工房訪問
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昨日、当店の仕事を引き受けてくれている刺繍職人のおじさんの工房にお邪魔した。
横振りミシン(振り幅を足で調節しながら生地に柄を入れていく専用機)一筋で50年超の大ベテラン。
流通品の刺繍の99%はコンピューターミシンによるもので、安価で大量生産可能だが、刺繍面が平滑すぎて味わいに欠ける。化繊糸を使用するため、色変化もない。
やっぱり横振り機による凹凸感がなくてはという目の肥えた人は一定数(100人に1人くらい?)存在し、その方たちの需要を満たすための製品を依頼している。
いにしえのワザを現在に伝えるおじさんは意気軒昂で、年金を貰いながらも現役続行中。
当店のわがままな要望にも気軽に応えてくれ、期待以上の製品を仕上げてくれる頼りになる存在。
画像1/年季の入ったブラザーの横振りミシン。構造は単純だが、使いこなすには相当の技量が必要。
画像2/カンサイ製のオーバーロックミシン。レーヨン製の刺繍の縁仕上げ用。現代刺繍は化繊製でヒートカット(熱で縁を落として始末する)のため、オーバーロックは必要がない。
画像3/サガラ刺繍ミシン。スタジャンのワッペンのようにループ状の刺繍が出来る特殊ミシン。
画像4/デッドストックのエンブレムクロス。レーヨン糸(再生繊維で組成は綿)で織られている。現在は製造されていないため、使い切ったら終了。
横振りミシン(振り幅を足で調節しながら生地に柄を入れていく専用機)一筋で50年超の大ベテラン。
流通品の刺繍の99%はコンピューターミシンによるもので、安価で大量生産可能だが、刺繍面が平滑すぎて味わいに欠ける。化繊糸を使用するため、色変化もない。
やっぱり横振り機による凹凸感がなくてはという目の肥えた人は一定数(100人に1人くらい?)存在し、その方たちの需要を満たすための製品を依頼している。
いにしえのワザを現在に伝えるおじさんは意気軒昂で、年金を貰いながらも現役続行中。
当店のわがままな要望にも気軽に応えてくれ、期待以上の製品を仕上げてくれる頼りになる存在。
画像1/年季の入ったブラザーの横振りミシン。構造は単純だが、使いこなすには相当の技量が必要。
画像2/カンサイ製のオーバーロックミシン。レーヨン製の刺繍の縁仕上げ用。現代刺繍は化繊製でヒートカット(熱で縁を落として始末する)のため、オーバーロックは必要がない。
画像3/サガラ刺繍ミシン。スタジャンのワッペンのようにループ状の刺繍が出来る特殊ミシン。
画像4/デッドストックのエンブレムクロス。レーヨン糸(再生繊維で組成は綿)で織られている。現在は製造されていないため、使い切ったら終了。