グレイテスト・ショーマン

グレイテスト・ショーマン
ヒュー・ジャックマンはじめ、実績のある俳優陣によるミュージカルで、一級のエンタメ作品。
本当は劇場で観たかったところだが、DVDで鑑賞。
ジャックマン演じる実在のサーカス興行師、P・T・バーナムは、フリークス(先天的な障碍者)に活躍の場を与え、日陰者暮らしだった彼らも、所を得て生き生きと活躍している。
バーナム自身も、ショービズを通じて人生で大切なものに気付き、幾多の苦難を乗り越えてハッピーエンドとなる。

ところで、この映画の評価には関係ないが、P・T・バーナムのフリークスショーは相当に美化されているようだ。
戦前に制作されたモノクロ映画「フリークス」には、バーナムのサーカスに所属していた障碍者たちが出演しているが、芸を見せるというより、やはり人々の好奇心をお金に換えるというのが実情だったと思う。
この映画「フリークス」は内容がショッキングなため、英国などでは長らく上映禁止になるほどだった。
私は学生時代に、誘われて今池の左翼系劇場で観たが、確かにメジャーな映画館で上映できるとは思えなかった。
今はカルト映画の一つとしてDVD化されて流通しているので、映画好きな方はご存知かと思う。