パッチ縫い付け

パッチ縫い付け
今回は千葉県の方からご依頼いただきました。
バズリクソンズの2006年モデル、A-1に刺繍パッチの縫い付けです。
夏期用レザーフライトジャケットの元祖であるA-1ジャケットが採用されたのは1927年とのことです。当時はまだファスナーが開発されておらず、前合わせはボタンになっています。残存する実物は極めて少なく、一度も目の前で見たことがありませんが、資料によれば皮革素材も様々なものが使われたようです。バズリクソンズでは何年かおきに思い出したように製作していますが、その度に異なる素材を採用しており、本品にはベジタブルタンニングされた凹凸感のあるブロンコハイドを使用しています。濃茶のアニリン仕上げで渋い色合いです。A-1はカッティング等も後継のA-2とはかなり異なっており、なかなか魅力あるモデルですね。