本日の修理品
バズのL-2Bのフロントジッパーのスライダーが破損し、メーカー対応にて新品交換させていただきました。このアルミダイキャストのクラウンジッパーは比較的故障の少ないものですが、やはり現代のYKKジッパーのような訳にはいきません。日本が世界に誇るYKK(吉田工業株式会社)にシェアを奪われ、消滅したメーカーだけに、リプロ生産したものには当然それなりの弱点があります。しかし忠実な復刻品には欠かせないディテールの一つです。今回は、ムシやテープは全く傷んでおらず、スライダー(引き手)の変形が原因でジッパーが閉じられなくなっていました。パーツがあれば店頭でも対応出来たのですが、近年メーカーのパーツ管理が厳しく、パーツ交換の場合はすべてメーカー対応になっていますので、わざわざ本体ごと発送して修理させました。杓子定規な対応に少々うんざりしますが、メーカーの立場とすれば部品管理に神経質になるのも理解出来なくはありません。他社製品に流用されたり、偽モノ製造に利用される可能性も無くはないとおもいます。
この製品は初期のM品番で、お買い上げいただいたのは10年以上前ですが、着用頻度も多くなく、通常使用での故障ということで、当店では無料で対応させていただきました。
この製品は初期のM品番で、お買い上げいただいたのは10年以上前ですが、着用頻度も多くなく、通常使用での故障ということで、当店では無料で対応させていただきました。