店長日記

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野放し球根
当店の狭いアプローチスペースには、開花時期を迎えたメキシコ万年草が満開。
黄色一色で、それはそれで奇麗なのだが、少し別の色味も欲しい。過去には別の多年草を植えたこともあったが、上手く育たなかった。
ネットで色々調べて、条件に合いそうな種類をリストアップし、今朝、近くの大きな園芸店に行ってみた。
ところが、候補に挙げた種類は一つも置いていない。お店のおねえさんに、「丈夫で、植えっぱなしで育ち、綺麗な花を咲かせる多年草」と勝手な希望を伝えると、「球根ならあります!」と、強くお薦めされた、その名も「野放し球根」。
なんてストレートなネーミングなんだろうと感心しつつ、即買い。花の名は、「ゼフィランサス・カリナータ」と、「ハブランサス・チェリーピンク」で、絶対に覚えられないので、明日になったら忘れていると思う。
さっそく、蔦とメキシコ万年草の間のスペースに穴を掘り、説明書に沿って植えてみた。
上手くいけば、7月ごろには開花予定。
本日の修理品/ガーディアンベル
分銅(舌)を紛失して音が鳴らなくなったガーディアンベルの修理。
シルバーのデザインチェーンのコマで、使えそうなものがあったので、加工して取り付けました。
可愛らしい音も奏でます(音は後ほどインスタグラムで動画UPします)。

ジーンズ裾上げ
ジーンズの裾上げにつきましては、繁忙期以外は持ち込み品にも対応しております。
今回はフラットヘッドのジーンズ。
3,5センチ短く仕上げますが、元の裾線を解体せずに裁断して縫製出来るのはこの長さまでです。丈詰め分がこれ以下の長さの場合、縫い代出しのための解体とプレスが必要で、550円のアップチャージとなります。
糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。

画像1/製品持ち込みの場合、仕上がり位置は予めご指定下さい。当店でアシストはいたしません。

画像2/縫い代を残し、元のステッチ位置ギリギリで裁断。

画像3/作業完了。

製品持ち込みの場合/¥1650(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥550)

*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
本日の修理品/ガーディアンベル
本来は魔除けとしてバイクの車体に取り付ける「ガーディアンベル」。
チロチロと耳に優しい音色です。
キーホルダーとしてお使いいただいていましたが、内部の留めが外れて分銅(舌)を紛失。
さすがにパーツは無いので、コマ詰めして余ったシルバーのチェーンや端材のストックの中で、使えそうなものを探して修理を試みます。

レザーバッグリメイク
随分前だが、たまたま手に入った毛付きの牛革(ヘアオンハイド)で、いくつかバッグを制作した。
そのうちの一つはナッパ革でマチを付けて容量を大きくしたのだが、どうも中途半端に大きくて、使い勝手が良くない。
そこで、小さく裁ち直してA4サイズの冊子が何冊か入るくらいの大きさに作り変えることにした。
大部分は八方ミシンで縫製し、開き止まりと、底マチ部分はシニューで手縫いする予定。

画像1/両脇と底のマチを取り外し、裁ち直し。

画像2/中表にして側を縫製。
ほぼ満開
今年は少し開花がずれ込んで、GW最終日に満開となったメキシコ万年草。
経産相、ロ産石油禁輸の実施否定 「日本は資源に限界ある」

萩生田光一経済産業相は4日の記者会見で、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長がロシア産石油の禁輸を提案したことに関連し、日本として実施することに否定的な考えを示した。「日本は資源に限界があり、直ちに足並みをそろえてというのは難しい」と述べた。
萩生田氏は「できる国ができることをやっていくことで足並みをそろえていく必要がある」と指摘。バイデン米大統領が週内に先進7カ国(G7)で追加制裁について協議する意向を示したことには「方向性は共有したい」と述べた。
(以上引用)

ウクライナでの戦闘は、いつのまにかアメリカの代理戦争みたいになっている。
ロシアを経済封鎖することで、石油利権はオイルメジャーの思うがまま。
そもそもバイデンが昨年、「ウクライナで戦闘が起きても介入しない」と明言したことも侵攻の一因で、マッチポンプみたいに見えなくもない。アメリカは中東でもそういうことをやっていた。
ロシアが潰れるのは結構なことだが、欧米に追従するだけでは、日本にはメリットはない。
国益優先に考えれば、萩生田大臣の発言はむしろ当然。

