店長日記

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本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
定番のスリムフィット(SC42014)の股ぐりのリペア。
曲面に合わせ、前後左右それぞれに接着芯で当て布をします。
タタキは、基本的に縦地の目に合わせて、ステッチ痕が目立たないように作業をしております。

画像1/ダンガリーでセルフリペアした苦労のあと。取り外すのが困難なので、そのまま残して上から芯地で接着します。

画像2/股周辺の薄いところをカバーするように大きめに裁断した芯地を接着。

画像3/表から地の目に沿ってタタキ。

画像4/穴の開いたところ以外は、間隔を開けて芯地を固定。

画像5/アフター。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
定番のスリムフィット。
やや薄地の12オンスデニム。
股ぐり周辺が擦り切れており、前後左右ともに当て布してタタキを入れる必要があります。
セルフリペアで裏からダンガリーのような生地で当て布されていますが、仕掛かり前に取り外すかどうか思案中。
エルパソサドルブランケット
久々に入荷した特大サイズ(150×210センチ)のエルパソ・サドルブランケット社のブランケット。
サドル(鞍)ブランケットの名は、もともと乗馬の際に、馬の背中と鞍との緩衝用に挟み込んだことによるもの。
当店では、大阪ファニーさんを通じて輸入したものを長年取り扱ってきましたが、ここ数年の武漢肺炎の影響で世界中の流通が滞っており、入荷状況が悪くなっております。
加えて今後は、戦乱による輸送コストの高騰は必至であり、価格維持も困難になりつつあります。
リビングの床敷きやソファのカバー、車のラゲッジスペースでの利用など、様々なシーンで使える便利なブランケット。
ご興味のある方は、各色揃っているタイミングで、是非店頭にてご覧ください。

価格/6600円(税込み)。店頭販売のみとさせていただきます。

画像/ソファーベッドでの利用例。
ネットでお買い物…グレイニングツール
擬似塗装の分野では、わりとポピュラーなツール。
ラバーの表面に溝が切ってあり、乾ききる前の塗面にこれを当ててスライドさせると、綺麗な木目調の塗装が出来るというもの。
色々なメーカーから同じような製品が出ているが、ラバー面が脱着出来て手入れし易そうな国内メーカーのものをチョイス。
スコードロンパッチ完成
同デザインで背景を変えてペイントした海軍パッチ。
厚手のジャケットに縫い付けるのを前提に、あらかじめ革厚を1ミリで漉き入れ。

画像1、2/背景をヌメのまま残したパッチ。シボの多い革をあえて使用。

画像3、4/ブラウンで地塗りした後、絵柄を入れたパッチ。重ね塗りにより、表面がフラットになり、若干艶あり。
SS追加企画
半袖Tシャツが入荷中のフェローズから、早くも新柄Tシャツの企画書が届きました。
これから生産に入る分ですから、カタログ未掲載の柄ばかりになります。
イレギュラーなサイズにも対応可能ですので、ご興味のある方は店頭にてご覧ください。
スコードロンパッチ鋭意製作中
下描きが出来たら、明るい色から順に着色していきます。
同デザインで背景をヌメのまま残すパッチも、同時進行で…。
店内備品もDIYで
店内北側の天井近くに取り付けたガラスケースは、奥行きが15センチほどしかない。
懇意にしていたミシン屋さんが店舗を建て替える時、長年使っていたこのガラスケースを廃棄するというので、貰ってきたもの。
元々はチーズ巻きの糸を陳列するのに使っていたらしい。それがもう26年も前。
ミシン屋さんは高齢になるまで営業されていたが、数年前に廃業し、すでに鬼籍に入られた。
ガラスケースは、引き戸の木枠だけ白に塗装し、ずっとビンテージの参考品を収めていたが、この度ディスプレイ変更で中身を移動した。
空いたスペースには、軍用のサブマシンガンなど長物を収め、ミリタリーウェアの一隅を演出することに…。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ70505
こちらは店頭で販売しているリーバイスのヴィンテージジャケット。
レプリカではなく、当時物のビッグEです。
店頭でのみの販売ですが、同年代の在庫が数枚あります。コンディションは様々ですが、半世紀前のものですので、どこかしら糸切れがあります。
着用上不都合な部分は補修し、実用レベルに仕上げた上で販売しております。

参考価格/22000円(税込み)
スコードロンパッチ鋭意製作中
以前にもペイントした海軍SS-411のパッチ。
同じ絵柄で、今回は背景色をブラウン系で塗ったものと、ヌメ革の地をそのまま残したものの二種を制作。
ノベルティのご案内
バトラー・バーナー・セイルズのノベルティアイテムのご案内です。
バトラー・バーナー・セイルズのバッグ、革小物をお買い上げのお客様に、馬革製のブックマーク、またはコードなどを束ねるマルチクリップいずれかを差し上げます。
数に限りがございますので、無くなり次第終了となります。
本日の修理品/バズリクソンズ L-2
袖リブに一箇所、小さな穴あき。
放置すると拡がってしまうので、簡易な方法で対策します。
このレベルの穴であれば、接着芯地にも使われている樹脂を粉末にしたもので塞ぐことが出来ます。

