シリコンオイルタンク増設

4月に地縫いミシンをセミオーバーホールしたついでに、ミシン糸の糸切れを軽減するためのシリコンオイルタンクを設置した。
タンクを糸道のどこかに固定してオイルを入れ、タンク下部のフェルトに糸をくぐらせることで潤滑性をもたせる仕組み。
これが思った以上に効果があるので、さらに買い増しして、3台のミシンに合計4箇所取り付けた(内一台は上糸と下糸の糸道両方)。
当店では、裾上げやカケツギにカタン糸(綿糸)を使用するので、均質なポリエステル糸よりも抵抗が強く、どうしても糸切れし易い。それをかなり低減できるし、ミシンオイルと違って服にシミを残す心配もない。
ただ、元々工業用のミシンにポン付け出来るわけではなく、糸立てから糸調子を調整するダイアルまでのどこかに工夫して取り付けなければならない。
それもタンク本体を水平に設置しなければいけないので、現物合わせでステーを作ったりして、そこそこ手間はかかるのだ。