕方がないところもあり、同社の製品に限らず、硬い生地とフロントボタン開きの組み合わせではよく起こるケースです。
元通りに修復は出来ませんが、ホール周りに振りミシンを入れて、通常使用に問題ないレベルに補修出来ます。