国民年金一考

本日のニュースより

<国民年金>未納率40.7%…最悪を更新 
厚生労働省は13日、10年度の国民年金保険料の未納率が40.7%(09年度40.02%)となり、過去最悪を更新したと発表した。2年連続で4割を超え、5年連続の悪化となった。要因として、比較的未納率が低い55〜59歳の加入者割合の減少や、所得が低く、保険料(10年度1万5100円)負担が難しい非正規雇用労働者の増加などを挙げている。
(以上引用)

今の制度では確実に破綻することが目に見えているので、払いたくても払えないというよりも意識的に払わない人も多いのではないか。
私の年代ですら、よほど長生きでもしない限り、払った分の給付は受けられません。それでも払い続けているのは、この制度は年金だけではなくて、死亡したときの遺族年金や大怪我を負ったときの障害年金がセットになっているからです。つまり最低限のリスクコントロールの意味があるのです。このことは調べれば誰でもわかることですが、政府が上手く広報しないので、自営業者でも知らない人がいるのです。マスコミも給付制度にのみ焦点を当てて報道するので、よけいに納付率の低下を招いてしまいます。

追記/「消えた年金問題」の追及で民主党政権実現に功績のあった長妻昭氏を最近見かけませんがお元気なんでしょうか?
制度改革など夢のまた夢、そもそも社保庁内で年金記録をメチャクチャにしたのは民主党支持母体の自治労で、それを政権奪取のためのパフォーマンスに都合良く利用しただけのことだったと思います。