本日の修理品

本日の修理品
今日はリーバイスの501、66と呼ばれる古い耳付きのモデルを修理します。
オーナーは40年代のアメ車のホットロッドに乗る、生粋のビンテージフリークです。
全体にヤレきっており、生地はすでに耐用年数を越え、強く引っ張ればスリップしそうな状態です。以前にどこかの修理屋さんで、接着芯地を貼ってリペアした跡が10カ所近くもあります。
今回は左右の前身頃、リペアとリペアの間にパックリと口を開けたところを裏打ちします。
生地が弱り切っている場合、あまり太い針と糸でガシガシ縫うと、針を落としたそばから生地が破れてしまいます。今回は細い針に交換し、50番の綿糸でトコトコと補修していきます。
この手のヤレたジーンズは、こぎれいなシャツや、きちんと手入れされたブーツとコーデュネートされると、とても良い味を出してくれます。着用者によってハイセンスな着こなしが可能なアイテムです。
しかし、(国母みたいな)薄汚く、教養のカケラもない小僧が腰履きしたりすると、格段に不潔な感じになることは間違いありません。日比谷の派遣村にたむろする若年コジキ野郎に負けないぐらい汚い雰囲気になってしまいます。
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