オールソール&メンテナンス
自前のレッドウイング・ペコスブーツです。
これは2276という品番で、スチールトゥの比較的珍しいタイプです。
20年程前のものですが、国内では未販売のもので、当時アメリカ本土で買い付けてきて、店頭でも販売していました。当時、レッドウイングは国内での流通量自体が少なく、付加価値もあって非常に魅力的なブランドだったのです。量販店が大量に扱うようになった現在ではブランドイメージが低下してしまいましたが…。
年月が経ちましたが、赤みの強いオイル革は、適度なメンテナンスでしなやかさを保っています。クレープソールの交換時期だったのでオールソールの修理に出しましたが、今回はオリジナルのミッドソール(コバとソールの間の層)をはずし、4ミリ厚の牛の床革を二枚合わせにして縫い付けてもらいました。いわゆるダブル・ミッドソールというやつです。ゴロンとしたトゥのフォルムが強調されて、より無骨な感じになっています。
定期的なメンテナンスには画像のニーツ・フットオイルを使用しています。これはその名の通り牛の足の油分を煮詰めて抽出したオイルですが、非常に塗り易く、保革油としてはすぐれたものです。ミンクオイルのように、拭き取りをしないとロウ質が固まってしまうようなこともありません。私の知る限りでは本職のレザークラフト職人にも愛用者が多いです。浸透性が強いので、塗った部分は褐色に変化します。店頭で販売しておりますのでご入用の方はお尋ねくださいね。
これは2276という品番で、スチールトゥの比較的珍しいタイプです。
20年程前のものですが、国内では未販売のもので、当時アメリカ本土で買い付けてきて、店頭でも販売していました。当時、レッドウイングは国内での流通量自体が少なく、付加価値もあって非常に魅力的なブランドだったのです。量販店が大量に扱うようになった現在ではブランドイメージが低下してしまいましたが…。
年月が経ちましたが、赤みの強いオイル革は、適度なメンテナンスでしなやかさを保っています。クレープソールの交換時期だったのでオールソールの修理に出しましたが、今回はオリジナルのミッドソール(コバとソールの間の層)をはずし、4ミリ厚の牛の床革を二枚合わせにして縫い付けてもらいました。いわゆるダブル・ミッドソールというやつです。ゴロンとしたトゥのフォルムが強調されて、より無骨な感じになっています。
定期的なメンテナンスには画像のニーツ・フットオイルを使用しています。これはその名の通り牛の足の油分を煮詰めて抽出したオイルですが、非常に塗り易く、保革油としてはすぐれたものです。ミンクオイルのように、拭き取りをしないとロウ質が固まってしまうようなこともありません。私の知る限りでは本職のレザークラフト職人にも愛用者が多いです。浸透性が強いので、塗った部分は褐色に変化します。店頭で販売しておりますのでご入用の方はお尋ねくださいね。