ビュイック始末記(シフト機構編)

ビュイック始末記(シフト機構編)

この車は私の手元にくる前の段階で、元々付いていたステアリングコラムを取り外してB&Mのフロアシフトに変更されている。
この方がよりスポーティなイメージはあるが、私としては、本当はコラム式の方がアメ車らしくて好みではある。昔乗っていたマーキュリーの大きなワゴンは前席三人掛けで、コラムにベンチシートだったが、助手席側からもすんなりと乗り込めて便利だった。
しかしあえて元に戻すのも大変だし、シフトに関してはこのままいこうと思っている。
ところでこのB&Mのシフトは普通のフロアシフトと操作性が異なり、P・R・N・Dの間はノブを上に引き上げてチェンジしていくが、D・2・1の間の操作は、ノブを軽く手前に引いたり、押したりするだけでカチカチとシフトチェンジする。以前にこの車に搭載されていたのが454CI(7400CC)のビッグブロックで、そのときのドラッグシフトがそのまま残っているということだ。今のエンジンで通常走行するときに何かイミがあるかというと何にもなく、なんとなく速そうな雰囲気を醸し出しているにすぎないのだが。