本日の修理品

本日の修理品
今回は以前お買い上げいただいたロンウルフのハンター。
レースを留める上4列のフックの裏側の処理がいまいちでバリが出ており、摩擦でフロント部分の革の表面が傷ついて地肌が出ています。
対応としてはフックの裏側のバリを押さえ込んで、地肌が出てしまった部分は顔料でリタッチします。
今回の様なケースは製品そのものの不具合と言えるので、本来メーカーに対応させるのが順当です。しかし杓子定規に返送していたら時間もコストもかかってしまうので店頭で即応出来るものは極力そのようにしています。

画像上/フックの裏のバリはシルバー製品の加工に使うリューターを軽く当てて均した。地肌が出ている部分は顔料でリタッチする。

画像中/茶系の顔料を調色して色を近づける。

画像下/リタッチ完了

*このように当店の即応能力によって結果的にメーカーの負担はかなり軽減されているはずで、もし東洋エンタープライズの人がこのブログを読んでいたら感謝の念を抱くのは間違いないと思うのだがいかがだろうか。