トンプソン、リボーン!
木部を「油研ぎ」した後、ウエスとバフでしっかり磨き込んで本体に装着。
木目を生かしたオイル仕上げは、自然で深い色合い。ガンブルーの金属部分との相性も良い。
ところで、史上最もポピュラーな軽機関銃であるトンプソン(トミーガン)は、数多の映画に登場する。
連続発射速度が遅いため、その発射音から、シカゴ・タイプライターとも称される。
印象に残っている劇中シーンを挙げると、「ゴッドファーザー」でのソニー・コルレオーネ(ジェームズ・カーン)の料金所での暗殺シーンや、「アンタッチャブル」で、警官役のショーン・コネリーが、カポネの部下のフランク・ニティ(ビリー・ドラゴ)に銃殺されるシーン。
このあたりは、多くの方(おじさん世代の)のご記憶にあろうかと思う。
八分咲き
GWに入ってから肌寒い日が続き、開花が遅れ気味のメキシコ万年草。
繁殖力が強く、手間いらずで、わずかな土があれば根を付ける。
植栽に使ってみたいというお客様が過去何人か摘み取ってお持ち帰りになっている。
これが満開となると、いよいよ初夏の到来。
トンプソン木部再仕上げ
塗装から24時間経過すると、ワトコオイルが浸み込んで塗面も落ち着きます。
この状態でもう一度塗装し、濡れた状態でサンディング。所謂「油研ぎ」という仕上げ法で、木材の繊維の中にオイルと木屑が入り込んで、表面がより滑らかに…。
暫く置いて、ウエスで磨き込めば完成。

*本日は火曜日ですが、祭日ですので営業いたします。
SS追加企画
フェローズより、SS(春夏)新柄Tシャツの追加第二弾の企画書が届きました。
これから生産に入り、盛夏に納品される分で、カタログ未掲載の柄ばかりになります。
Sサイズにつきましては店頭受注分のみデリバリー可能です。
ご興味のある方は店頭にてご覧ください。

*明日の火曜日は祭日ですので営業いたします。
トンプソン木部再仕上げ
昨日の大雨から一転して、今日は好天。
磨き終えたウッドグリップとストックを、ワトコオイルで塗装。
亜麻仁油が主成分なので、独特の臭いがあるが、ラッカーシンナーのような刺激臭ではないので、屋内使用でもどうということは無い。
色はミディアムウォルナット。刷毛を使うと手入れが面倒なので、専ら百均のキッチン用スポンジを切って使い捨てにしている。
塗ったら一日以上置いて、再塗装する予定。

*明日の火曜日は祭日ですので営業いたします。
本日の修理品/ゲルガ デニムパンツ
国産デザイナーズブランドGERUGAのダンガリーパンツ。
フロントボタンホールの芯糸抜けをリペア。比翼になっている第二ボタンから下のボタンホールもすべてダメになってますが、ホールごとに閂留めが入っており、そのままでは機械が入らないのでトップボタンのホールのみ。
閂留めは、前立ての裏地と、比翼になった下前立てを留め付けています。一旦取り外して再縫製出来なくはないですが、手間が掛かり過ぎるので断念。
ベルトサイズ詰め
バックル側を作り変えてサイズを詰める作業の続き。

画像1/元の折れ山にはバックルピンの収まる長穴が開けられているが、取り付けるオーバルバックルには不要なので省略。二箇所でカシメるための穴あけ。

画像2/バックルとサルカンを通してカシメ打ち。

画像3/作業完了。
ベルトサイズ詰め
店頭持ち込みでベルトのサイズ詰め。
メキシコ製?のウエスタンベルト。ポンチで奥に穴を開け足してご使用になっていたようですが、剣先が長すぎるので、すっきりとバックル側でカットします。
元々開いていた5つ穴のセンターでバックルピンが収まるよう、10センチほど短くします。

