ベルトサイズ詰め
今回は海外旅行で購入されたベルトの長さを詰め、ウエスタンバックルを取り付けたいというご要望でしたが、素材的な問題もあって手間取っています。
ベルト本体は38ミリ幅で、もともとドレス系のクリップ式のバックルが取り付けられていました。
一見本物のクロコダイルのようで、お客様もそのつもりで購入されたようですが、実は動物の革をエンボス加工したフェイクです。クラウン(ワニの背中の突起部分)もリアルに再現されていますが、プラスチックの芯材を入れて形をつけてあります。バックル付け部分をスナップ留めとするため、カットした先端を薄く漉いて折り返す必要があります。しかし一枚革ではなく、裏張りしてコバステッチで縫い合わせてあるため、革漉きは使えません。縫い目を解いて、折り返し部分を手作業で漉いていきます。
画像1/バックル側を15センチ程カットする。クラウン部分は芯が堅くて革包丁で落とすのがやっと。
画像2/コバの縫い合わせを解くと、厚みを出すためのスポンジ材がインサートされている。裏地は合成皮革。
画像3/革剥ぎでスポンジ材を剥ぎ落とした状態。
画像4/薄くなった先端をコの字に再縫製。
本日の作業はここまで。
ベルト本体は38ミリ幅で、もともとドレス系のクリップ式のバックルが取り付けられていました。
一見本物のクロコダイルのようで、お客様もそのつもりで購入されたようですが、実は動物の革をエンボス加工したフェイクです。クラウン(ワニの背中の突起部分)もリアルに再現されていますが、プラスチックの芯材を入れて形をつけてあります。バックル付け部分をスナップ留めとするため、カットした先端を薄く漉いて折り返す必要があります。しかし一枚革ではなく、裏張りしてコバステッチで縫い合わせてあるため、革漉きは使えません。縫い目を解いて、折り返し部分を手作業で漉いていきます。
画像1/バックル側を15センチ程カットする。クラウン部分は芯が堅くて革包丁で落とすのがやっと。
画像2/コバの縫い合わせを解くと、厚みを出すためのスポンジ材がインサートされている。裏地は合成皮革。
画像3/革剥ぎでスポンジ材を剥ぎ落とした状態。
画像4/薄くなった先端をコの字に再縫製。
本日の作業はここまで。