店長日記

6293

スコードロンパッチ鋭意製作中
数多ある飛虎パッチの中でも、最もポピュラーなデザイン。
同じ絵柄で何枚も制作していますが、一枚ごとに意識的に配色やタッチを変えております。
今回はベースに素仕上げの馬革を使って、地塗りせずに描き込み。
背景はヌメのまま着色せずに残す予定。
ジーンズ裾上げ
以前もセレクトショップさんから、同一のブラックデニムの裾上げ依頼がありました。
糸の配色が変わっていて、表側(上糸)は金茶色、裏側(下糸)が黒で、チェーンは金茶と黒の虎縄状です。
今回表側の金茶の糸(20番コアヤーン)は、製造メーカーから取り寄せたものをお持ちいただきました。下糸の黒糸(30番カタン)は当店のストックです。

ジーンズの裾上げにつきましては、繁忙期以外は持ち込み品にも対応しております。

糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。

製品持ち込みの場合/¥1,650(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥550)

*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
2023年テーラー東洋カタログ
テーラー東洋のスカジャンのみを掲載したカタログです。
毎年秋に、ホワイツビルのアイテムと一纏めに掲載したカタログを製作しておりますが、イレギュラーなタイミングでの追加制作です。
今回は冊数が少ないため、スカジャンをご購入の方に限り、お渡しいたします。
サドルソープで丸洗い
その昔、せっせと販売していたレッドウイングのアイリッシュセッター。
スエードのローカットは、たしか日本での販売窓口が、「ミドリ安全」から「レッドウイングジャパン」に変わったあたりの製品(うろ覚え)。90年代の刺繍羽根タグ付き。本国ではラインナップに無い日本向けの製品が次々と販売され始めた頃の製品だったと記憶。

画像1、2/水を入れた盥にドブ漬けして丸洗い。

画像3/乾燥させる際は時間をかけて日陰干しで…。

サドルソープはその名の通り馬具を水洗いするための洗剤で、表面の汚れや雑菌、古い油分をすっきり落として、革を蘇らせます。
ちなみにサドルソープのコーションにはnot suitable for suede(スエードには不向き)とありますが、スエードで濃色の場合、色落ちや色移りの可能性があるからです。淡色の場合はあまり気にすることは無く、驚くほど綺麗になります。
現在当店では在庫切れで、FUNNYにバックオーダー中。
コペンハーゲンカウボーイ
ネットフリックスで鑑賞。
「ドライブ」のニコラス・ウェイディング・レフン監督による全6話のドラマ。
超自然的な癒しの能力を持った少女が、コペンハーゲンの闇社会を彷徨いながら、その住人たちと絡み合っていく。
出自もはっきりしないボーイッシュな少女は、ほとんど言葉も発せず、人間を超えた「何か」の象徴の様。時に表情を変えることなく暴力的にもなる。少女によって癒しを得られる人もいれば、残酷な結末を迎える人もいる。
これはハッキリと好き嫌いが分かれる作品。
「ドライブ」の様な分かり易い筋立てではない。
この監督のフェミ思想・世界観全開で、シュールで抽象的な表現の連続なので、途中でギブアップする人もいるのではないか。
色使いや陰影は美しく、1990年代のデヴィッド・リンチのテレビシリーズ「ツイン・ピークス」を思い出した。
不思議な魅力を持った作品ではあるが、テンポがスロー過ぎるので、もう少し短い尺でもよかったのではないかと思える。
パッチ縫い付け/MA-1
ベースはバズリクソンズのMA-1で、米軍放出品の刺繍パッチを取り付け。
県外のお客様からの依頼品。
ヒップバッグリメイク
バトラーバーナーセイルズのしなやかな馬革のヒップバッグJA-2290。
ショルダーバッグとして斜め掛け出来るよう、ストラップが長めに取られています。ヒップバッグとして利用の際は、余ったストラップ端を折り返して挟み込むかたちになります。
ヒップバッグ専用でお使いになる場合は、ストラップの余り分を切り詰めてしまったほうがスムーズに装着できます。
ご要望により、店頭にてカットサービスも承ります(ご購入時無料)。


