店長日記

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A-2カスタム制作中
エアフォースマークも、CBI章同様にウェザリングした上でトリムを取り付け。
ジーンズ裾上げ
セレクトショップさんからの持ち込みでチェーンステッチで裾上げ。
ジーンズの裾上げにつきましては、持ち込み品にも対応しております。
綿100%のカタン糸使用で、糸番手は20番・30番。
糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。

製品持ち込みの場合/¥1,650(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥550)

*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
A-2カスタム制作中
続いて右腕に取り付けるエアフォースマークをペイント中。
標準では左腕に取り付けるエアフォースマークですが、CBI章と組み合わせる場合には右腕への取り付けとなります。
A-2カスタム制作中
描き上がったCBI章には軽くウェザリングして、革リムを取り付け。
今回の革リムは、ヌメ革をアルコール染料で色付けしております。
本日のニュースより
「虎ノ門ニュース」終了へ 7年8か月続いたネット配信番組

インターネット動画配信などをしている「DHCテレビ」がYouTube等の動画共有サービスを通じてライブ配信している番組「真相深入り!虎ノ門ニュース」が、2022年11月18日に終了する。7日の配信終盤で、番組MCを務めるお笑いコンビ「米粒写経」の居島一平さんが、発表した。
2015年4月1日の初放送から7年8か月続いた。なお、終了理由は明かされていない。
(以上引用)

地上波では放送出来ないコンテンツも多々あり、有益な番組だったと思う。
DHC会長の思想を反映したような保守~右寄りのキャスティングだったが、最初の頃はバランスを取るためか、香山リカのような左派言論人も出演していた。キャスターそれぞれに微妙なスタンスの違いがあるし、今や個人のチャンネルで情報発信しているので、この番組が終わったからといって、視聴する側にそれほど不自由はない。
ライブで観たのは一度きりで、2017年の終戦の日、西村真悟先生の出演回だった。
天気が悪かったが、西村先生の後援会関係者が詰めかけて、歩道に人垣が出来ていた。
A-2カスタム制作中
バズリクソンズのA-2に取り付けるパッチ3点。
A-2のボディがピグメント仕上げで擦れ気味なので、それに合わせた雰囲気で制作します。
表面にシボの出た革を切り出し、顔料で下塗り。
CBI章とエアフォースマークは、レッドとネイビーの部分を同色でペイント。
A-2カスタム制作
ベースとなるのはバズリクソンズが2008年に製造したA-2。
ピグメント(顔料)を吹き付けて、それが乾ききる前に拭い取ることで凹凸感を出した馬革。年月が経って結構な貫禄。
今回、フライングタイガースの仕様で、前胸と左右の上腕にパッチを制作して取り付けを行います。パッチ3点も、ボディの雰囲気に合わせてペイント予定。
まずは材料の切り出しから。
ネットでお買い物…デニム用カタン糸
以前からお世話になっている繊維メーカーさんよりカタン糸を購入。
5000メートル巻きの50番手と20番手。ブルー系の50番手はカケツギ修理用で、オレンジの20番手は裾上げの際に使用する。
この繊維メーカーは国内最大手だが、すでにカタン(コットン)糸の製造は止めており、在庫品の販売のみ。色番は多数が欠品しており、残りの中で使えそうな色を見計らって購入。
メーカーの主力商品は、当の昔にポリエステルスパン(撚糸)に移行しており、今時カタン糸の需要はほとんどないのだ。ジーンズの縫製に使われるのも、大量生産のものは丈夫で作業性の良いポリスパンが標準。
カタン糸は、本格的なリプロダクトのメーカー以外は使用していない。
また近年は、コアヤーン(化繊の芯に綿を被せた糸)がシェアを拡げている模様。一見コットン風で、染色性もあり、コットンのように退色もするのでデニムになじみやすい。
メーカーさんにもおススメされたが、今後の検討課題。
本日の修理品/ブルーブルー ジーンズ
前股ぐり付近に穴が開いている状態でお預かりしました。
下前立てギリギリの位置で破れており、縫い代の段差でミシン掛けし辛い箇所です。
デニム生地で裏張りし、色味の近いカタン糸でタタキを入れて仕上げております。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
ベルトサイズ詰め
ケイシイズの極厚ハーネスベルト。
ギフト品らしく、お客様のウエストには少々大きすぎたようです。
バックル側で詰めるのではなく、簡易的に奥に穴を二つ開け足して対応します。
ティアドロップ型のハトメはメーカーオリジナルで、同じ形状のハトメ打ちはありません。
違和感が無いように、丸ポンチと革鑿を使って同じ形状に穴開けしました。
ところで、ベルトのサイズ表記は、メーカーごとに基準がバラバラです。34インチの表記だとしても、ピン位置からセンター穴までピッタリ34インチというわけではありません。ケイシイズの場合は、34インチのジーンズを穿いた状態で装着できる程度に、長さに余裕があります。
ショルダーバッグリメイク
バトラーバーナーセイルズのショルダーバッグを、クラッチバッグとして使えるようにハンドルを制作。
出来るだけ色や質感の近い革をチョイスし、現物合わせで取り付けました。

