2011年4月

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パッチ縫い付け
今回は岩手県の方からご依頼いただきました。
東北道沿いの内陸部の物流は平常に戻りつつあるようです。
郵便配送していただいたロストワールド社のA-2の左胸と左腕にレザーパッチの縫い付けです。
ロストワールドは、アメリカでビンテージジャケットのリプロダクションを手がける草分けのようなメーカーです。ガッチリとした馬革で、J.A.デュボウのA-2を復刻しており、ディテールも忠実です。ずいぶん前には当店でも販売しており、私も個人的に長年着用しています。
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本日のニュースより

竹島問題に抗議、韓国が震災募金を中止・返還・用途変更へ
韓国中部の忠清北道槐山郡は6日、竹島(韓国名・独島)は日本の領土と明記された中学校教科書が検定合格したことに抗議し、東日本大震災の被災者を支援するための募金活動を中止したと発表した。竹島問題で震災募金を中断した地方自治体は、同郡が初めて。複数の韓国メディアが伝えた。同郡は郡職員や村役場職員などを対象に3月25日から募金受け付けを開始し、400人あまりから約450万ウォン(約35万円)を集めていた。6日に受け付けを中止し、同日午後には寄付した各職員に全額返還した。
郡関係者は、日本の領土権主張を非難し、「日本政府は侵略野心をやめ、韓国国民と歴史に謝罪すべき」と批判した。
(以上引用)

いつもながらこの民度の低さには唖然とさせられる。
…なんとか国交断絶出来ないものか。
一方、物心両面で全力で支援してくれる台湾の方々への恩義を日本人は忘れないだろう。
カルト対策
昨日の休業日、子供も春休みで家にいたので、朝から家族で近所の桜がきれいな公園に出かけたのだか、奇妙な青年に出くわした。
にこやかな笑顔で、ベンチに座っているひとびとに「気功の勉強をしてるんですが、興味はありませんか?」と声をかけてまわっていた。誰にも相手にされていなかったが、それでもあちこちのベンチをまわって声をかけていた。
う〜ん……怪し過ぎる。
疑似科学療法の詐欺が得意なカルトが、正体を隠して接近するときの見本のようなやり口である。
私の妻にも声をかけたが、ちょっと後ろにいた私の事はスルーしていった。
…惜しい事をした。一声かけてくれれば、「ハイ、興味あります!」と言って逆に根掘り葉掘り質問攻めにしてこき下ろしてやったのだが…。
百歩ゆずって、まじめに気功の勉強をしている青年であったとしても、気功による治療効果については科学的根拠がなく、国は認めていない。だから当然にいつまでたっても保険適用外である。また医師でもないのに治療と称して金をもらったりすれば 医師法違反 である。癌でも治るとかたり、結局死に至らしめた事例は枚挙に暇がない。そして多くのケースではカルト宗教が背景にある。
以前から、疑似科学をネタにした商売や、オカルト、霊感商法の類いが大嫌いである。
人間の不安や、思い込み、善意を徹底的に利用するやり口はどこの団体も似通っている。
しかし日本では、こういった連中にそれほど厳しい態度はとられていない。
私が学生の頃は、韓国発の似非キリスト教、統一教会が各校で勢力を拡大した。多くのまじめな学生が原理研究会に取り込まれ、霊感商法のお先棒を担がされたり、韓国人の貧農と集団結婚させられ人生を棒に振った。
オカルト雑誌「ムー」で広く紹介されたオウム真理教では、ヨガによる超能力開発と称して信者の獲得がなされた。
最近でもTVではスピリチュアル・カウンセラーを自称する醜いデブが、詐欺行為が露見した後も平然とゴールデンタイムに出演する。
信教の自由を盾にとればなんでもやりたい放題ではないか?
あきらかに反社会的な体質があっても、よほど大きな社会問題ににならなければ対応しないのだから、行政ものんびり構えている。
やはり被害を防ぐには自己防衛が基本という事であろう。
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<おまけ>本日のニュースより

死者をよみがえらせる奇跡を起こしたとされ、世界中に数百万人の信者を持つインドの霊的指導者、サティヤ・サイ・ババ(Satya Sai Baba、85)が、危篤状態に陥り、同国南部の病院で集中治療を受けていることが5日明らかになった。
サイ・ババは前月28日、肺と胸のうっ血によりアンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)州プッタパルティ(Puttaparthi)の病院に入院した。同病院の4日夜の発表によると、容体は悪化しつつあり、人工呼吸器をはめて腎臓透析を受けている。
サイ・ババの容体については、政府高官が「安定している」と発表するなど、情報が錯綜(さくそう)している。病院には安否を気遣う信者ら数千人が到着しつつある。
信者は、いくつかの奇跡を起こしたサイ・ババを「神の生まれ変わり」と称し、あがめている。インドの首相元首相や財界トップも信者であることは有名な話だ。
サイ・ババの財団は同国の保健・教育分野に資金援助を行っており、サイ・ババ氏が入院したのも財団が財政的な援助を行っている病院だ。
(以上引用)

