本日のニュースより

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「一水会」元代表 鈴木邦男さん死去 対米自立などを主張

「一水会」の元代表で作家としても数多くの作品を残した鈴木邦男さんが、1月11日、誤えん性肺炎のため東京都内の病院で亡くなりました。79歳でした。鈴木邦男さんは福島県出身で大学在学中から民族主義運動に参加し、昭和47年に「一水会」を立ち上げ、「対米自立」などを主張して「新右翼」と呼ばれました。
また、幅広い人脈を生かしてイデオロギーの枠を越えて多くの討論番組で活躍したほか、作家としても数多くの作品を残して独自の言論活動を続けてきました。
「一水会」によりますと鈴木さんは4年ほど前から体調を崩して療養を続けてきましたが、1月11日、誤えん性肺炎のため東京都内の病院で亡くなりました。
79歳でした。
(以上引用)

学生時代にこの人の著作を読んで、大きな影響を受けた。
右翼の中に、こんなに知的で想像力の豊かな人がいるのかと驚いた。朝日新聞が、「クオリティ・ペーパー」として堂々とデタラメをばら撒いていた時代、所謂「保守」や、「右翼」はとにかくイメージが悪かったのだ。
新聞記者を経て新右翼のリーダー格だったが、左派リベラルとも積極的に意見交換しあってきた鈴木氏は、ここ20年ほどで左寄りの発言が目立ち、右翼の世界からはオミットされた。取り巻きもほとんど左翼文化人の様な人達ばかりになっていた。
鈴木氏が、戦前の「老壮会」のように、思想の左右を超えて対話できる場を求めて積極的に活動していたのは理解できる。
しかし人脈的にもバランスを欠き、左派から都合よく利用されるようになってしまったのは残念である。

…合掌