2012年10月

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本日の修理品
長年着込まれたB-10ですが、袖下のリブの付け位置が擦り切れています。
この部分はリブ付きのフライトジャケットの急所であり、長年の着用に伴い、摩擦で傷んでしまうケースが多いようです。
ポッカリ穴が開いてしまった場合は裏からテープで補強してミシン作業になりますが、今回は穴が開いた生地の内側に樹脂をはさみこみ、アイロンの熱で圧着するという方法をとります。

当店ではお買い上げ頂いたフライトジャケットをより長くご愛用頂く為、あらゆる修理を承ります。(修理工賃は個々のケースにより異なります)
名著であるため、ご紹介
『約束の日 安倍晋三試論』小川栄太郎著 幻冬社

安倍氏が自民党総裁に返り咲く直前のタイミングで発刊されたのが本書である。
筆者は政治は専門外のルポライターだそうだが、6年前の首相就任時から突然の退陣表明までを丹念に追った渾身のルポルタージュである。この本によって当時は見えにくかった政権の内幕、その多大な実績と対抗勢力との暗闘が白日の元にさらされる。
安倍の目指す「戦後レジームからの脱却」はすなわち戦後既得権益層への宣戦布告であり、キャリア官僚、反日マスコミ、日教組に加え、戦後保守である自民党そのもののあり方も問い直しているのだ。
そして安倍政権を最も憎み、転覆のために異常なバッシングに明け暮れたのが朝日を中心としたマスコミであった。
本書の帯には政治評論家、三宅久之氏が推薦の言葉を寄せているが、本文中にも三宅氏の証言として、朝日新聞の主筆である若宮啓文が安倍叩きを「社是ですから」と言い放つくだりが出てくる。
自国の総理大臣を、イデオロギーが異なることで追い落とすのが社是の新聞社とは一体何であろうか。針小棒大な報道は当たり前、あきらかな捏造まで駆使して安倍政権を貶める。これが一定程度の影響力を持つ全国紙の報道姿勢なのだ。そして無邪気な国民は欺かれ、もくろみ通りに今の民主党政権への流れが出来上がった。
朝日新聞社は過去何度もテロの標的になっているが、そのたびに「言論に対する暴力は許されない」という誰も反論しようのないセリフで被害を強調する。
しかし、数々の外患誘致をくり返し、戦後日本社会に毒を流し続けてきたのがこの新聞社であることは間違いない。若宮については中国共産党との親密な関係も指摘されている。ずいぶん前だが、武装した右翼(と思われる)に銃撃され、社員が射殺される事件まで起こった。どうせ発砲するならこの若宮を撃ち殺してくれれば良かったのにとつい思ってしまう…。
ともあれ、新薬のおかげで難病を克服した安倍新総裁が日本の舵取りをする日も近い。そして政権維持には、マスコミ報道に踊らされずにきちんと実績を評価し、応援する国民の声が必要不可欠であろう。