革命一代男
昨日のニュースより
【ベイルート共同】新作「キャタピラー」などで知られる映画監督の若松孝二さん(74)が4月下旬、映画祭出席のため滞在していたレバノンのベイルートで、同行のカメラマンら2人とともに現地警察に一時拘束されていたことが2日、関係者の話で分かった。郊外の、撮影禁止のルミエ刑務所周辺で撮影したことが理由とみられ、警察署で事情聴取を受け、約7時間後に解放されたという。
(以上引用)
齢70を越えても元気なオジさんです。
私は学生時代、この人が名古屋で主宰したミニ上映会&講演会に出かけていったことがあります。この人は知る人ぞ知る、日本赤軍(アラブの日本人赤軍のことで連合赤軍じゃありません・念のため)のスポークスマンのような存在だった人で、重信房子さん以下、日本赤軍の面々と寝食を共にし、ドキュメンタリーにまとめた「赤軍PFLP」という映画を引っ提げての講演会でした。名古屋の某所にあったミニシアターに集まった人達は、純粋な映画ファンよりも極左の関係者のほうが多かったとおもいます。せまいシアターの中で、若松監督はとうとうと自身の映画人生、アラブへの想いを語っていました。新宿のやくざの組員出身で、ピンク映画の世界から身を起こし、映画監督として一定の評価を勝ち得、やがて革命を夢想するまでになった心情を情熱的な語り口で聴かせてくれました。
その人生を通じて反権力を貫いてきた人ですから、晩年にさしかかった今もその姿勢は変わらないのでしょう。
しかし重信さんも帰日、投獄され、世界同時革命の理想も潰えた今、この革命運動のスポークスマンは何を思い、語るのでしょうか?
新作「キャタピラー」も、多分シネコン系では上映されないでしょうから、ビデオになったら観てみたいと思います。
*本日は祭日ですので営業しております。
【ベイルート共同】新作「キャタピラー」などで知られる映画監督の若松孝二さん(74)が4月下旬、映画祭出席のため滞在していたレバノンのベイルートで、同行のカメラマンら2人とともに現地警察に一時拘束されていたことが2日、関係者の話で分かった。郊外の、撮影禁止のルミエ刑務所周辺で撮影したことが理由とみられ、警察署で事情聴取を受け、約7時間後に解放されたという。
(以上引用)
齢70を越えても元気なオジさんです。
私は学生時代、この人が名古屋で主宰したミニ上映会&講演会に出かけていったことがあります。この人は知る人ぞ知る、日本赤軍(アラブの日本人赤軍のことで連合赤軍じゃありません・念のため)のスポークスマンのような存在だった人で、重信房子さん以下、日本赤軍の面々と寝食を共にし、ドキュメンタリーにまとめた「赤軍PFLP」という映画を引っ提げての講演会でした。名古屋の某所にあったミニシアターに集まった人達は、純粋な映画ファンよりも極左の関係者のほうが多かったとおもいます。せまいシアターの中で、若松監督はとうとうと自身の映画人生、アラブへの想いを語っていました。新宿のやくざの組員出身で、ピンク映画の世界から身を起こし、映画監督として一定の評価を勝ち得、やがて革命を夢想するまでになった心情を情熱的な語り口で聴かせてくれました。
その人生を通じて反権力を貫いてきた人ですから、晩年にさしかかった今もその姿勢は変わらないのでしょう。
しかし重信さんも帰日、投獄され、世界同時革命の理想も潰えた今、この革命運動のスポークスマンは何を思い、語るのでしょうか?
新作「キャタピラー」も、多分シネコン系では上映されないでしょうから、ビデオになったら観てみたいと思います。
*本日は祭日ですので営業しております。