まともな筆を購入したのなんて、何十年ぶりだろう。
ペイントを生業のひとつにしていながら、絵筆に対して拘りが無く、専ら百均で買った筆を使い捨てにしてきた。安物は数回使うと毛先が乱れてしまうが、上質な筆をメンテナンスしながら使い続けることを考えると、気楽なのだ。それでも要所を細密に描き込む時など、毛先のまとまりの良い筆を使いたくなった。
名村大成堂は名古屋にある老舗筆メーカー。
水彩から油彩まで用途別に、上質な獣毛を使ったものから化繊の筆まであり、あらゆるニーズに対応している。今回購入したのは中の上クラスのもの。
次回のペイント作業にこれを使って、感触を確かめてみる。