タイミング良くこんなニュースが報道されていたので拾ってみた。
「死者をよみがえらせる奇跡を起こした」霊的指導者が、なんで人工呼吸器をはめて腎臓透析を受けているのだ…?
サイババ信者の方にぜひお尋ねしたい!
パッチ縫い付け
先週末はB-6を扱いましたが、今回はB-3へのパッチ縫い付けです。
羊革の毛足が長い分、安定感が無くて扱い難い事は間違いありません。ジャケット、レザーパッチ共、関西のお客様からの持ち込みです。レザーのパッチは、柔らかいクロムなめし(裁断面が白いので判別できます)の革に絵柄をプリントしたもので、伸びやすくて縫製の際に縫いずれが起きないようにとくに神経を使います。
ルケーシー・クラシックス+シフトペダルカバー
LUCCHESE(ルケーシー)はテキサスの老舗ブーツメーカーで、アメリカの歴代大統領や、ハリウッドスターを顧客に持つ名実共にトップクラスのブーツメーカーです。
中でもこのクラシックスのラインは、最上質の皮革を用い、昔ながらのハンドメイドで受注分のみの生産になっています。
今回デリバリーさせていただいたのは、オイルカーフ製のローパータイプで、丸みを帯びたトゥと低めのヒールが特徴です。きめ細かく、しっとりと粘りのあるカーフレザーは履き込むごとに足になじみ、適切なメンテナンスを施す事で数十年履き続ける事が可能です。ソール、ヒールの積み革はもちろん、ヒール底のラバーを除いてすべて本革製のため、見た目よりもはるかに軽く、足に負担がかかりません。
FUNNYの公式HPでも同商品が紹介されていますので興味のある方はそちらもご覧下さい。
現在のレートでの価格は78000円です。
さて、ご注文くださったお客様は大型のツアラーに乗るバイカーでもあるため、シフトペダルでブーツに傷が付くのを避けるため、当店で、現物合わせで革のカバーを製作しました。スナップ釦で簡単に脱着出来るようになっています。
ビュイック始末記(電装編)
先週の事ではあるが、朝、始動時にキーをオンにしてもセルモーターがピクリとも動かず、これはいかんということでプロの方に出動いただくことになった。
以前から同じ兆候があり、何度かキーを回すうちにかかるのだが、早々に対策しようとしていたところであった。前々からヒューズボックスの配線の接触不良を疑っていて、この部分を丸ごと新品交換しようと、電気関係の仕事をされているお客様にも相談を持ちかけていた矢先であった。何せヒューズボックスは1966年当時のままで、コンバーチブルだから外気にさらされている時間も長い。ヒューズを挟むクリップ部分に錆もきている。ヒューズ自体は若い人などは見た事もないような円筒形のガラス管である。
とりあえずテスターで時間をかけ、通電状態を確認してもらう。
…ところが異常なし。ヒューズもIGN(イグニッション)に入っているものも含め、すべてはずして状態を確認するが問題はなし。
そしてなんと…ヒューズをすべて外した状態で、試しにキーをひねってみると、普通にエンジンがかかるじゃないか!
…ちょっと車に詳しい人にはおわかりだろう。
セルモーターはヒューズを介さず、なんと発電機と直結になっていたのであった。
つまり始動時の不調はセルモーター(これは国産の上級品がついているという事で疑ってもみなかった)の問題で、ヒューズボックスは何の関係も無かったのだ。
それではIGNのところにささっているのは何のヒューズなのかと新たな疑問が浮かぶが、時間がかかりすぎるのでこの際追求はしなかった。
もともとドラッグレース用のエンジン(7400CC)に積み替えられていたホットロッドで、それでは街乗りにはあんまりなので、納車の時にわざわざスモールブロックに積み替えてもらった経緯がある。それまで色々な人の手が加わっていて、配線関係もたぶんノーマルではないので、どうなっているかよくわからない。
…まぁいいや。
とりあえず現状の問題点が特定出来れば充分なのだ。徹底追及しようとするとノイローゼになってしまうので、適当なところで良しとするのが古いアメ車とのつきあい方だと割り切っている。
ついでにアーシングしてもらい、バッテリーを新品交換したら、セルもバリッと勢いづいてまったく始動に問題はなくなった。
どうやら来年の車検まではこのままいけそうである。
ウエスタンレザー モーターサイクルチャップス
FUNNY本社工場内の「ウエスタンレザー」のラインでは、本格的なカウボーイスタイルの革製品をリリースしています。
2月にお客様のご注文で、チャップス(シャップス)をオーダーし、昨日納品されました。
チャップスは、パンツの上から履くオーバーパンツの事で、もちろん本来は乗馬用です。
今回製作したのはスマートなモーターサイクルタイプのデザインで、本体はライトブラウンのスムースレザー、腰帯はタンのブライドルレザー(ライダースウォレットと同素材)をチョイスしていただきました。大型のサイドポケット、ウォレットレーンを連結するDカン等も装備しています。
デザインはこの他に3タイプ、革は11種類の中から選択していただけます。
完全なオーダーメイドで、注文時は店頭で8カ所を計測して仕様書を作成します。納品までには1ヶ月半を要しますが、素材、つくりの良さとも、他のメーカーでは比較にならないと思います。ワンオフですからピッタリ体格に合ったものになるのは言うまでもありません。
実用性とデザイン性を兼ね備えた、ロングツーリングの必需品です。