RED

RED
この手の映画は劇場で見なければということで、近くのシネコンに行ってきました。
結論から言うと、アクションコメディとしては充分楽しめる作品です。
ストーリーに目新しさは無く、引退したスパイ機関の工作員達が、在職中のミッションの為に口封じで消されかけ、反転攻勢をかけて敵を追いつめるというもの。
テンポ良く、最初から最後までダレることなく観終えることが出来ました。見所は、いずれ劣らぬベテラン俳優たちが、その持ち味を充分いかしつつ、サラリとアクションシーンまでこなしているところでしょうか。まだ50代のタフガイ、ブルース・ウィリスはもちろん、偏執狂的なキャラのジョン・マルコビッチ、老練で茶目っ気もあるモーガン・フリーマン、瞬きもせずに重機関銃を撃ちまくるエレガントなヘレン・ミレン、そして脇を固める俳優達もピタリとおさまりが良い。敵役のリチャード・ドレイファス(アメリカングラフィティー)の因業ジジイぶり、ちょい役でなつかしいアーネスト・ボーグナイン(なんと94歳!ポセイドンアドベンチャー)が元気な姿を見せているのも嬉しい。
RED/レッドはハリウッド映画らしい、痛快無比でスカッと楽しめる、娯楽映画の良品です。