画像1/厚みを持たせるために裏革を縫い付け。

画像2/付属のショルダーストラップで使用する可能性もあるため、脱着可能なネジ留めとしました。

画像3、4/作業完了。
ショルダーバッグリメイク
バトラーバーナーセイルズの定番ショルダーバッグ。
ホーウィン社のクロムエクセルレザーを使った製品。
お客様のご要望で、クラッチバッグとして手持ちで使えるようにリメイクします。
付属のショルダーストラップを取り外し、D環に取り付けられるループ型のハンドルを別革で制作。
クロムエクセルに近い質感の黒革を選別し、単品制作します。

画像3/現物合わせでレザーを裁断。

画像4/ストラップの留め位置で厚みが出過ぎない様、革漉き。
パッチ縫い付け/ショルダーバッグ
八方ミシンを使って、形の出来上がった袋物にレザーパッチの縫い付けを行います。
ベースはバトラーバーナーセイルズのショルダーバッグ。栃木レザーのオイルドレザーを使用した製品。
下糸の収まるボビンケースが突き出している八方ミシンは、鞄や靴などの平ミシンでは縫製出来ない箇所に対応可能。針の進行方向を縫う物の形状に合わせ、四方八方360度自在に転回させることが出来ます。
本日の修理品/シュガーケーン セカンドジャケット
お預かりしたデニムジャケットの修理の続き。
両脇下の袖付け部分が擦り切れて穴になっているのを補修。
この辺りはミシン作業のやり辛い部分です。二本針巻き伏せの縫い代も欠けているので、テープで補強した上でタタキを入れます。
その他、各シームの環縫い(チェーンステッチ)が10箇所以上糸切れしているので、すべて押さえのステッチを入れて、一通りの作業完了。

画像1、2/両脇下の縫い代は擦り切れて欠損。接着テープで固定してタタキ。

画像3、4/作業完了。
A-2カスタム
ベースは薄めに漉かれたゴートスキンのA-2で、かなりエイジングが進んでいます。
ハンドペイントの第5空章とネームプレートを取り付け。
本日のニュースより
ジェリー・リー・ルイス氏が死去 87歳 50年代後半から人気を集めたロック界の草分け

1950年代後半にチャック・ベリー、リトル・リチャード、エルビス・プレスリーらとともに活躍し、自身を「The Killer」と呼んでいたジェリー・リー・ルイス氏が28日の朝、テネシー州メンフィス南部郊外(所在地はミシシッピ州ネズビット)の自宅で死去。広報担当のザック・フォーナム氏が明らかにしたもので87歳だった。AP通信によれば、同氏の死去を巡っては芸能系サイトのTMZが2日前に“誤報”として訃報を発信していた。
(以上引用)

「ザ・キラー」ことJERRY LEE LEWISの訃報。
天寿を全うしたのが不思議なくらい、メチャクチャな人だったが、音楽性は素晴らしかった。
ロックだけではなく、カントリーやブルースも、独特のパンピングスタイルでピアノ演奏した。
2010年のアルバム「MEAN OLD MAN」では、この大御所の元に集った超一流のメンツとエネルギッシュな演奏を聴かせてくれた。

…合掌
パッチ縫い付け/A-2
フェルト地に、職人さんの手で横振り刺繍を入れたパッチ。
当店で渋染めして中古風に仕上げております。
オイル仕上げで程良く濃淡の出たA-2に縫い付け。
本日のニュースより
「回転寿司ユニオン」結成 スシローのアルバイト学生

回転ずしチェーン「スシロー」で労働問題が相次いでいるとして、アルバイトの男子大学生2人が27日、東京都内で記者会見し「回転寿司ユニオン」の結成を発表した。入念な手洗いなどの準備を勤務時間に含めず、労働時間は5分未満の端数を切り捨てて計算していたと主張。多くの未払い賃金があるとして、全従業員への支払いを求めている。
大学生は18歳と20歳で東京都と埼玉県の店舗で勤務。加入する労働組合「飲食店ユニオン」を通じて8月、スシロー側へ要求書を送付した。スシローは1分単位で労働時間を計算する運用に改めたが、過去にさかのぼっての未払い分支給は拒んだという。
(以上引用)

5分未満の労賃を遡って全従業員分請求するとか、キチガイすぎる。
ユニオンの背景には共産党がいるので、この学生は民青同盟か、身近に党員がいるのかもしれない。
大学時代のアルバイトは、給料を貰いながら社会勉強が出来る学びの場でもあるのに、単に「労働」としか捉えておらず、雇用主に対する感謝も敬意もない。
雇用側からすれば、こんな地雷みたいな奴を雇うぐらいなら、産業ロボットに投資した方がマシに思えるのではないか。
本日の修理品/シュガーケーン セカンドジャケット
お預かりしたシュガーケーンのセカンドジャケット。
全体に手を入れて、着用に支障がない程度に修復しますが、まずはボタンホールと袖口から。

画像1、2/芯糸が抜けた第2と第5のボタンホーを補修。

画像3/左右のカフスの端は擦り切れているので、芯地で補強した上でタタキ。

画像4/カフス修理完了。
L-2カスタム
10年ほど前?にリクエストいただいて単品制作したレザーパッチ。
背景は塗らずに素地の革のままで仕上げ、新品のL-2に縫い付けてお渡ししました。
ヌメ革が色焼けして良い風合いが出ております。
ご本人着用での撮影不可ということで、トルソーに着せて撮影させていただきました。