画像1、2/ビフォー。

画像3/不要分をカット。

画像4/このベルトは二枚合わせでコバ縫いされており、中心には厚みを増すためのスポンジ入り。縫い目を解き、後ろに回り込む部分の裏革とスポンジを除去。今回は革漉きは使わない。
尾州職人・横振り刺繍パッチ
以前手描きで制作した海軍パッチの絵柄を基に、刺繍パッチを製作依頼。
エンブレムクロスをベースにした刺繍では、ペイントと同じような配色やディテール表現は無理なので、それに合わせた指示が必要になります。
いまだに電子メールをやったことがない刺繍職人のおじさんへの依頼は、コピーした絵柄と指示書をFAXで送り、電話で詳細を詰めるやり方。残り少ないレーヨンのクロスをベースに使用します。
納期については先方任せ。
トンプソン木部再仕上げ
先月、ディスプレイの配置替えの際に、ミリタリーつながりでバズリクソンズのウエア近くに移動したトンプソンのサブマシンガン。
その内の一丁は、40年ほど前、名古屋のユニモール地下街にあったMGCボンドショップで購入したもの。
ダイキャスト製で、実銃並みに4キロ以上ある。今考えると、よくこんな重いものを手に提げて電車を乗り継いで帰ってきたものだと思う。当時は道路事情も今ほど良くなく、車で名古屋まで買い物に出るという発想自体が無かったのだ。
その後何度か引っ越したが、捨てずに手元に置いていた(実際には捨てるのも難しい!)。長い年月を経て、木製のグリップと銃床には傷が多い。安っぽいニス仕上げもイマイチなので、仕上げ直ししてやることにした。
先日、自宅リビングのテーブルとロッキングチェアを再塗装するのに使った「ワトコオイル」が余っているので、これを使ってやろうと思う。
しっとりした艶と、木目の表情が生きるオイル仕上げの方が、実銃のイメージにも近い。
とりあえず分解し、塗装を剥離するところから…。

画像1/1921年型のトンプソンは、アル・カポネや、ジョン・デリンジャーといった禁酒法時代の悪者の御用達であり、第二次大戦では米軍のみならず英軍も正式採用していた史上最もポピュラーなサブマシンガン。銃弾は、コルト・ガバメントと共用の45ACP。

画像2/画像だとわかりにくいが、小傷が多い。機関部の状態は良好。

画像3/本体から木部を取り外し、メッシュシートをセットしたサンダーで古い塗装を剥離。

画像4/400番のサンドペーパーでさらに磨き。角が丸くなり過ぎないように当て材を利用。
五分咲き
毎年GW到来を告げるように開花するメキシコ万年草。
今年は蕾が開くのが遅め。
明日からGW突入で、当店は3日の火曜日も休まず営業いたします。
振興券利用期限まであとわずか
ここにきて駆け込みでご利用になるお客様もいらっしゃいます。
新市長の肝いりで、市民1人あたり2万円分が郵送された地域振興券は、今月末日が使用期限になります。
当店を含め、市内で営業する登録店舗で金券としてご使用いただけますが、期限を過ぎるとただの紙切れになります。
まだお手元にお持ちの方は、期限内に是非ご利用ください。
当店では、500円券、10000円券の区別なくご利用いただけます。
家で洗えますか?
この時期なので、以前の記事を再掲載。
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レーヨン製ハワイアンシャツの洗濯については以前も何度かご説明しておりますが、手洗い、またはネットを使用するなどして家庭用洗濯機でも対応出来ます。
基本的に製品(脇の内側)に付いている洗濯表示には、水洗い不可、ドライクリーニング(石油系)とあります。つまりメーカーの指示としては、クリーニング店に出して石油系の溶剤で洗ってくださいということです。それはデリケートな素材を水洗い可にしてしまうと、無造作に洗濯機に放り込む人も出てきますし、結果として大きな縮みやボタンの破損、衿外回りのパンクなどがありえるからです。メーカーとしては製品トラブルのもとになる家庭洗濯はできるだけ避けてもらいたいということがあるのです。
では現実に水洗い出来ないかといえば、そんなことはありません。むしろ汗や塩分など、水溶性の汚れは石油では落とせないので、夏の衣服は水洗いの方が望ましいとも言えます(脂汚れには石油系の方が有効です)。クリーニング店でも、あえて水洗いを指示すればやってくれる所もありますが、それなりに工賃もかかるので、自宅で行うほうが経済的です。
今回は家庭用洗濯機を使わずに、洗面ボウルを利用して手で押し洗いするやり方をご紹介します。
以下参照。

画像1/洗面ボウルに洗濯洗剤を溶かしたぬるま湯を張る。汚れがひどいときは、ごく少量の酸素系漂白剤(塩素系は不可!)を加えると効果的。

画像2/シャツをしばらく浸け置き。この後、この洗面ボウルで濯ぎ洗いし、軽く絞って水分を抜く。

画像3/洗濯機を使わない場合は脱水が不完全になるので、室内干しは出来ません。外乾しの場合は裏返した方が日焼けによる退色を防げます。干す際に、衿の外周りや、前立て部分の皺を伸ばしてやると形が安定します。

*乾燥後の皺が気になる場合は、2016年06月10日の日記欄をご参照ください。