アルバイトの野田君

古くからのお客様は憶えておいでだろうか。
23~24年前に当店でアルバイトをしていた瓶底メガネの青年を…。
当時日本福祉大の学生だった野田君。のんびりした近畿の方言で話す男。言葉はのんびりだったが、頭の回転は速かった。卒業後は郷里の三重県で地方公務員となり、堅実な生活を送っている彼が、大学の同窓会で久々に当地を訪れ、ショップに足を運んでくれた。
ひょろっとした学生だった彼も、時を経て貫禄のあるおっさんに変わっていた。