ライブハウス・名古屋ケントス

ライブハウス・名古屋ケントス
名古屋、栄のケントスを訪れたのは何年ぶりだろうか。
オールディーズ専門の老舗ライブハウスで、全国展開しているのでご存知の方は多いだろう。
エルビスやリトル・リチャード、チャック・ベリー、コニー・フランシスといった50〜60年代の王道ナンバーのカバーが中心で、客席の間がダンススペースになっている。
今回はエルビス・プレスリーにどっぷりハマっているお客様からのお誘いで同行させていただいた。
お盆の期間中という事もあり、栄周辺はがらんとしていて交通量も少ない。入店前には、あまり人が少ないとライブは盛り上がらないので心配したが、杞憂であった。地下にあるライブハウスに入店して席に案内されたのは一回目のライブの終盤だったが、すでに数人の年配の方々がツインボーカルのおねーちゃんの歌声にあわせ、ところ狭しとツイストに興じていた。
一回のステージが35〜40分くらいで、インターバルが30分ほど入り、一晩に5、6ステージの演奏がおこなわれる。演目はダブる事は無いし、曲によってボーカルが代わり、レパートリーも案外沢山ある。パンピングのような激しい奏法でキーボードを演奏する女の子が目を引いた。客席の年齢層はかなり高めで、団塊世代の人も多いように思われる。それなりにマナーも良いし、バンドマンとも意思疎通が出来てライブに一体感もある。なかなか楽しい社交場なのだ。
リクエストしたチャビー・チェッカーやエルビスの曲も演奏してもらい、ほろ酔いで久々にツイストを踊り、心地よい疲労感で深夜に帰宅の途についた。
しばらく忘れていたライブハウスの熱気、生演奏の迫力、ダンスの楽しさを思い出した一夜であった。