スプリットレザー

スプリットレザー
what's newでご紹介したFUNNYの新作ショルダーバッグですが、数が少ないので、H.PにはUPしておりません。勝手ながら今回分は店頭販売のみとさせていただきます。
このバッグの素材は牛ベロアとよばれる牛革のスプリットレザーです。食肉の副産物として生産される革は、用途に応じて一番表側の銀面付き(スムースレザー)、銀面の下層のスプリットレザーに分けられます。価格的にも銀面付きが最も高くなり、スプリットは余剰品のような扱いですが、FUNNYではバッグやモカシン、小銭入れなどにうまく利用し、値頃感のある商品を生産しています。染色性が高くて縫製し易く、温かみのある製品に仕上がります。
蛇足ですが牛ベロア(スプリット)とヌバックが混同されることがありますが、ヌバックは銀面付きの表革の表面を削って毛羽立たせたもので、高級なレザーの一種です。
またスエードというのは銀面付き(スムースレザー)の裏面を使用したときの呼び名で、これもまた別物です。
そしてスプリットやスエードがバックスキンと呼ばれることがありますが、これはあきらかな間違いで、バックスキンのバックはBUCKで、鹿革の総称です。表裏には関係なくBUCK SKINはバックスキンなんです。でもBUCKをBACKとする誤用が広まりすぎてしまったので、アパレルメーカーのカタログにすらそのような(誤)記載が見られます。