本日の修理品/ロンウルフ エンジニアブーツ
シャフト上端のパイピングが破れた状態のスエードエンジニア。
パイピング部分は別革で伏せ縫いされていますが、これを取り外して新しく付け直すのは、以下の理由で難しいです。
*メーカーの修理対象外であり、適合する材料の供給もないこと。
*パイピングは、シャフト後ろのバックステイと、脇の開口部に挟み込んで縫われています。パイピングを取り外すとなると、かなりの部分を解体する必要があること。
*革は布とは違い、繊維を切りながら縫製されているので、糸を抜いてもミシン目は残ったままになります。解体、再縫製で同じところを縫うと穴が増え、強度が落ちること。
現実的な方法として、擦り切れて捲れ上がった部分は接着し、コバ縫いの内側にステッチを入れて補強を行います。
画像1/擦り切れて捲れ上がったパイピング。
画像2/革用の接着剤を塗って乾かす。
画像3/ハンマーで叩いて圧着。
画像4/接着面が安定するようクランプで固定。
パイピング部分は別革で伏せ縫いされていますが、これを取り外して新しく付け直すのは、以下の理由で難しいです。
*メーカーの修理対象外であり、適合する材料の供給もないこと。
*パイピングは、シャフト後ろのバックステイと、脇の開口部に挟み込んで縫われています。パイピングを取り外すとなると、かなりの部分を解体する必要があること。
*革は布とは違い、繊維を切りながら縫製されているので、糸を抜いてもミシン目は残ったままになります。解体、再縫製で同じところを縫うと穴が増え、強度が落ちること。
現実的な方法として、擦り切れて捲れ上がった部分は接着し、コバ縫いの内側にステッチを入れて補強を行います。
画像1/擦り切れて捲れ上がったパイピング。
画像2/革用の接着剤を塗って乾かす。
画像3/ハンマーで叩いて圧着。
画像4/接着面が安定するようクランプで固定。