当店の所有ミシンは現在7台だが、このうち3台は地縫いに使う直線ミシン。
用途別に薄物〜中厚用、中厚〜厚物用、レザー等の極厚用と使い分けている。このうちレザー用のミシンは、モーターを取り外して手動のみの使用とし、モーター用のベルトを外したプーリーにシヴォレーのハンドルを取り付けて手回しにするという大胆かつスタイリッシュな改造をすでに施してある。
一方、画像の中厚〜厚物用のミシンはモーター付きで、シングルでの裾上げ等に使用するが、厚物のカケツギもこれで行う。細かい作業で何度も方向を切り返すときなどは電源を落とし、手でプーリーを回して行うが、当然モーターからのベルトは常時付いたままで、クラッチを切ってもかなり重さがある。これを日に何時間もやっていると、手首は痛くなるし、肩がこって仕方がないのだ。
そこでこれにも自動車のハンドルを取り付けて、動力と手動の両用にしようかと思ったが、プーリーの形状と軸の高さの問題で無理だった。そこでいつも鉄モノの加工をお願いしているお客様に、プーリーの外側に取り付けるハンドルを現物合わせで作っていただいた。大小のパイプを旋盤で輪切りにした物をハンドル状に溶接で繋ぎ、小パイプの側面に取り付けられたサラキャップをプーリーにねじ込んでがっちり固定出来るようになっている。
これでプーリーの直径が21センチにもなり、手動の際に軽く回すだけで針を進めることが出来るようになった。
画像上/輪切りにしたパイプを組み合わせたハンドル。
画像中/取り付け前のノーマル状態。
画像下/取り付け後。
用途別に薄物〜中厚用、中厚〜厚物用、レザー等の極厚用と使い分けている。このうちレザー用のミシンは、モーターを取り外して手動のみの使用とし、モーター用のベルトを外したプーリーにシヴォレーのハンドルを取り付けて手回しにするという大胆かつスタイリッシュな改造をすでに施してある。
一方、画像の中厚〜厚物用のミシンはモーター付きで、シングルでの裾上げ等に使用するが、厚物のカケツギもこれで行う。細かい作業で何度も方向を切り返すときなどは電源を落とし、手でプーリーを回して行うが、当然モーターからのベルトは常時付いたままで、クラッチを切ってもかなり重さがある。これを日に何時間もやっていると、手首は痛くなるし、肩がこって仕方がないのだ。
そこでこれにも自動車のハンドルを取り付けて、動力と手動の両用にしようかと思ったが、プーリーの形状と軸の高さの問題で無理だった。そこでいつも鉄モノの加工をお願いしているお客様に、プーリーの外側に取り付けるハンドルを現物合わせで作っていただいた。大小のパイプを旋盤で輪切りにした物をハンドル状に溶接で繋ぎ、小パイプの側面に取り付けられたサラキャップをプーリーにねじ込んでがっちり固定出来るようになっている。
これでプーリーの直径が21センチにもなり、手動の際に軽く回すだけで針を進めることが出来るようになった。
画像上/輪切りにしたパイプを組み合わせたハンドル。
画像中/取り付け前のノーマル状態。
画像下/取り付け後。