終戦の日の三ヶ根山・殉国七士廟再訪

終戦の日の三ヶ根山・殉国七士廟再訪
本日は営業日だが、早朝に起き出して家族を引き連れ、ファミリーカーで参拝に行く事にした。
西尾市にある三ケ根山までは、車でなら片道一時間もかからない距離。とくにお盆の時期は渋滞も無い。三ケ根山スカイラインの入り口近くのコンビニに、お供えの酒を買うために立ち寄ると、偶然にも自転車で来ていたお客様と遭遇した。ツール・ド・なんとかに出場出来そうな本格装備で山頂を目指すらしい。
三ケ根山スカイラインの料金所では、切符きりのおっさんから、「今日は右翼が集まってくるし、警察も来てるから気をつけてね!」とご忠告いただいた。
廟の前に到着すると、時間も早かったので街宣車のご一統は見かけなかったが、覆面パトカーが停まっていて、眼光鋭い公安警察の方々が睨みをきかせていた。ボランティアの人達の手で整備されている廟にお参りをすませ、展望台付近へ移動。コンビニ弁当を食べ、比島観音周辺をまわって、お世話になっているIさんの休憩所にご挨拶に伺う。お話していると、さっきの公安の刑事さんが部下を連れてあらわれ、ニコニコと挨拶していった。情報収集も兼ねているのだろう。集まってくる車両のナンバーくらいは記録しているのかもしれない。
一年前のこの日は、山間部がすごい霧で視界不良だったが、今年は蒲郡側まですっきり見通せるほど晴れ渡っていた。
10時前には帰途につき、定時に営業開始。
今日はBGMとして、軍歌、戦時唱歌でお客様をお迎えしております。

画像1/岸信介首相の揮毫による石碑。

画像2/殉国七士の廟。

画像3/山頂からの見晴らし。

画像4/休憩所でコーヒーに添えられたお茶菓子は、台湾で有名なメーカーのものらしい。

注)殉国七士廟には戦勝国の報復裁判でA級戦犯とされた東条大将以下七人の戦争指導者のご遺骨が眠っている。これは埋葬を許可しなかった米軍から有志が奪還し、紆余曲折を経てここに安置される事になった。この七人のA級戦犯とされた方々は靖国神社に合祀されているが、それについて特定の国が不当に干渉してくるのは周知のとおり。