ビュイック始末記 (ラジエター編)

ビュイック始末記 (ラジエター編)
旧車に乗った経験の無いほとんどの人は、ラジエターの水量を目視で確認したことなどないに違いない。
故障でもない限りはラジエターのクーラントが目に見えて減っていくことなどありえないからだ。
しかし、この車両のラジエターにはもともとサブタンクが付いておらず、水温が上がった時には圧力がかかって、ラジエターキャップの脇に付いたホースからクーラントが外へ自動的に排出されるのである。…早い話が垂れ流し状態なのだ。暑い時期にひとっ走りすると、MAXでコップ一杯くらい減ってしまうので、いつでも補充出来るようにトランクにクーラントを積んでいる。サブタンクを後付けしてクーラントが環流するようにすればいいのだが、まぁそこまではいいやという感じでそのままである。
まだまだ気温の高いこの時期には乗車前に水量のチェックは欠かせない。

注/キャップの付け根の茶色はサビじゃありません。接ぎ目からにじむ程度の水漏れがあったので、耐熱コーキングを塗って塞いだ跡です。