ジャンゴ…新作の出来やいかに

ジャンゴ…新作の出来やいかに
近々公開されるクエンティン・タランティーノの新作西部劇「ジャンゴ・繋がれざる者」のリーフレットを先日ファニーの次長にいただいた。
ジャンゴと聞いて、すぐにマカロニウエスタンの傑作「続・荒野の用心棒」を思い浮かべる人も多いだろう。ラストシーンで、両手を潰されたジャンゴが、トリガーガードを取り外したリボルバーを使ってファニングで敵を倒すシーンは強烈に脳裏に焼き付いている。
しかし本作はタランティーノのオリジナル脚本ということで、内容には関連性は無いようだ。それでもリスペクトされているのは間違いなく、劇中には元祖ジャンゴのイタリア俳優フランコ・ネロがカメオ出演までしている。本作のジャンゴはなんと解放奴隷の設定で、ジェイミー・フォックスが演じている。他にはクリストフ・ヴァルツやサミュエル・L・ジャクソンら。レオナルド・ディカプリオが今回は敵役で出演している。
ハリウッドの正統派ウエスタンにはないマカロニ(イタリア製)西部劇独特の血なまぐさい映像表現を愛するタランティーノが作った西部劇は一味違ったものに仕上がっているだろう。CGを排し、徹底してロケーションにもこだわった作品らしく、来月早々に公開されたら劇場に観にいくつもりでいる。