良書であるため、ご紹介
『わが「軍師」論』佐々淳之著 文春文庫
危機管理一筋、百戦錬磨の初代内閣安全保障室長、佐々淳行氏の「軍師」論。
歴史上の人物を引用した氏の軍師論は明解で、古今東西、長期安定政権には必要不可欠な軍師、さらには屈強な鬼軍曹の不在が、今日の短命政権の連続を招いていると説いています。佐藤、中曽根、小泉内閣時代に辣腕をふるった番頭達と、短命政権の取り巻きのイエスマン達とを対比させ、その違いをはっきりと指摘しています。
佐々氏自身も野に下ってから、前回の東京都知事選で劣勢にあった石原慎太郎氏の選対本部長として大病をおして出陣し、危機管理の手法を取り入れた戦法で圧勝に導いた実績から、石原都知事の軍師として高く評価されています。
そしてライフワークとして真の人権擁護、民主主義について語り、現代日本の病根ともいえる行き過ぎた人権主義に警鐘を鳴らしています。
佐々氏の著作は、どれも硬派のテーマながらとても読み易く、ユーモアとウィットに富んでいます。
厳しいながらも暖かい視点で人を見ているのが伝わってきます。
もう一度、この方に指揮杖を取ってもらい、石原氏再選に力をふるってほしいもんです。
危機管理一筋、百戦錬磨の初代内閣安全保障室長、佐々淳行氏の「軍師」論。
歴史上の人物を引用した氏の軍師論は明解で、古今東西、長期安定政権には必要不可欠な軍師、さらには屈強な鬼軍曹の不在が、今日の短命政権の連続を招いていると説いています。佐藤、中曽根、小泉内閣時代に辣腕をふるった番頭達と、短命政権の取り巻きのイエスマン達とを対比させ、その違いをはっきりと指摘しています。
佐々氏自身も野に下ってから、前回の東京都知事選で劣勢にあった石原慎太郎氏の選対本部長として大病をおして出陣し、危機管理の手法を取り入れた戦法で圧勝に導いた実績から、石原都知事の軍師として高く評価されています。
そしてライフワークとして真の人権擁護、民主主義について語り、現代日本の病根ともいえる行き過ぎた人権主義に警鐘を鳴らしています。
佐々氏の著作は、どれも硬派のテーマながらとても読み易く、ユーモアとウィットに富んでいます。
厳しいながらも暖かい視点で人を見ているのが伝わってきます。
もう一度、この方に指揮杖を取ってもらい、石原氏再選に力をふるってほしいもんです。