本日のニュースより

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鈴木宗男氏は「除名」 維新の党紀委が結論

日本維新の会が6日の党紀委員会で、党に無断でウクライナを侵略中のロシアを訪問した国会議員団副代表の鈴木宗男参院議員を「除名」とする意見をまとめたことが分かった。10日にも最終決定する。
関係者によると、党紀委員会では鈴木氏がロシアの勝利を期待するとの趣旨の発言をしていたことが問題視されたという。
鈴木氏は党が海外渡航のルールとして定めていた申請書を事前に出さないまま、日本を1日に出発してロシアに向かった。届け出は2日だった。鈴木氏はロシア滞在中、ルデンコ外務次官などと会談し、5日に帰国していた。
(以上引用)

二元外交になってしまうし、維新としては、次の選挙のことも考えてさっさと切り捨てたんだろう。
鈴木宗男は毀誉褒貶の激しい政治家だが、中川一郎の秘書からたたき上げで身を起こしたタフな人。独特の立ち位置で発言するが、常に「国益」を考えていることは伝わってくる。
「ロシアが勝利する」というのは、本当にそういう意で言ったのかどうかはわからない。
先週、たまたま滞日10年超という日本語ペラペラのロシア人と話す機会があった。ロシア内のメディアは、終日プーチンのプロパガンダを垂れ流しているそう。それを信じているのはTVしか見ないロートルだけで、若者中心に厭戦気分は蔓延し、戦争忌避者が激増していると言っていた。彼の30代の弟は、徴兵を避けてブラジルに出国したらしい。ビザの関係でヨーロッパでは受け入れられず、遠くてもブラジルに渡る若者が多いみたい。
戦後日本は西側なので、欧米と歩調を合わせざるを得ないが、どこまで肩入れするかの判断は難しいと思う。
仮に日本の援助でウクライナが失地回復出来ても、ウクライナ人が恩義に感じて「このたびはお世話になりました!ついては北方領土をお返ししましょう」となるわけがない(ソ連時代に分捕られた日本の北方領土の住民は、多くがウクライナ人)。