鉄焙煎

鉄焙煎
ネットで得た情報を基に、100均で材料を揃えて作った錆酢(酸化鉄溶液)。
丸二日置いたので、そろそろ酸化も進んでいると思い、蓋を開けて白木の角材を漬け込んでみた。
漬けた瞬間に変化があるわけではなく、数分経ってゆっくり色が変わっていく。10分ほどで、ややグレーがかった色に落ち着いた。
色合いは、木材に含まれるタンニンの量で決まるらしく、タンニンが多いと黒褐色になるみたい。
化学変化によって木肌の色が変わるので、着色剤で好みの色に染めるようなわけにはいかないのだ。着色剤のように色移りもないし、有機溶剤の強烈な臭いもないが、錆酢の臭いはかなりきつい。猫のマーキング跡みたいな臭いといえばおわかりいただけるだろうか。
タンニン鞣しの革の色付けにも利用できるので、そちらも実験予定。