画像1/ビフォー。

画像2/ご指定の寸法で留め具を付け直すため、ストラップをカット。

画像3/留め具を再度取り付け。

画像4/作業完了。
ebay出品検討中
たまに海外のお客様から商品の問い合わせがあるが、あまり積極的に対応してこなかった。
翻訳サイトを使ってのメールのやり取りも面倒だし、成約しても、相手の国によっては通関でトラブったり(昨年アイルランドにEMSで送った際には、当方には何の落ち度もなかったにもかかわらず、EUのバカ税関に返送された)、換金も郵便為替なら楽だが、外国送金だと、わざわざ隣町の「ウエスタンユニオン」まで出向かなければならない。
要するに労多くて功少なしのケースが多いのだ。
しかしebayのプラットフォームに乗せての販売であれば、手数料はかかるものの、商品告知や決済についての手間は軽減される。発送については平素取引のあるヤマト運輸を窓口にして、現地配送業者に依頼したほうが確実なこともわかっている。
2年前から始めたインスタグラムのフォロワーも増え(8割が海外の方)、ダイレクトメッセージで買う気満々の人からオファーもいただいているので、ハンドメイドの商品を中心に販売する方向で検討している。
すでにebayでの販売実績がある人や、地元商工会のツテを頼って情報収集中。
本日の修理品/ファニー キーホルダー
数年前にお買い上げいただいたシェリダンウォレットのキーホルダーの修理。
ナスカンのジョイント部分が摩耗して破損していますので、新品交換します。ナスカンはワンウエイスナップ(雌)で固定されているので、固定部分を削って取り外し、新品を挟み込んでスナップボタンを打ち直します。
ダイキャスト(合金)製のナスカンは、長年の使用でジョイント部分が摩耗することは避けられません。当店では常時各サイズに合わせたパーツをストックしておりますので、即日対応出来ます。
バックペイント完成
今回はレタリングのみのご依頼なので、これで完成です。
字面はお客様のリクエスト。
筆記体にも書体は色々ありますが、細部はお任せいただきました。
ブーツの幅出し
バズリクソンズのチャッカブーツ。
所謂軍靴ではありませんが、当時の飛行兵が個人調達して着用していた写真等が残されています。
着用時に、右足側の親指の付け根が当たって痛いということなので、ピンポイントで拡幅します。
作業は革に湿り気をあたえた上で、伸ばしたい部分のダボ穴にチップをはめ込んだストレッチャーをセットし、ゆっくりと幅を拡げていきます。
エクステリアもDIYで
先日ネット購入した鉢に、植栽。
花種は、近所の園芸店で売られていた宿根ネメシア。
宿根ネメシアは昨年11月にも購入して別の鉢に植えているが、それと同じ種族とは思えないほど葉も花も大ぶりで、花色も鮮やか。
それでも30センチの鉢に植えたので、どうにもスカスカした感じになってしまった。
これから上手く管理して、こんもりとボリュームのある花姿を目指す。
バックペイント鋭意製作中
下地が完全に乾燥したら、いよいよ本塗り。
黄色で一通り塗ってから、赤で影を付けていきます。
A-2カスタム
描き上がったAVGパンダベアのレザーパッチは、コバを少し漉いて厚み調整。
A-2に縫い付けて作業完了。
バックペイント鋭意製作中
下描き線の上から、下地の白でペイント。
レザーの茶色が映らなくなる程度まで、重ね塗りしておきます。
仕上げは黄色/赤になりますが、濃茶の上にそのまま明るい色を乗せることはできないので、必ず下塗りする必要があります。
バックペイント鋭意製作中
他の作業と並行して、ライダースジャケットの背中に文字をペインティング。
字面はお客様のリクエストで、筆記体で描き入れます。
まずは位置決めして、銀ペンで下描き。
スコードロンパッチ鋭意製作中
パンダは先に白い部分を塗っておいてから、黒で縁を追っていきます。
基本的に薄い色の上に濃い色を乗せていくのがセオリーですが、表現の仕方によっては逆になることもあります。
ネットでお買い物…素焼き鉢
昨年末、イエローガレージさんに依頼して傷んでいた外構に手を入れてもらった。
板塀も一新して、そこそこ小奇麗な佇まい。
向かって左側の端に、小さなデッドスペースがあるので、ここにも植栽しようということで、テラコッタの鉢を購入。大手通販サイトでの購入だったが、発送元は、偶然にも常滑市の良く知っている地域にある業者だった(通販専門みたい)。
常滑市は、かつては陶磁器製造が地場産業だったが、ほぼ壊滅。このテラコッタも地元の赤土の植木鉢とは全く異なるし、間違いなく海外製。
直径30センチほどで、やや深めの鉢。
実際に置いてみると、駐車場がかなり傾斜になっているので、鉢も傾いてしまう。
これでは不細工なので、樹脂のスペーサーを削って水平器でバランスを見ながら設置。
何を植えるかについては、検討中。
スコードロンパッチ鋭意製作中
今回は九州のお客様のオーダーで、AVGパンダベアのレザーパッチを制作。
比較的シボが多く、凹凸感のあるヌメ革をベースとして選択。
完成後、A-2に取り付け予定。