大阪出張

大阪出張
昨日は天候不良の中、久々の大阪出張。
午前中に東大阪にあるファニー本社を訪ね、午後からは心斎橋のレンタル会場で行われる東洋エンタープライズの秋冬モノ展示会を廻る。
ファニー本社では現物商品中心の商談になるので、雑貨小物類を中心にピックアップ。
昨年から当社を担当してくださっている伊藤氏と、市況について情報交換。若社長をお見掛けしないと思ったら、旗艦店である梅田の阪急メンズ館(旧ナビオ)のスタッフに欠員が出て、急遽自ら店頭に立っているとのこと。梅田店は、私が学生だった頃からあり、当時から細部まで拘った店のつくりの豪華さ、ハイエンドな商品展開で、他の直営店と一線を画していた。大阪でサラリーマンをしていた頃、ここで購入したアナコンダのブーツはいまだに手元にある。気軽に入れる店ではないが、正統派のウエスタンショップでは日本一だと断言できる。
午後からは心斎橋に移動したが、いまだに武漢肺炎の影響で、繁華街も人は少ない。
食事をとっていなかったので、展示会場の近くの中華料理店に飛び込んだが、客もまばら。時間もなかったので、目についた定食をオーダーした。ところが、これがちっとも出てこない。しかも私の後に入店したオッサンの注文した料理が先に出ているじゃないか…。注文を取りに来た支那人のババアがミスったのかもしれない。イライラしたが、展示会アポの15分くらい前に運ばれてきて、急いでかき込んで会場に向かう。
肝心の東洋の展示会だが、今回はシュガーケーンの定番ラインや、テーラー東洋のスカジャン、ホワイツビルのカットソーが中心。そこで担当の野崎氏から重要事項として、デニム定番商品の値上げを告げられる。すでに決まっているバズリクソンズの値上げに続いての価格見直し。曰く、シュガーケーンの定番商品は、ちゃんと原価計算すると、利益が出ていないらしい。今更何言ってるの?みたいな話なのだが、近年の原材料の高騰もあるので、持ちこたえられないということである。ちなみにジーンズは定番SC41947で、2000円アップの16800円(税別)となる。他のアイテムもそれに準じる。
それでも本格的なアメカジメーカーとしては、商品の質と価格のバランスを考えれば、最もコストパフォーマンスが良いメーカーには違いない。高品質な商品をつくるメーカーは他にもあるが、生産規模が小さくて外注が多かったりして、ムダに高いケースが多いのだ。一般消費者には分かり辛いことだが、最も高いものが最高品質というわけではない。
帰りも雨に降られつつ、夜帰着。