L.A.ギャングストーリー

L.A.ギャングストーリー
近くの劇場で昨日鑑賞。
舞台は1940年代末のアメリカ西海岸。実在のユダヤ人ギャング、ミッキー・コーエンと、彼の組織を叩き潰すために集められたアンタッチャブルな警察官達の戦い。
ミッキー・コーエンは映画「バグジー」にも登場し、その時はやはりユダヤ系のハーベイ・カイテルが演じていた。今回のショーン・ペンはメイクも含めてちょっとやりすぎだった感がある。かたや警察側のジョシュ・ブローリンは名作「トゥルー・グリット」での悪役とうって変わって実直な軍人上がりの巡査部長を好演している。助演の俳優たちがなかなか魅力的で、ニック・ノルティやジョバンニ・リビシ、ジョン・ポリトといった実力派揃い。「ターミネーター」のロバート・パトリックは別人かと思うくらい老けていたが、ガンマンの生き残りみたいな巡査役で、最後までピースメーカー一丁で戦って良い味を出していた。
ストーリーは単純で、クラシックな勧善懲悪モノに分類される。
ちょっと粗雑でリアリティに欠ける面があるが、個人的には十分楽しめる映画であった。