バクダッドスキャンダル

バクダッドスキャンダル
今回もレビューで評価の高かった作品をレンタル。
実際にあった国連最大のスキャンダルを基に映画化された作品。
戦乱の続くイラクで、国連による人道支援プログラムが、実際には巨大な石油利権の温床になっていたという事実。世界的な企業や投資家、政治家から宗教教団にまで寄ってたかって食い物にされ、支援の食料は充分に末端には届かず、医薬品の多くは期限切れのものにすり替わっていた。
それには国連幹部も深く関わっており、善意の国連職員は口封じに暗殺される始末。それらが主人公の実名告発によって明るみに出る。
公になって以降も国連事務総長は内部調査に消極的で、実態解明にはほど遠い。
なんとも救いようがないが、これが国際連合の「平和維持活動」の一面。