画像1/ビフォー。

画像4/アフター。
B-15Cカスタム(追加)
先月、左胸にペイントしたB-15C。
「Fighting eagle」の文字の上に、イーグルの足型を追加しました。
露、北方領土を「特区」指定 日露関係、さらに悪化へ

ロシアのプーチン大統領は9日、ロシアが不法占拠する北方領土を含むクリール諸島(北方領土と千島列島の露側呼称)に進出する国内外の企業を対象に、所得税などの各種税を原則的に20年間免除する法案に署名し、発効させた。ロシアは北方領土を事実上の「経済特区」として企業を誘致し、実効支配を強める思惑だ。
同法案に対し、日本は北方領土での共同経済活動を目指すとした日露合意に反するとして抗議してきた。一方、ロシアはウクライナ侵攻で日本が対露制裁を発動したことに反発。7日には、自国通貨ルーブルによる外貨建て債務の返済を認める「非友好国・地域」のリストに日本を含めた。
日露関係は極端に悪化しており、日露平和条約交渉の先行きは極めて不透明となっている。
(以上引用)

火事場泥棒が、分捕った領土に勝手に外国企業の誘致を始めたが、今の状況でどこの企業が手を上げるというのか(支那の企業?)。
ウクライナ侵略の結果がどうあれ、ロシアの経済破綻は確実。
そういえば、かつて笹川良一氏が、日本領海内に沈んだ帝政ロシアの財宝船「ナヒモフ号」を引き上げて、どん底の経済不況に喘ぐソ連に対して北方領土との交換を提案したことがあった。結果的にサルベージが成功しなかったため、笹川氏が私財を何十億か損しただけで終わってしまったが…。
その後、ソビエトが崩壊し、大混乱の中でエリツィンがロシア大統領になった時にもチャンスがあったが、この時は日本の政権交代で頓挫した。
プーチンが失脚するか暗殺されるかした後、失地回復のチャンスが巡ってくるかもしれない。


謎のレザージャケット、リボーン!
見頃全体の糸切れを裏側から縫い直し、リブも丸胴タイプに交換したレザージャケット。
作業のためにリッパーで切り開いた左右の前端を元通りに閉じて、作業完了。
これでやっと、着用可能な状態に復活。
謎のレザージャケット再生中
10箇所以上あった糸切れの縫い直しが完了したので、袖リブを交換。
袖リブは一度交換された形跡があり、裾リブと同じ平編みニットを筒状にして取り付けてあります。
それを今回、大阪マッシュさんオリジナルの段付き丸胴リブに交換。
裾リブとは微妙に色合いが違いますが、許容範囲でしょう。

画像1/裏地を取り外した前端から手を入れ、袖リブの取り付け部分を引き出す。

画像2/表地(革)と裏地にサンドイッチされて縫い込まれている袖リブを取り外し。

画像3/丸胴リブを表地(革)と裏地に挟み込んで縫い付け。一連の作業は、すべて裏側から「中表」の状態で行うので、裏地を外した状態でこそ可能です。

画像4/交換完了。
N-1カスタム進行中
リアルマッコイズの厚手グログランのN-1ジャケット。
左胸にお客様指定のロゴで文字入れ。
右胸には個人カスタムのレザーパッチが付いていましたが、それを取り外して当方でペイントしたパッチを取り付けます。
B-15Dカスタム鋭意制作中
フリーハンドで筆記体の文字入れ。
ナイロン、コットン地は筆運びがスムーズにいかないので、一筆描きというわけにはいきません。
重ね塗りを繰り返して仕上げていきます。
ドリー・パートンのハートフルソング
最近ネットフリックスで観た作品。
カントリー界のレジェンド、ドリー・パートンが製作指揮(一部出演も)する一話完結のアンソロジー。八話から成るが、各々ドリーの名曲のタイトルが付けられ、それにちなんだストーリー展開になっている。
ドリー・パートンを知らない人でも、「ジョリーン」や、「オールウェイズ・ラブ・ユー」を聴いたことがない人はいないだろう。それらはもともと彼女が作って自ら歌った曲で、日本でヒットしたのはカバー歌手によるものだった。
このシリーズで評価が高いのは最終8話の「オールド・ボーンズ」で、山奥に住む骨を使った占い師の老女と、一帯の土地の買収を手掛ける女弁護士との不思議な絆を描いた作品。
童話のようなステキな小作品だったが、主演のキャスリン・ターナーの変貌ぶりに驚いた。
特殊メイクかと思うほどに、皺だらけの顔、ビア樽みたいな体形で、本物の老女に変貌していたのだ。
すでに60代とはいえ、80年代のスクリーンで活躍していたころの美貌の片鱗も無い。ロマンシングストーンでマイケル・ダグラスと共演したあのチャーミングな女優とはとても思えない。ハスキーな声だけは当時のままだが、今の容姿だと酒で焼けたように聞こえる。老婆の占い師役には貫禄十分で、はまり役ではあったけれど…。
しかし見方を変えれば、アンチエイジングに血道を上げるかつての美人女優達より、役者としての需要は多いのかもしれない。
B-15Dカスタム鋭意制作中
先月右腕にペイントを施したバズリクソンズB-15D。
追加で左胸にお客様がピックアップした絵柄をペイントしていきます。